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2019.02.12

同級生のキャパシティ

2019.02.12|Blog

日本全国にある様々なセレクトショップですが

他府県でも同じようなブランド並びが多くなるお店があるのは

バイヤーの趣味嗜好が似ているからだと思います。

 

お客様も自分と趣味嗜好が近いブランドが並ぶお店であれば

インスタグラムでフォローしネットのお気に入りに入れるはずです。

そして機会があれば一度は訪れてみたいと思うかもしれません。。

 

趣味嗜好が近く仮にブランド並びが似てしまったとしても

セレクトショップの面白みのひとつは「落とし所」

そう思ってpoefuでは毎シーズンセレクトをしています。

 

ご来店のお客様には「?」と思われるかもしれないお洋服や

意外性のあるブランドをスパイスを効かせるように並べてみます。

 

少し前置きが長くなってしまいましたが

きっと皆様にとっては意外なセレクトと感じていただける

poefuにとって「落とし所」かもしれないブランドのご紹介です。

 

 

BLUE BLUE

Linen Denim Coat

natural

Free(one)size

¥29,000+tax

(モデル身長153cm)

 

 

置き画像では画角サイズに全く収まりきらないくらい

分量感たっぷりの贅沢な要尺使いの厚地リネンコート。

 

二人羽織が出来るくらいの超オーバーサイズシルエットです。

フロントボタンの合わせ向きさえ気にならなければ

Mサイズくらいの男性も無理なく着ていただけそうです。

またインナーの形状や厚みを気にすること無く重ね着が可能です。

もしかするとお住まいの地域によっては春秋だけでなく

重ね着のアイテム次第では真冬にも活躍してくれそうです。

サイズ感だけでなく重ね着やシーズンレスな着用を可能にする

素晴らしいキャパシティの持ち主です。

セレクトショップの面白みのひとつは

「落とし所」だと思って毎シーズンセレクトをしています。

 

 

身頃は裏地の無い大見返しの一枚仕立て。

端処理を丁寧にパイピングで綴じているので

洗濯機でザブザブとお洗濯が出来そうで嬉しい。

 

肘近くまで続くドロップショルダー。

肩線より短い長さの袖丈バランスが面白い。

裄丈(背中心から袖先までの長さ)そのものは少し長めです。

 

 

あえて少しだけ長めにした裄丈は袖まくりをするため。

それに合わせて袖部分は共布で二重に仕立てています。

何気なくさり気なく良く出来ているなと気付かされます。

 

 

 

ウエスト位置にポツンと佇まう1つボタンは

対照的な大きな布分量の中にあって印象的で存在感があります。

 

 

一見すると厚手のリネンツイルですが

リネン100%で織られた左綾のデニム生地です。

リネンの素材感の表情をそのまま残した生成色ですが

組織がデニムなので生成りと白の混じり合うムラ感が素晴らしい。

また左綾に織っているせいか自然な光沢感があります。

 

一般的なデニム生地くらいの地厚さはありますが

リネン特有のトロミとハリ感の双方が生き生きとして

着用時の落ち感やドレープが素晴らしいリネンデニムです。

国内で最も古くからデニムを製作したドメスティックブランド

「BLUE BLUE」らしい生地のセレクトだと思います。

 

 

 

INNER:NO CONTROL AIR Compact Cotton Typewritercloth No Collar Shirt

PANTS:ゴーシュ カツラギワイドパンツ

SHOES:R.U.「Camille」One Lace Gillie Shoes

生成りのコートにベージュシャツと白いパンツ。

今春の個人的な気分は淡色のグラデーション。

 

 

 

共布のベルトはループが無いので好きな位置で結わえて。

春一番が吹く頃はノッチドラペルの襟を立ててもカッコいい。

 

ここ1・2年でコートの脇に多く見られるようになったスリットデザイン。

裾周り寸法には充分な余裕がありますがワンピースをはじめ

女性服に欠かせなくなったワイドパンツを活かしながら

動きやすさも備えた時代が生み出した新たなデザインです。

 

 

お洋服好きな男性なら必ず一度は着たことがあるであろう

HOLLYWOOD RANCH MARKET(ハリウッドランチマーケット)

を擁する聖林公司が手がけるオリジナルブランドのひとつが

「BLUE BLUE」です。

 

1972年まだ代官山に何も無かった頃

HOLLYWOOD RANCH MARKETはオープンしました。

渋谷にほど近いお洒落なその街は発展を遂げながら

バブル崩壊時から後は街全体が閑散とした時期が長く続き

10年ほど前はアパレルショップがどんどん閉店していきました。

ここ数年は蔦屋書店の旗艦店オープンや

ミナペルホネンの代官山への店舗移転などもあり

再び盛況でお洒落な街として復活を遂げようとしています。

 

 

1972年のオープンから46年。

代官山の大きな変遷とともに何事もなかったかのように

ずっとそこに佇まうHOLLYWOOD RANCH MARKET。

そしてBLUE BLUEをはじめとした幾つもの長命ブランド。

 

まだ国内にセレクトショップが殆ど無かった頃

BEAMSよりも4年早くオープンし

アメリカの洋服や雑貨を中心にセレクトし紹介したり

今では一般的なインディゴで染めた洋服を作り出し

新品のお洋服と古着を同じ店内で販売した先駆者。

 

そして「せめて100年は続けたい」目標を掲げる

ミナペルホネンは創業1995年でちょうど半分の23年目。

 

まだ歴史の浅い日本のアパレル業界において46年という年月が

どれだけ凄いかがお分かりいただけるかもしれません。

 

 

 

実は私は1973年の1月生まれなので同級生です。

 

このコートはメンズライクでシンプルなデザインの普遍性だけでなく

サイズ感やディテールはどこか今っぽさの気分も感じさせてくれる。

46年にも及ぶ経験値だけでも品質の良さは想い図れそうです。

 

「落とし所」から少し話が大きくなってしまいました。

 

贅沢でいて絶妙な分量感の大きな大きなコート。

サイズ感や重ね着のしやすさという

コートそのもののキャパシティはもちろんのこと

ファッションの荒波にのまれること無く46年続けてきた

同級生の大きなキャパシティに今春は身を預けてみてください。

 

 

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