2012.08.18|お品物
今秋のmina perhonen テーマ「絵の服」。
コレクションを前にヨーロッパを旅した際に
皆川さんはたくさんの美しいタイルに出逢ったのでしょう。
美しき手書きの文様を陶磁器に絵付けするように
お洋服という一枚のキャンバスの中に
刺し施されるminaの美しい刺繍文様。
ひと筆ひと筆を丁寧に描くタイルのように
ひと針ひと針を刺繍糸で描いていきます。
mina perhonen
「forest tile」
blue/black 38size ¥48300
コットンの綾目の凹凸感のあるツイル生地のベースは
張りとしなやかさを併せ持っているので
刺繍面が崩れることなくどの角度からも
mina のタイル柄は美しい表情を見せてくれます。
コットンの刺繍糸はポッテリと贅沢な膨らみをもって
光さす森の影のように自然な陰影を映し出します。
刺繍糸は皆川さんの手から伝わるペン先をなぞり
あたかも意志をもっているかのように
それぞれがひとつずつの柄を構成していきます。
そこには「絵の服」というテーマ通り
皆川さんの信ずる手から生まれた「一枚の絵」を
職人さんたちの手によって大切な「絵の服」にしていきます。
手から手へ。
つながるバトンはその「絵の服」を通して
手に取った方々へ、静かに穏やかに
その優しき手のぬくもりを感じさせてくれるはずです。
大切な想いを伴って
minaをご紹介できる日々を幸せに想います。