靴選びは慎重になるという方も少なくないと思います。
それはなぜでしょうか?
○着心地以上に単純明快で大切な履き心地という必要最低条件。
○デニムにもワンピースにも、メンズライクとフェミニン、どちらのお洋服にも合わせられるかの双方向性。
○御修理が可能かという大切な側面。
○そして何よりも難問なのは人と同じものにならないのかというファッション性。
。。。。
挙げていくとキリの無い事になりますが
それらの条件ハードルの全てとは行かないまでも
多数のハードルをクリアーしていく靴を見つけ出すのが
セレクトショップのバイヤーとしては苦しくもあり
見つけた時の喜びもひとしおです。
そんなハードルをいくつも飛び越えてくれる
poefuにとって定番のお靴のサイズが揃いました。
Les Chants de la terre
「大地の歌」という名前の素朴な靴。
19世紀初頭のフランスのファーマーズシューズをデザインベースにしています。
Italian nubuck ankle strap shoes
Dark brown 36~40
Black 35~39
¥27,000
Italian nubuck one lace shoes
Black 35~40,42
Dark brown 35~41
¥27,000
○ 履き心地。
靴の原始的な製法であるマッケイ製法で縫われています。
モカシンやイタリア靴に多く見られるマッケイ製法は
返りが良く軽い履き心地を生み出します。
○双方向性
バレエシューズのような女性らしい華奢な見た目。
相反するのはイタリア製の牛革を使用した
メンズ靴のような粗野さを感じるオイルヌバック素材。
デニム に。
スニーカーよりも華奢な女性らしさですが
素材感がメンズっぽいニュアンスです。
「あのサロペット」に。
バレエシューズよりもそれっぽくならずに。
もちろんスカートにも。
フェミニンになりすぎない丁度良い佇まい。
ワンピースにも。
少しフォーマルな印象にもお役立ていただけます。
ちょっとしたおでかけにも。
ちょっとキッチリ。でも楽チン。
どこか素朴で清楚な佇まいとメンズ靴の無骨さ。
合わせるお洋服を問わない相反する双方向性が
シルエットと素材によってシンプルに表現されています。
○御修理
原則的には3回程度のソール交換が可能です。
店頭ではハーフラバーを一枚貼り足して頂くことをお勧めしています。
○ファッション性
街を歩いていて見かける事はありません。
職人がひとりで製作をしているベンチメイド。
根本的に大量生産が出来ないからです。
もし見かけたときは同じものを可愛いと想える
マイノリティーで気の合う方に違いありませんから
会釈を交わしてみてください。
約5年前にこの靴を初めて見た日の展示会の私。
「ねー、そうそう。こういうねー。
そうそうそう、ねー、こういうことですよねー」
いくつものハードルを飛び越えていく
まさに探していた靴を見つけた喜びに
ひとり納得して何度も繰り返しながら口にしていました。
poefuにとっての3年半目の定番。
これからも世間の定番にはなれない大切な定番。