少し頑固な二人はどこか似た者同士。
一人は植物学者。
一人は洋服のデザイナー。
susuri
HEMULEN Shirt Onepiece
greenish black / ume pink / mint green
0/ 1 size
¥30,000+tax
(モデル身長154・167cm )
適度な厚みにこっくりとした
柔らかさのあるコットンブロード生地。
透け感が無く一年を通して
ワンピースとしてだけでなく
春秋には軽めのアウターとしても
とても便利な生地感です。
greenish blackと名付けられた
susuriオリジナルカラー。
マットブラックの奥底には
微かにグリーンの気配を
感じるか感じないかという
拘りある曖昧な色味です。
背面ヨークに渡される
誇張されたハンガーループ。
本来のベーシックな見た目を
大きくデフォルメすることで
不思議な違和感と心地良さが
視覚と心象を往来し
susuriというブランドを
静かに物語り続けています。
前身は絵に描いたように
お手本に忠実な美しき
シャツワンピースの静かな佇まい。
その静けさにかき消されそうな
ディテールの細やかな拘りに
susuriらしさの集積が隠されています。
首周りを縁取るような
女性らしい前下がりに
ちんまりと佇まう小さな襟は
台襟を備え立ち上がりを
美しく仕上げています。
あくまでもsusuriデザイナー
齋藤龍也氏が愛してやまない
「シャツ」ワンピースであるという事を
さりげなくも頑なに貫こうとしている意図が
その小さな襟裏に隠されています。
少し頑固なデザイナーはさらに頑なに
「シャツ」ワンピースである事を
静かに誇示することをやめません。
クラシカルな剣ボロと襟の大きさに
比例させたように仕立てた小さな袖カフ。
greenish black。
グリーンがかかったブラック。
鉄釜で煮詰めるように染色する
「東炊き」ならではな曖昧な色表現。
お洗濯による退色が気にならない事に加え
ソリッドなブラックと合わせた時の
グラデーションも美しい。
バスト位置に見えるさりげない切り替えデザイン。
肩位置からバスト線までをきれいにおさめるために
切り替え位置より上は二枚で仕立てています。
切り替え位置下から美しく広がるAラインシルエットは
シャツワンピースのお手本を見ているかのようです。
このワンピースの創造性の興味深さ。
それはムーミンの登場人物
植物学者「ヘムレン」が着ている
少し腰が曲がった姿勢で生まれた
背中から腰にかけての出っ張りを
立ったままの姿で出るように
パターンを形成しているところです。
想像世界の住人が着ているお洋服を創造する。
susuriというブランド全体を通して感じる
明瞭な言葉では説明が難しい
具体と抽象を自由に行き来する
どこか不思議な心地良さがそこにはあります。
(モデル身長154cm 1size着用)
サイズ感の目安は0サイズはおおよそ7〜9号
1サイズは9〜11号ぐらいのサイズ感ですが
春秋は羽織としての着用も多くなる事を考えると
ゆとりあるサイズ選びもおすすめです。
(モデル身長167cm 1size着用)
(モデル身長167cm 1size)
INNER:maison de soil Ink Dyed Pintuck Sleeveless Dress
INNER PANTS:susuri Cotton Silk Khadi Flutter Pants
(this color sold)
SHOES:Atelier D'antan(R.U.)
「Jo」Ribbon Lace Long Vamp Shoes
墨染の淡いグレーをインナーに合わせた
モノトーングラデーションに
質感の異なる布の重なりやドレープが美しい。
1枚のワンピースとしてだけでなく
羽織としても活躍するシャツワンピース。
1年を通して着用機会がきっと多くなる
ワードローブに欠かせないものになりそうです。
毎シーズン定番的にリリースされるgreenish blackに
映画『花様年華』にデザインインスパイアを受けた
今春夏のシーズナルカラーはume pinkとmint greenの2色。
ume pink
香港を舞台にした映画『花様年華』。
オリエンタルなムード感に擬え
まるで梅の香を布上に漂わせたかのような
東炊きならではの消え入りそうな色調は
とても使い勝手の良い極淡色のピンク。
(モデル身長154cm 0size着用)
OUTER :susuri Moule Vest
SKIRT:Pois E FOR poefu「OPERA」Circular Skirt
SHOES:Atelier D'antan(R.U.)
「Jo」Ribbon Lace Long Vamp Shoes
美しき和音のように
淡い色調を重ね合わせた色の調べ。
動く度に形を変え続ける背面の膨らみを
ベストで更に印象付けたお気に入りの着こなし。
mint green
映画『花様年華』が描く時代背景を語る上で
重要な役割を果たすファイヤーキングの食器。
別名ジェダイグリーンと呼ばれるミントグリーン。
この東炊きでしか成し得ない絶妙な色加減は
光が生地を通り抜ける際に見せる美しさは
ミルクガラスで出来たファイヤーキングの
半透明感までをも再現しているかのようで
その拘り抜かれた表現の奥深さに驚くばかりです。
(モデル身長154cm 1size着用)
INNER PANTS:maison de soil Cotton Silk Inner Pants with Lace(sold)
SHOES:Vialis FOR poefu Pointed Toe T-starp Shoes
ひとたび側面から背面に回り込めば
ひとつとして同じ表情を見せないワンピース。
この美しき色もまたその唯一無二の魅力に
1役も2役も買っています。
ムーミンに登場するヘムレンに
自身を投影するかのように
少し頑固なデザイナーが作り出した
想像と創造が入り交じる
心地よい不思議な違和感。
江戸時代から続く鉄釜を使用して染められる「東炊き」の技法染色によるsusuriオリジナルカラーの3色展開です。
染色のデメリットしてのわずかな色ムラや色溜まりがあるおそれがございますので、予めご了承ください。
白いチョーク線のようなアタリが出る場合がございますが、生地と染色による性質のためご理解をお願い致します。
微かにグリーンの気配を感じる墨黒っぽいgreenish black。
ファイヤーキングの食器に着想を得たmint green。
東炊きならではの極淡色が使い勝手の良いume pink。
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背面のシャツヨーク上にはブランドアイコンのディテール、誇張されたシャツハンガーループ。
ヨーク下ギャザーのフェミニンな印象とメンズライクなハンガーループの対称性はsusuriらしい中性的な調和のとれたデザイン。
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バスト線上の切り替えは生地を二重に仕立てています。
春秋の羽織りとして利便性が高いヘムレンシャツワンピース、アウターのように裏地を備えることで肩位置からバスト線には、より美しいハリ感のある見た目と強度を持たせるための機能面。
ワンピースとしての見え方が美しい、縫製糸を外側に露出させない袋縫いをするためや、切り替え位置下の一枚仕立てとの表情性をより明瞭にするためのデザイン面など、一見しただけでは分からない着続けていくことで納得できる、丁寧なモノ作りへの姿勢がうかがえます。
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あくまでもシャツワンピースであることを誇示するかのような台襟を備えたショートポイント襟と剣ボロを備えた袖カフ。
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バスト切り替え下ドレープが秀逸なシルエット。
外見からは気付くことのない切り替え位置より上部分を二重仕立て、切り替えより下を贅沢な要尺で一枚仕立てすることで生まれる表情性。
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前身頃のシンプルなデザインと対称的な強めのデザインの後身頃。
背中心で二面に分かち不思議な膨らみを持たせた立体的なパターン。
前身頃の「静」の直線と後身頃の「動」の曲線。
表裏の二面性はsusuriというブランドらしさを一番に物語ります。
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susuriのシャツやブラウス・ワンピースには欠かせない2穴ボタン。
黒蝶貝の2穴ボタンが並びます。
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両サイドにフラシポケットが付属します。
携帯電話などの収納や春秋のアウターのハンドウォームとして。
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