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店主のつぶやき

10年愛

2016.10.09|Blog, 店主のつぶやき

37のレース刺繍モチーフ「forestparade」

minä perhonen を代表するテキスタイル。

 

初めてこのレースを手にしたあの日

「この美しさをいつか自らの言葉で話してみたい」

そう心に強く決意した憧れのテキスタイルです。

 

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minä perhonen

「malm」forestparade No Collar Coat

light gray / dark gray

36 size

¥110000+tax

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前下がりのあるノーカラーデザイン。

インナーを問わずストールも映える女性らしいネックライン。

 

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ドロップショルダーでニットや袖幅の広いインナーなど

重ね着のしやすい作りになっています。

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ざっくりした布地ですがとても柔らかに肩曲線を描きます。

 

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背面は立体パターンの一枚布仕様。

布の動きがとても美しい仕立です。

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INNER:evam eva

SKIRT:Pois E「OPERA」A Line Circular Skirt

SHOES:Quilp by Tricker’s

コートの素材感に合わせてざっくりとしたニットを。

比較的厚手のインナーを着て頂いても

スッキリとしたシルエットが魅力的です。

レースモチーフのベージュに合わせて

あえてブラウンのアイテムで秋らしく。

 

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肩線に合わせたゆったりとしたシルエットです。

 

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ソルブロンという特殊な糸を溶かすことで生まれる

レース刺繍は一着のコートの長さを編むのに

約二週間の長い時間を要します。

 

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ベース生地はツイードのようにざっくりとした

とても表情豊かな織組織で目を凝らすと

たくさんの色が使われたメランジで織られていることがわかります。

グレーのベースにはイエローやベージュが混ざり合い

奥深いグレージュ色を構成しています。

 

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肘下からはとてもスッキリとした袖です。

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INNER:evam eva Knit Rib Crew Neck

PANTS:evam eva Knit Salouel Pants

SHOES:Quilp by Tricker’s

HAT:Pois E「MARY」Beret

秋冬らしく全てウール素材でコーディネート。

チャコールグレーのようなダークグリーンにライトグレーのレースモチーフに合わせて

グレーの濃淡グラデーションにして。

 

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「forest parade」が出来たその日

デザイナー皆川明氏は

「もうミナをやめてもいいと思った」

と思ったほどだそうです。

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ダークグレーにはベージュやグリーンやブルーが混じり合い

布そのものが森の景色を描きだして

美しきレースモチーフを讃えているかのようです。

 

「forest parade」

デザイナー皆川明氏の手跡を忠実に刺繍機に読み込ませるのは

ミナが初めてのコレクションで作り出した「hoshi hana」以来

20年以上に渡りミナの刺繍を請け負う神奈川レースの佐藤さん。

皆川さんが原画を描く際にどのように手を動かしていったか

それを想像しながら刺繍機に記憶させていくそうです。

私が伺う曜日の展示会には佐藤さんがいらっしゃる事が多く

展示会に伺いお話をきくことは楽しみのひとつです。

 

皆川さんが「やめてもいいと思った」

「forestparade」の刺繍が出来た日。

佐藤さんは何を思ったのでしょう。。。

いつか聞いてみたいと思います。

 

この世にも美しき刺繍を初めて手にした日

「いつかこの美しさを自らの言葉で話してみたい」

そう心に強く決めた日から10年がたちました。

 

拙著『幸服の重ね着』内の「運命の白い糸」での

皆川さんとの会話の中で私はこう言ったのです。

「どうしてそんなにもミナを取り扱いたいの?」

「直営店にはミナを既にご存知のファンの方がいらっしゃいます。

セレクトショップとして未だミナを知らない方にミナを知って頂きたいのです。

ミナのお洋服のある日常がどれだけ幸せかを伝えたい。」

 

この世にも美しき刺繍を初めて手にした日

「いつかこの美しさを自らの言葉で話してみたい」

その想いを皆川さんに叶えてもらって5年半がたちました。

 

こちらのお品物はONLINESHOPでもご購入いただけます。

是非ご利用ください。

見渡す限りの美しさ

2016.10.04|Blog, 店主のつぶやき

どこまでも愛し続けていただける。

なんて幸せなことなのだろう。

幸服を重ね続けるスカートのご紹介です。

 

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Pois E「OPERA」A Line Circular Skirt

one size

¥15,000+tax

 

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肌触りの良いとても柔らかなコットンツイル。

スカートを仕立てるのに最適な生地選びです。

薄すぎず厚すぎずな生地感で一年を通して愛用いただけます。

 

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black / white

FOR poefu brown (タグ表記はkhaki) / FOR poefu grege (タグ表記はbeige)

モノトーン2色と中間色の2色を別注しております。

 

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INNER:ORDINARY FITS BARBAR SHIRT PULLOVER

OUTER:nitca Sheep Leather Rider’s Jacket

SHOES:Quilp by Tricker’s

秋から初冬はOPERAの美しさを十分に楽しんで。

ショート丈のレザーブルゾンでスカートを着崩します。

今日はあえて茶色のお靴を選んで。

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black

もとはこのブラック1色のみで始まりました。

デザイナー平岡さんが大切にしている「黒」の表現。

だから最もPois Eらしく最も「OPERA」らしい色。

 

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INNER:humoresque Silk Wide Gather Blouse

OUTER:TOKIHO Wool Linen Twill Coat

SHOES:OFFICINE CREATIVE FOR poefu cenere grey

黒と同じくPois E らしい真っ白なスカート。

秋冬の白いボトムスはさし色として

とても印象的なコーディネートがしていただけます。

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white

ウエストのゴムが二段で据えられているので

タックインスタイルもおすすめです。

 

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INNER :evam eva cashmere rib pullover knit

OUTER:minä perhonen 「malm」forestparade coat

SHOES:Quilp

冬のアウターから顔を覗かせるスカートの裾。

それでけで女性らしくなる一枚のスカートの強さ。

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FOR poefu brown(タグ表記はkhakiになります)

グリーンがブラウンに混ざり合う絶妙な中間色。

もちろん秋らしいコーディネートが似合う色ですが

春夏には麦わらやカゴ鞄とも相性が良さそうです。

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INNER:Veil like a silk cut&sewn

OUTER:nitca FOR poefu 「trompel’oeil」Jacket

SHOES:OFFICINE CREATIVE FOR poefu cenere grey

今秋別注で復刻していただいたnitcaの名作

美しきだまし絵=trompel’oeilジャケットに。

poefuらしいコーディネートらしいひとつです。

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grege(タグ表記はbeigeになります)

上品なグレージュ。

透け感が無く秋冬多くなる濃色とのコーディネートが

していただきやすいお色です。

 

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鏡の前に立つシルエットの美しいスカートをはいたお客様。

お客様は鏡越しに正面の姿を見ています。

私はそれをいつも横や斜め後ろから見ています。

どの角度から見ても等しく美しい。

見渡す限りに美しきこのスカートを愛し続けて頂ける幸せ。

愛されることの宿命を背負った幸せなお洋服。

これからもそんな大切な幸服を重ねて。

 

こちらはONLINESHOPでもご購入いただけます。

是非ご利用ください。

想像して

2016.09.18|Blog, 店主のつぶやき

展示会が始まる前には色々な想像をしてみます。

 

昨年の暖冬のことを考えると

そのものが温かすぎるアウターよりも

インナー調整で夏以外の3シーズンは着れるもの。。。

 

Pois E「OPERA」スカートをはじめ

サルエルやワイドパンツなどのボトムスボリュームに

コーディネートしやすいもの。。。

 

ワードローブの中で同じような雰囲気にならずに

EEL「サクラコート」のように

アウターだけど気軽に洗えるもの。。。

 

そんなこんなを頭の中で色々と想像しながら出た答え。

今秋冬の展示会が始まる前に探していたもののひとつ

「厚手すぎない短め丈の羽織もの」

 

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FIR MUM

Shrink Cotton Oxford Blouson

light grey

XS size

¥29,500+tax

(モデル身長153cm)

 

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ゆとりのあるボックスシルエットは

インナーで温度調整をしやすい3シーズンに着て頂ける羽織。

秋口から初冬まではウールやカシミアのニットなどで

春先からはブラウスやカットソー一枚で。

メンズライクでベーシックなステンカラーコートのような佇まいが

長く愛用できるシンプルなデザインです。

 

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一番の特徴は首周りのデザイン。

大きく前下がりをとって首詰まりをなくしています。

 

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襟元を立ててもオフネックで女性らしい首周りに仕上がります。

 

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お尻が隠れるくらいの着丈です。

ベーシックなボトムスはもちろんですが

スカートやキュロットにワイドパンツ、サルエルなど

フェミニンなものを選んで頂く事をおすすめします。

 

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PANTS:NO CONTROL AIR Swim Wear Ratine Wide Pants

SHOES:OFFICINE CREATIVE FOR poefu cenere

 

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濃色のアウターが多くなる秋冬。

スプリングコートだとベージュをお持ちの方も多いと思います。

手持ちのアウターワードローブに無さそうな色で

季節に応じての色合わせを楽しみながら

3シーズンを着こなせそうなライトグレーを選びました。

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鉄の小釜で煮詰めるように染色する東炊きのライトグレー。

柔らかで上品な色に染めあがる染色法です。

自然に生まれる表情豊かなシワの生地感も東炊きの特徴のひとつ。

ふわっとした仕上がりの軽やかさで肌触りの良さと同時に

お洗濯やアイロンでも取れない形状記憶のシワが

気兼ねなくお洗濯出来る利便性も兼ねています。

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身頃と同じ肩線のドロップショルダー。

ドルマンスリーブや袖幅の広いワンピース

冬に向けて厚手のニットなどのインナーにも対応してくれます。

 

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袖裏地は無く大見返しの身頃半裏仕立てになります。

 

「厚手すぎない短め丈の羽織物」

想像してみるときっと便利な羽織物。

お手持ちのお洋服との3シーズンコーディネートや

アウターワードローブのバリエーションとして

バイヤー気分で想像してみてもらえると嬉しく思います。

 

こちらのお品物はONLINESHOPでもご購入いただけます。

是非ご利用ください。

「着て欲しい」と「着てみたい」

2016.09.06|Blog, 店主のつぶやき

humoresque の展示会には心躍るお洋服との出逢いがあります。

デザイナー渡辺由夏さんの意思と意志。

強く色濃く映し出されたお洋服との出逢いに。

「着てほしい」

バイヤーとして素直な気持ちでオーダーしたお洋服のご紹介です。

 

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humoresque

gather robe dress

purple / pink

M size

¥60,000+tax

(モデル身長153cm)

 

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pink / purple

目を閉じると手に触れるのは本物の桃の表面のような

微起毛したピーチフェイスの生地。

個人的に大好きな生地の風合いです。

カシミア9%を含んだ滑らかなコットンツイルは

優しい温かさで身を包んでくれそうです。

humoresque ならではな上質な生地選びに加えて

ピンクとパープルだけの2色展開です。

微起毛した生地感が華やかな色の上を

淡くモヤをかけたように白く包み込みます。

 

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pink

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横姿にウットリ見とれてしまう本当に美しいローブ。

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ポケット下に寄せられたギャザーが背面に向けて

美しいバックトレーンを描くドレスシルエットです。

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背面はスプリットダーツでコートのように広がります。

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ノーカラーの首周りのカッティングも美しい仕上がりです。

 

 

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purple

INNER:ORDINARY FITS Barber Pullover Blouse

SKIRT:maison de soil Cotton Silk Gather Skirt

SHOES:OFFICINE CREATIVE FOR poefu cenere

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シンプルでベーシックとは言い難いこのお洋服は

たくさんの方に向けてのお洋服では無いかもしれません。

「着てみたい」

そんな風に自然と心が動かされた方のもとへ旅立っていく

きっと幸せな運命を持ったお洋服。

 

こちらはONLINESHOPからもご購入いただけます。

是非ご利用ください。

 

シャイなお洋服

2016.09.04|Blog, 店主のつぶやき

ある日突然届いた手紙(展示会インビテーション)。

差出人の名前はTOKIHO。

出逢いの物語をお洋服とともにご紹介する第二話。

第一話でご紹介したワンピースと同じ生地を使用したブラウス。

こちらも春にご紹介に至れなかったものを

わがままを言って秋物として作っていただきました。

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TOKIHO FOR poefu

Molly Linen Cotton Wide Gather Blouse

Black

one size

¥31,000+tax

 

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生地はリネンコットンツイル。

手触りは地厚なハリを感じる生地ですが

経糸にスーピマコットン緯糸にはフレンチリネンを使用していて

着てみるととても着心地が良い事に驚きます。

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スーピマコットンのツヤ感がギャザーによって美しい陰影を描き出します。

低めの台襟とショートポイントのレギュラーカラー。

少しだけメンズライクな襟元がギャザーのフェミニンさと

甘さ控えめにちょうど良いくらいに混じり合います。

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襟を立てての着こなしもとても素敵です。

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後ろに流れるような裾が印象的な横姿です。

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後ろにもたっぷりとギャザーが寄せられます。

地厚な生地感が凹凸をくっきりと浮かび上がらせます。

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デザイナー吉田季穂(ときほ)さんは元パタンナー。

このブラウスも計算し尽くされたパターンで

身頃のAラインとスッキリとしたアームシルエットが

黄金比率のように互いに共鳴し合う美しい仕上がりです。

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PANTS:ゴーシュ カツラギワイドパンツ(sold)

SHOES:OFFICINE CREATIVE FOR poefu cenere

 

こちらはONLINESHOPからもご購入いただけます。

是非ご利用ください。

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前情報を入れずに伺った「TOKIHO」展示会場は

中目黒の古着店「Olgou」二階マンションの一室。

天井の低い6畳ほどの小さな部屋に吉田季穂さんがいた。

静かに置かれた15点ほどのお洋服たち。

ただのマンションの一室であるはずのその場所は

本人もお洋服もどこかモノクロームというかセピア色のような世界。

ぼそぼそとお話くださるお人柄はすぐに人見知りだと判る。

annabelle 伊佐さんからのあの一言

「デザイナーが油絵を描いていて。。。」の真相に触れる前に

お洋服の説明をしてくださる季穂さんの会話の途切れたところ

どうしてpoefuにオファーを下さったのかを聞いてみた。

「洋服を作っているデザイナーとしてこんな事言うのも何なのですが。。。」

ぼそぼそ話す季穂さんの次の一言で私は彼のお洋服が好きだと思った。

「なんだか恥ずかしくて洋服屋さんに自分から入れないんですよ僕」

インターネットで偶然見つけたpoefuに頂いた突然の展示会案内。

地図と時間と場所だけしか書かれていない

素っ気ないでは無くただただ不器用でシャイな展示会案内。

それから展示会場に滞在していた約1時間半

シャイなデザイナー吉田季穂さんとは一度だけしか目が合うことなく

その際もお互いに何だか恥ずかしくて目をそらした。

モノ作りをする人にシャイな人はとても多い。

そのシャイな分だけ言葉を持たないお洋服には想いが込められて

お洋服が自ら感情を持ってバイヤーに話しかけてくる。

吉田季穂さんが作る「TOKIHO」のお洋服には確実にそれを感じる。

全てのお洋服を見終えたところに小さな油絵が一枚飾ってあった。

グレーとブルーを基調にした切ない色合いの人物絵だった。

「実は親友のannabelle というお店のオーナーからTOKIHOのデザイナーは

一枚の油絵を描いてそのシーズンのお洋服のイメージを作り出す」

そう数年前に聞いていた印象的な記憶の真相をたしかめたくて

今日展示会に伺う事を決めたんですと私は切り出した。

「そうなんですか。。それはあながち間違ってはいないのですが

その絵からシーズンのイメージを作り出すというよりも

油絵は一年を通してずっと描いていてライフワークのようなものなんです」

そう答える季穂さんはその時もぼそぼそと恥ずかしそうにしていた。

poefuで出逢うお洋服にはたくさんの物語をのせてお話をします。

初めて会うお客様には最初私もぼそぼそと話し始めます。

他人ごとではないTOKIHOのお洋服の美しさ。

私に伝えきれているかは心配ですが足りない言葉は

お洋服に耳を傾けてもらえればきっと分かってもらえる

そんな風に想えるくらいに美しいお洋服たちです。

第三話へ続く

こころ躍る

2016.08.24|Blog, 店主のつぶやき

今春からお取扱いを始めpoefuでは2シーズン目を迎える

「humoresque」ユーモレスク

展示会でそのあまりの美しさに魅了され

入荷を待ちわびていたスカートのご紹介です。

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humoresque

Polyester Gather Skirt

light gray / blue black stripe

S size

¥52,000+tax

 

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レインウエアーに使用されるようなハリ感のあるポリエステル。

ご自宅で簡単に洗える気軽さに加えて

型崩れや素材劣性の少ないとても優れた生地感です。

light gray はオフホワイトにグレーを淡くのせた

とても上品な仕上がりの無地です。

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今まで見てきたギャザーの中で最も細やかで

オートクチュールのような芸術域の手仕事です。

ウエストマークをすっきりと見せるカマーベルト仕様。

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背面はギャザー分量を抑えてヒップラインの膨らみも抑えています。

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秋口はトップスにこだわってタックインスタイルで。

ボリュームのあるドルマンスリーブも

ハイウエストのウエストマークですっきりと。

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OUTER:maison de soil Cotton Silk Cache-coeur onepiece robe

TOPS:NO CONTROL AIR Wool Nylon DPO

SHOES:OFFICINE CREATIVE FOR poefu cenere gray

少し肌寒い日は羽織物でショート丈でもロング丈でも。

 

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色違いはネイビーとブラックのストライプ。

humoresque らしいとても洒落た生地選びです。

お色が判るように明るめに撮影をしていますが

濃色のストライプのため実物は無地っぽい印象で

とても合わせやすい柄物だと思います。

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このスカートの生地要尺は4m。

サクラコートの1.5倍の生地を使用している

そう例えるといかにたくさんの生地を使用しているかが

お分かり頂けるかもしれません。

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それでいてどの角度から見てもスッキリとしたシルエットと

ウエストに寄せられたギャザーに目が奪われます。

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TOPS:humoresque Silk Gather Blouse

SHOES:OFFICINE CREATIVE FOR poefu cenere gray

充分な存在感のあるスカート。

カットソーやブラウスのシンプルな着こなしでも。

 

このスカートを展示会で見た直後にご縁あって

19世紀のクリノリンスタイルの

アンティークワンピースを手にしました。

フープでスカートを膨らませることを美徳としたこの時代。

贅沢な生地使いは同時にウエスト部分には

美しいギャザーが寄せられる事になります。

 

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L:humoresque R:19c antiqure crinoline

大量生産とは無縁の時代150年も前に作られたものにも

遜色なき美しいhumoresque のギャザーを前に

ふたつを並べてみて改めてただ心が躍るばかりです。

 

大量生産のものがあふれる現代にあって

こんなにも美しいスカートをおすすめ出来ることを幸せに思います。

このスカートを手にした日の心躍る皆様の笑顔をを想って。

 

こちらのお品物はONLINESHOPからもご購入いただけます。

是非ご利用ください。

 

ふっ。

2016.08.22|Blog, 店主のつぶやき

一見ドレスのように華やかな雰囲気のワンピース。

似合うかな。。

どんな風に着ようかな。。。

あまり深くは考えずに日常にさりげなく着てみる。

ふっ。

と気持ちが上がる。

伝えなければいけない事は一番最後に書いてみました。

まずはお写真で。

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maison de soil

Rajasthan Cotton Silk Gather Onepiece

black / perle white / navy

size 1 / 2

¥30,000+tax

(モデル身長153cm)

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black / perle white / navy

maison de soil を代表するコットンシルク生地。

艶やかな生地はシャリっとした手触りで通年着用が楽しめます。

 

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navy ( size 1 着用モデル身長153cm)

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前下がり天幅ともに絶妙な首周りです。

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上半身はややローウエストなギャザー位置まで

シェイプなどないゆとりあるシルエットです。

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スカート部分は360°ギャザーで贅沢な要尺使い。

 

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KNIT:evam eva Linen Long Knit Cardigan

SHOES:OFFICINE CREATIVE

晩夏初秋とは言えまだまだ残暑が厳しい9月は

ブラウンやベージュを使って気分だけでも秋色で。

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OUTER:maison de soil Cotton Silk Cache-coeur Robe Onepiece

SHOES:OFFICINE CREATIVE

同素材のカシュクールワンピース(size 2)を羽織として。

着丈10cm差のサイズ違いマキシ丈の重ね着も秋らしく。

 

 

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perle white ( size 2 着用)

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身頃とスカート部分にはレーヨン裏地が付属しますので

スケ感を気にせずに着用いただけます。

袖のみ一枚仕立てのためスケ感がありますが

そのため季節感なく着ていただけると同時に

重ね着がしやすいという機能面と

一枚での着用での一層の上品さを感じさせてくれます。

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贅沢な要尺使いですがちょうど良いくらいに

ボリュームが抑えられています。

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裾から裏地が無くなる約7cmにスケ感があります。

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OUTER:NO CONTROL AIR Polyester Useful Twill Jacket Blouson

SHOES:OFFICINE CREATIVE FOR poefu cenere

ショート丈の羽織はスカート部分が際立ち

より一層女性的らしい雰囲気が楽しめそうです。

 

 

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black ( size 着用2 )

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袖口までストンと真っ直ぐの形です。

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OUTER:Honnete Cotton Stretch V Neck Long Cardigan

SHOES:OFFICINE CREATIVE FOR poefu cenere

印象的なHonnete らしい羽織でかっこよく。

ワンピースそのものの存在感があるので

デザインが強めのお洋服を合わせてもいいですね。

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maison de soil

ファッションの世界で今最も注目を集める国のひとつインド。

手紬手織りのカディコットンやサリーに使用されるシルク素材

大きな国土の北部にはヒマラヤからカシミア素材も生まれます。

ブロックプリントや刺繍、刺し子やピンタックにギャザーと

先進国では失われつつある手仕事が未だに残る一方で

かつて英国に植民地支配をうけた経緯は織物の機械化も

同時に発展を遂げ良い方に共存しています。

インドでしか成しえない生地や素材の背景と

極まれる手仕事を中心として仕立てられたお洋服maison de soil。

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一見ドレスのように華やかな雰囲気のワンピースを

日常にさりげなく着てみる。

おしゃれが一番楽しい秋に向けて。

ふっ。

と気持ちをあげて。

 

こちらは22日(月)夕方ごろにONLINESHOPからも

ご購入いただけますので是非ご利用ください。

 

不器用という名の名作

2016.08.19|Blog, 店主のつぶやき

ゴーシュ

「左利き・不器用」という意味を持つブランドから

あまりにも良く出来たパンツのご紹介です。

 

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ゴーシュ

カツラギワイドパンツ

beige / navy / white / greyshblue

size 2 ( one ) size

¥24,000+tax

(モデル身長153cm)

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縦3:横1の組織で織られた綾織の目が立つカツラギ素材。

お洗濯を繰り返しても大丈夫な頑丈さと一年を通してはける生地感です。

 

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ゴムシャーリングで仕立てたウエストからヒップラインは

とてもスッキリとして体型を選ばずに履いていただけます。

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不思議な位置に配したフロントポケット。

機能的なエンベロープポケットは

ちょうどスマートフォンが入る大きさです。

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膝下からゆるやかにカーブを描くテーパードライン。

ゴーシュのデザイナーご夫婦は元パタンナー。

本来カジュアルになりすぎるこの手のパンツを

極限までの拘りをもって仕上げたパターンメイキングで

履きやすさとシルエットの美しさが完成形を見せます。

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ヒップポケットもエンベロープポケット。

ひと回り大きめで少し下位置に配されます。

 

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beige

INNER:humoresque silk gather blouse

OUTER:NO CONTROL AIR Wool Nylon 2B robe

SHOES:OFFICINE CREATIVE FOR poefu cenere

ベージュは太めのチノクロスパンツの雰囲気。

腰周りがふくらまないので長めの羽織もスッキリと。

 

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navy

INNER:n100 Cotton Border Jersey S / S T

OUTER:n100 Cotton Gauze Sweat Hood Jacket

SHOES:DANSKO Professional XP navy

シンプルに普段着に合わせても。

ネイビーはデニムのような気分で。

色落ちが気にならないのでデニム以上に

登場回数が多くなりそうです。

 

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white

OUTER:maison de soil cotton silk cache-coeur robe

SHOES:DANSKO Professional black

シルエットがきれいなパンツなので

キレイめなお洋服にも。

透け感の殆ど無いホワイトです。

 

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greysh blue

INNER:NO CONTROL AIR Wool Nylon DPO

OUTER:Honnete Cotton Nylon Stretch V Neck Long Cardigan

SHOES:OFFICINE CREATIVE FOR poefu cenere

青みが混じるグレーは新色のグレイッシュブルー。

ゴーシュらしい曖昧な色表現です。

全体をブルーとグレーでコーディネート。

 

ファッションの大きな潮流の中にあって

きっとトレンドというものを知らないブランド。

柔和なデザイナー夫婦が作るお洋服たちは

そのブランド名に反してあまりにもよく出来た物が多い。

華やかさとは無縁だとしても静かで力強い。

時代に流されず強く立つ姿勢。

それこそがファッションであることを教えてくれる。

 

こちらはONLINESHOP からもご購入いただけます。

是非ご利用ください。

「神の仔」-未来-

2016.07.30|Blog, お品物, 店主のつぶやき

poefu にとって妹の様な存在たまプラーザ「annabelle」。

オーナーの伊佐さんとは前職からもう十年以上のお付き合い。

私と違って伊佐さんはもともとお洋服を作る側にいた人。

毎週のように電話をしあう中での

そんな伊佐さんとのある日の会話。

伊佐「今夏のkavalはどんなものがあるんですか?」

私「140番単糸綿ローンとシルクジョーゼットです」

伊佐「140番単糸ローン!とシルクジョーゼット!それはすごいですね!
それ国内の機屋(はたや)さんで1社しか織れないって言ってませんでしたか?」

さすが元作り手側の人。

なんでもお見通しです。

二回目のkaval のご紹介はシルクジョーゼット。

kaval のお洋服の生地は全て

糸屋さんで膨大な量から厳選した1本の糸から

織るという行為から始まります。

もともとが高価な素材であるシルクを糸から厳選し織り上げていく。

言葉ではお伝えするのはとても簡単ですが

そこには想像を超える生地を作り出すことへの

強い想いと困難が常に背中合わせになっています。

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既成の生地には満足できずに追い求めたシルクジョーゼットは

目には映らないほど細やかなシボ感が肌に触れる度に

夏さえ愛おしくさせてくれるような生地です。

kaval

Silk Georgette T Blouse

white / navy

¥26,000+tax

(モデル身長153cm)

布帛で仕立てたTシャツのようなシンプルデザイン。

素材の上質さがいかされたドレープが美しい ゆとりあるシルエット。

天幅や前下がりが絶妙なラウンドネックライン。

透け感のある素材は涼やかな夏を着心地とともに

目でも楽しませてくれます。

PANTS:maison de soil cotton lawn smocking culottes

SHOES:Vialis raffia sandal

真白のコーディネートとラフィアのサンダルで夏らしく。

 

navy

PANTS:no control air ratine pants

SHOES:Vialis For poefu JEAN

モード感のある黒のワイドキュロットと。

タックインでウエストマークを強調した

ブラウジングスタイルでスッキリと。

 

 

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kaval

Silk Georgette Gather Tunic

white / navy

one size

¥46,000+tax

(モデル身長153cm)

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前肩に寄せられたギャザーが生み出す曲線と

1つボタンのVネックのシャープな直線と

そのどちらもが女性的な首周りを演出しています。

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裾に向けてゆるやかなAラインと後ろに流れるようなシルエット。

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PANTS:Quilp M51 deformed pants

SHOES:Vialis raffia sandal

BAG:CHRISTIAN PEAU 3 WAY leather tote FOR poefu

シルク素材をマニッシュでラフなアイテムで着崩す。

ミリタリー色のパンツはシーズンレスで使えて

女性らしいアイテムや素材を着崩すのに便利なアイテムです。

 

navy

PANTS:minä perhonen 「always」denim

HAT:coeur femme paper hat long brim

SHOES:Vialis raffia sandal

全て普段使いのお洋服とシルクジョーゼットの組合せ。

合わせるお洋服がカジュアルであればあるほど

シルクの素材感が際立ちます。

シルクと言っても洗えるお洋服。

着慣れたコットンやリネンと同じ考え方で気軽に。

 

 

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kaval

Silk Georgette Tuck onepiece

white / navy

one size

¥58,000+tax

(モデル身長153cm)

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前肩のギャザー寄せのデザインはチュニック同様ですが

ワンピースは袖先の無いフレンチスリーブデザインになります。

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やや後ろ下がりで肩から繋がる背面には美しいギャザー。

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後ろ姿の美しさに見とれてしまうくらいのワンピースです。

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KNIT:Masque For Strange Boutique Long Cardigan Rompers

PANTS:evam eva sarasara trousers

SHOES:DANSKO

HAT:coeur femme paper hat long brim

ドレープの美しいニットカーディガンに合わせて。

素材感がきれいなので何をコーディネートするかで

コロコロと印象を変えてくれます。

きれいめに合わせてもカジュアルに着崩しても。

 

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navy

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OUTER:ゴーシュmesh linen robe

PANTS:no control air ratine pants

SHOES:DANSKO

HAT:coeur femme paper hat short brim

ワンピースから透けて見える白を重ねて。

シンプルながら印象的なコーディネート。

 

 

-神の仔-

「kaval」の向かう道はどこなのだろう。

カジュアルという日常の既製服の枠組みにも関わらず

オートクチュールのような生地や仕立ての技術。

長いアパレル人生の中で偶然に出逢った未知なるお洋服。

驚きと感動は同時にお洋服のひとつの未来を指し示してくれている。

「神の仔」のお洋服の前で今日も私の言葉と想いは強い熱量を帯びる。

 

 

 

未知未来

2015.12.29|店主のつぶやき

かすかな風に身を委ねて

かつて飛べたはずの羽は

 

いとも簡単に脆くもげて

私は天使ではないと知った

 

地に着いた足は意外にも

素直な心を宿していて

 

もう飛べないと判っていても

なぜか笑っていた

 

未知なる未来を恐れて

いつも下ばかり向いている

 

さもなくば涙を見せたくなくて

いつも上ばかり向いている

 

地についた足は

未知なる道を歩く決意を

 

前を向いた瞳は

未来を見ようとしている

 

飛べない事を知って

地についたその足は

 

意外にも素直な心を宿していた