2013.12.30|店主のつぶやき
ちょうど一年前のNEWSで書いた「絵空言葉」
https://poefu.com/wp-admin/post.php?post=3520&action=edit
2013年にテーマとして掲げた
『記憶と記録』『微動と躍動』
その二つはNEWS「絵空言葉」の言葉の裡で
熱量だけが先走りながら
ぼんやりと形になり始めていた頃でした。
『記憶と記録』はたくさんの方のお力添えをいただいて
9月末に『幸服の重ね着』という一冊の書籍になりました。
出版以来、本当にたくさんの方にpoefuにお越しいただきました。
おひとりずつの物語をここでは語りつくせません。
たくさんの出逢いの中には印象的で
忘れられない大切な記憶がまた
幸服の記録として私の中に留まりました。
この書籍で伝えたいと思っていたお洋服にまつわる幸福の物語は
むしろ私の方がお洋服とpoefuを訪れて下さる方々に幸せを頂いている事に
改めて気付かせていただく日々です。
いくら連ねても言葉では書き足りない想いですが
心よりお礼を申しあげます。
『微動と躍動』
毎日、さまざまな地域の方から頂くお問い合わせにお応えしてみたい。
否定的だったWEB SHOPの開設に向けて
少しずつ考えを改めてる自分がいる事に気付きました。
ただ未だそれは形になっていません。
私のアナログさと不器用さ、そして何よりも気持ちの整理のつかなさが
結局最後まで邪魔をし続けています。
WEB SHOPサイト「poefu poefu」
https://poefu.com/intro/poefu_pre2.mp4
デザイナーK氏に映画のようなイントロダクションを製作してもらいました。
研ぎ澄まされ 丸みを帯びた水の滴たちが 寄り添い形になる場所。
お洋服だけでなくpoefuで扱われている照明やアンティーク雑貨が並びます。
「poefu」が太陽なのか「poefu poefu」が月なのか。
太陽と月のように
一枚の紙切れのように
光と影は常に表裏をともにします。
どちらが表で どちらが裏なのか。
それは自らの意志で決めていくことだと今は思います。
その場所が、私たちにとっても心地よくあるためにも
開設までもう少しお時間を頂ければ幸いです。
アトリエで仕事をしていると静かな時間が流れます。
『幸服の重ね着』もこの場所で生まれました。
WEB SHOP撮影スタジオとしての機能を持ったアトリエ。
無相創の米原さんに製作していただいた
この世に3つしか存在しない流木の漏斗12灯シャンデリア。
大事な宝物です。
3メートル超のフランスの宮殿に据えられていた木製のアンティークゲート。
好みではない塗装色は無相創ヤザワ君に
美しい無垢に戻してもらいました。
「poefu」をともに作り上げてくれている
大事な仲間たちにも改めて感謝します。
『微動と躍動』
2013年の大きな心残り。
それは私にとっての大切な宿題です。