2018.02.25|Blog
デザイナー自らが糸一本を選び出すところから始まり
織組織や密度などを思索しながら作られる
この世に同じものは存在し得ない唯一無二の服地。
1mmにも満たないミシン運針で寄せられたギャザーは
飽きること無く見ていられる美しい芸術品のようです。
オートクチュールレベルの厳しい基準で
大量生産とは無縁の方法で作られているにも関わらず
繊細なシルクやカシミアなどで仕立てたお洋服全てが
ご自宅でお洗濯が可能な究極の日常着として
数は多くなくとも量産されているという不思議な事実。
デビューしてからまだ5年足らず。
日本国内だけではなくむしろ海外での展開が多く
韓国・アメリカ・フランス・イギリス・ロシア・スイス
ドイツ・オーストラリアやイスラエルでもセレクトされています。
この無名なお洋服には言葉や国境を越えていく力強い説得力が
宿っていることに他ならない証明だと感じるのです。
アンティークに見紛うリネンのオープンギャザーワンピース
もとの始まりは2年前のkaval展示会に並んでいた
メンズのシャツやジャケットに使われていたこの生地を
個人的にあまりにも気に入ってしまい私のわがままで
オープンギャザーワンピースで仕立てて頂いたのが始まりです。
今回で三度目の紹介ONLINESHOPでは二回目となります。
kaval FOR poefu
High Count Linen Open Gather Onepiece
black / natural
Free ( one ) size
¥74,000+tax
(モデル身長 153cm )
OUTER:kaval Wool Cashmere Drawstring Open Front Dress
SHOES:OFFICINE CREATIVE FOR poefu cenere grey
大人っぽいモノトーン使いで
バランスの取りやすいワンピースはインナーとしても。
OUTER:susuri Dorothy Shirt Coat
SHOES:OFFICINE CREATIVE FOR poefu cenere grey
ドロシーシャツコートやサクラコート
春コートのベージュのインナーに映える黒のワンピース。
膨大な量の糸一本から選別することから始まるkavalの生地作り。
60番単糸の打ち込みの良い超高密度リネン。
現在流通しているリネンには存在しないゴワゴワとした手触り。
一から作り出すことでしか成し得ないkavalのお洋服の生地。
きっと何年もかけて馴染んでいく時の重なりが愛着に通じています。
balck / natural
反染めのblackはシックな墨黒。
ワンピースとしてもアウターのような羽織りとしても
とてもお使い頂きやすい色合いです。
naturalはリネンならでは色合いと風合いがお好きな方へ。
季節を問わずにどんどん着て頂けそうです。
PANTS:ゴーシュ カツラギパンツ Narrow Straight
SHOES:OFFICINE CREATIVE Lace up Boots
マニッシュな雰囲気のパンツとブーツで。
生地そのものの膨らみはありますが見事なパターンと
美しい縫製で絶妙に仕上げたkavalを象徴するワンピース。
前下がりのある襟周りでトップボタンまで留めても良い雰囲気です。
台襟の無い一枚仕立て。
ハリのある生地感で襟を立てた時の立体感が美しい。
OUTER:TOWAVASE「Joyeux noël」Wool Silk Manteau
PANTS:ゴーシュ カツラギパンツ Narrow Straight
SHOES:OFFICINE CREATIVE Lace up Boots
かつてエリザベス女王のドレスを仕立てたと云う
贅沢な美しい生地のマントを重ねて。
まるで映画の中の世界のようにお洒落を楽しんで。
INNER:maison de soil Pintuck Blouse
SKIRT:humoresque Gather Skirt
SHOES:Vialis FOR poefu Pointed Toe T-Strap Shoes
ベージュにピンクとレッドを合わせて。
女性らしいコーディネートのアウター代わりに。
前回のONLINESHOPでご紹介した際に
このワンピースをご購入頂いたお客様から
とても熱い長文のお礼メールを頂いたことを思い出します。
その実物を目にして手に触れ袖を通してみて
きっとその感動が抑えきれないくらいに
想像していた以上のものだったのだと
そのメールを読みながらとても嬉しくなりました。
実際に手に触れることの出来ないもどかしさの中で
想像を超える感動域を想像してみて頂けると幸いです。
ONLINESHOPでもご紹介中です。
是非ご利用ください。