BUNONの登場のおかげで以前に比べて
縁遠かったシルクが身近になった気がします。
ブランドを始めるきっかけにもなった
BUNONのメインとなる「シルクカディ」
手紡ぎのシルク糸を手織りで仕立てた
カディの中で最も特別感のあるもの。
手間のかかる糸染めならではと手織りを物語る
横方向の色ムラがカディだけが持つ美しさ。
BUNONの登場までカディと言えばインド綿
コットンというイメージだった気がします。
先入観で扱いづらいという印象にあったシルク
しかもカディで仕立てた特別感あるものを
身近な存在にしてくれた魅力的な理由
それは大きく4つあるのかなと思います。
その1つがBUNONのカラーパレット。
限定のシーズンカラーを含めた選びやすい展開色。
今回は定番のホワイトとブラックに加えて
とても華やかでシーズンレスな活躍が期待できる
シーズン限定色となるコーラルピンクをプラス。
BUNON
Silk Khadi Side Button Pants
coral / white / black
M / L size
¥30,800(tax in)
こちらもBUNONブランドスタート時から
定番展開されているサイドボタンパンツ。
スッキリとした印象的な腰周りデザインから
緩やかなカーブを描いてテーパードする
適度なゆとりあるシルエットの履きやすいパンツ。
オリエンタルな雰囲気が印象的な
カマーバンド調の幅広腰帯のウエスト。
背面のゴムシャーリングウエストギャザーは
イージーパンツ感を感じさせない所が良い。
そしてインドの手仕事は側面に。
タックイン時だけに見える控え目なデザイン。
パンツが主役になる春夏はタックイン
秋冬はお好みで見せたり隠したりの着こなしで。
着脱用の3つのウエストループボタン。
下に連なる玉ボタンはあくまでも飾りなので
日々の衣服として何より着やすいのが素晴らしい。
これまでインドの手仕事を使ったブランドと違い
日常着としての洋服っぽいデザインの「こなし」
そのちょうど良さが2つ目のBUNONの魅力です。
通年着用と強度面を加味した総裏仕様
しかも裏地にはコットンカディという贅沢さ。
フワフワで柔らかなコットンカディは
まるでお布団みたいな肌当たりの心地よさ。
モデル身長154cm Msize着用
OUTER:RhodolirioN
TypeB-15 Big Collar Jacket
INNER:eleven 2nd
Soft Plain Jersey L/S T
マニッシュなカーキとフェミニンなピンク
ミリタリーなアウターにシルクカディパンツ
面白い違和感をツヤのある生地調和でまとめて。
モデル身長154cm Msize着用
OUTER:Honnete FOR poefu
Round Collar Coat Cotton Nylon Gabadine
INNER:ALWEL
Velour Jersey L/S T
定番の黒パンツもシルクカディならとても新鮮。
秋冬は足元から見えるポイント利用の贅沢さで。
モデル身長154cm M size着用
OUTER:NO CONTROL AIR
Polyester Balky Double Knit
Crew Neck Cardigan Blouson
INNER:SUSURI
ポエータハイネックセーター
SHOES:Vialis FOR poefu
Pointed Toe T-strap Shoes
BUNON同様にシルクを身近にしてくれている
SUSURIのシルクハイネックニットと。
そろそろ秋への衣替え。
とは言え日中はまだ少し暑さも残っている頃
気になるお洗濯はネットに入れて洗濯機で可能
これが身近なシルク3つ目の魅力理由です。
同色セットアップをタックインした
オールインワンの特別な着こなしもおすすめです。
そして最後4つ目の理由。
それは特別なシルクを日常着にするために
プライスが良心的という大切な一面です。
昨今の事情を鑑みても頑張っていると思います。
BUNONのおかげで身近になったシルクを着て
ぜひ秋の始まりを迎えてみてください。
世界中のデザイナーや作家が魅了される手紡ぎ手織りの布カディ。
インドというお国柄か、一般的にカディと言えばコットンを連想しますが手紡ぎ手織り布の総称。
カディはコットンを主体にシルクやリネンをはじめウールも存在します。
こちらはシルク100%のカディ。機械では織る事が不可能なくらいの手紡ぎの細番手糸、織斑や節糸が処々に見られます。
画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。
インド特有のカラーパレットがモノトーンに加わります。
シルクの持つ天然のツヤ感がビビッドな色だけでなく、モノトーンにも特異で鮮やかな色彩が見られます。
手間のかかる糸染めによる染色糸を手織りするため、カディ特有の横軸での色ムラがありますので予めご留意下さい。
画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。
2020年よりブランドをスタートさせたBUNON。
企画は日本で行いながら生産拠点の中心地、コルカタ村の職人と連携を取りながら大量生産できないインドならではの手工芸や技法を、お洋服のデザインに落とし込んでいきます。
「BUNON」はインド西部のベンガル語で「機織り」を意味します。
ブランド名も決まらぬ時にインドから届いたこのカディシルクに魅了され付けられたブランド名です。
画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。
企画はあくまで日本ですがデザインやディテールに、どことなくオリエンタルなムードが垣間見えるのが、BUNONのアイデンティティの1つと言えます。
幅広のカマーバンドのような腰帯がスッキリとしたウエスト周りを作り、そこからギャザーで立体的な曲線シルエットを描くテーパードパンツです。
画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。
背面に腰帯と同幅でゴムシャーリングを寄せたイージーパンツ仕様ですが、着用時にデザインの一部のように見えるのでイージーパンツ感をあまり感じさせないデザインです。
画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。
左側面に連なる手包みの共布ボタン。
着脱しやすいように腰帯部分に3箇所のループボタン仕様、腰帶下はジッパーという機能的な仕様です。
腰帯分にハリが有る場合は着用時に若干の開きがあります。
画像をクリックすると別画像でご覧いただけます。
薄手のカディシルク。1枚の生地だと強度面や透け感などパンツにするには少ししのびないため、突き合わせの総裏仕様には贅沢にもコットンカディを。
お布団のようにフワフワとした心地よい履き心地に加えて、通年での着用と立体的なシルエットを描くのに、見えないところで一役買っています。
画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。