先日 東京都現代美術館で開催中の
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」
という素敵な展示を見に行ってきました。
お洋服への愛情という点は同じでも
poefuで扱うものはあくまでも日常着。
近しい様で縁遠いはずのメゾンブランドに
1つの親和性を感じテンションが上がります。
2023 AWのDiorランウェイショーは
インド・ムンバイで開催されました。
鮮やかな色彩の手織りのシルク生地や
美しきビーズやスパンコール刺繍
インドの素晴らしい手仕事の数々が
ランウェイを美しく彩るコレクション。
現在のレディースディレククターである
マリア・グラツィア・キウリが大切にし
オートクチュール製作に欠かせない
職人技術への敬意「サヴォアフェール」が
インドでの開催理由になっています。
そんなDiorにあい見(まみ)えるのは
インドコルカタ村で製作されるこちらです。
BUNON
Cotton Silk Khadi
Frill Dot Blouse
grey / white / black
M size
¥30,800(tax in)
コットンシルクカディは
BUNONで取り扱うカディの中で
最も糸繊維が細く薄手で柔らかな生地。
フワフワとサラサラのカディらしさに
着ている事を忘れる気配のような軽さは
実在する羽衣を連想させてくれるほどです。
手紡ぎ手織りに加えて手間のかかる糸染め
糸節や色ムラはカディの特性とお考えください。
適度にゆとりあるベーシックシルエット。
付け襟の様なラウンドフリルカラーに
前立て部分を動きあるフリルで仕立て
フロントボタンを隠したさりげない
フライフロント仕様が機能とデザインの
両面に優れて巧いつくりです。
フリル部分には総手刺繍の水玉模様
その脇には夥しい量の繊細なピンタックと
美しい手仕事がふんだんに盛り込まれつつ
同色で全てが馴染み調和してうるさくない。
袖カフはフリルカフ+手刺繍
敢えて長めの袖丈の理由は後ほど。
背面には圧巻のピンタック。
BUNONで取り扱うカディの中でも
最も薄手なコットンシルクカディに
約2mmピッチの極細ピンタック。
いくらミシンステッチとは言え
あくまでも職人の手によるもの
想像しただけで気が遠くなります。
モデル身長154cm
OUTER:NO CONTROL AIR
Polyester Twill Kingyo Cardigan
PANTS:FIR MUM
Cotton Moleskin Wide Pants
SHOES:Vialis FOR poefu
Pointed Toe T-strap Shoes
春夏は羽織もののフロントが開く季節
フリルや襟周りが良いアクセントに。
モデル身長154cm
PANTS:kaval
High Count Linen
Pintuck Sarrouel Salopette(sold)
BAG:CHRISTIAN PEAU
3way Leather Tote Bag
SHOES:Vialis
Hand Woven Leather Pointed Toe Mule
メンズライクなアイテムをフェミニンに。
やや赤みのある印象的なグレーは
モノトーンだけでなくアースカラーにも。
合わせる色トーンに応じて
グレーっぽくもブラウンぽくも見える
ファジーなカメレオンカラーです。
オープンフロントで羽織として。
モデル身長154cm
INNER:eleven 2nd
Soft Plain Jersey S/S T
PANTS:FIR MUM
Cotton Moleskin Wide Pants
SHOES:Vialis
Hand Woven Leather Pointed Toe Mule
薄手で透け感のあるコットンシルクカディ。
透け感を利用しピンクを差し色使いで。
モデル身長154cm
INNER:NO CONTROL AIR
Polyester Twill
「美しさの予感」Blouse
PANTS:BUNON
Silk Khadi Side Button Pants
SHOES:Vialis FOR poefu
Pointed Toe T-strap Shoes
もちろん同系色で合わせれば
透け感はあまり気になりません。
オープンフロントでの着用時は
フリル部分に自然と動きが生まれて綺麗。
モデル身長154cm
OUTER:kaval
American Sea Island Cotton
Open Gather Onepiece
PANTS:BUNON FOR poefu
Silk Khadi & Silk Organdy
Embroidery Roomy Pants
SHOES:Vialis
Hand Woven Leather Pointed Toe Mule
このブラウスはレイヤードが楽しい。
襟や袖部分だけを覗かせる着こなしは
秋冬アウターとの相性も良さそうです。
袖丈が敢えて長めな理由はそのためです。
イエロー×ホワイトの色合わせは
シンプルでいてとても綺麗な配色ですね。
モデル身長154cm
OUTER:Andrew Driftwood
Doggybag Waist Coat Tea Dyed
BAG:CHIRISTIAN PEAU FOR poefu
3way Leather Tote Bag
PANTS:ALWEL
Peg Pants(sold)
SHOES:Vialis
Hand Woven Leather Pointed Toe Mule
クラフト感のあるAndrewのベスト
モード感のあるALWELのパンツ
同色仕上げとベーシックシルエットだからか
意外とどんな雰囲気にも馴染んでくれそう。
モデル身長154cm
PANTS:ゴーシュ
Light Denim Very Wide Pants
(this color sold)
SHOES:Vialis
Hand Woven Leather Pointed Toe Mule
シンプルな着こなしが増える春夏
これ1枚でデニムやチノパンも可愛く。
Diorをはじめ世界中のトップメゾンの
オートクチュール制作に欠かせない
カディや刺繍といったインドの手仕事。
何気なく訪れたDiorの展示でまさかの
DiorとBUNONがあい見(まみ)えた瞬間。
かたやオートクチュールかたや日常着
そこに大きな隔たりはあるにせよ
衣服そのものや手仕事を施す職人への敬意は
きっと「愛」見(まみ)える世界線のはずなのです。
着る人そのものだけでなく、世界中のブランドやデザイナー達を魅了してやまない、手紡ぎ手織りの布カディ。
未だ手仕事が盛んなインドでしか作れない貴重なもの。
一般的にカディと言えばコットンを連想しますが手紡ぎ手織り布の総称。
カディはコットンを主体にシルクやリネン、ウールのものまで存在します。
こちらはコットンシルクのカディ。手に触れるより見るだけでもすぐにわかる手紡ぎとは信じ難いほどの細番手糸。
更にそれを手織りしている為、着ている事を忘れるくらいの実在する羽衣のような軽さです。
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手紡ぎ、手織りに加えて、糸染めによる手間をかけたカディ布。
そのため糸節や色ムラが自然に生じますが、全てカディの特性と予めご了承ください。
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フリルをあしらったフェミニンな印象のブラウスですが、全てを同色で仕立て、ベーシックなシルエットにすることで、うるさくなり過ぎずまとまりのある雰囲気に。
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付け襟の様なラウンドフリルカラーにドット刺繍。刺繍糸にはシルクを使用しています。
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前立て部分を動きあるフリル仕立てで。フロントボタンをさりげなく隠したフライフロント仕様が機能的にもデザイン的にもマッチしていて巧い。
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袖口はフリルカフ。さまざまなレイヤード時にカフス部分をアウターなどの袖口から覗かせやすい、やや長めの袖丈で。
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約2mmほどの細かなピンタック。ピンタックもインドが得意とする手仕事の1つです。ミシンステッチとは言え、とても薄手で柔らかいコットンシルクカディにこのピッチ間隔でのピンタックはやはり凄い。
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デザインの中心は前身頃ですが背面中央部の夥しいピンタックも充分な存在感です。
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