2020.04.26|Blog
スタイリスト小暮美奈子さんが手掛けるブランド
「-M-(ミディアム)」
〜誰かのためでは無い自分のためのお洋服〜
どこかエゴイスティックに聞こえなくもないコンセプト。
スタイリストという本業を通してお洋服はもちろん
沢山の物に見て触れて使ってみたりすることで
自らが着たいと想う理想形に最も近いものをデザインする。
そう考えるとそのコンセプトはとても頷けるはずです。
展示会で初めて小暮さん本人にお会いして感じたのは
センスの良さに上品さそしてバランス感覚です。
具体的な説明が難しいセンスや上品さですが
今春個人的にもヘビーローテーションのブラウスは
着れば着るほどバランス感覚が良いなあと感心するばかり。
-M-(ミディアム)
Cotton Silk Bow Tie Blouse
khaki / pink / black
Free(one)size
¥30,000+tax
襟からそのまま続くボウタイが特徴的なブラウス。
うっすら透け感あるシフォン調の生地はコットンシルクは
カジュアルになりがちなカーキでさえ上品な雰囲気に。
生地選びのセンスの良さと色選びの上品さ。
カジュアルなはずなのにキレイ目に見えるという事は
デイリーウエアに最も大切なバランス感覚だと思います。
スッキリとしたサイズ感と8分くらいの袖丈。
ショート丈はワイドパンツやスカートに相性抜群です。
(実寸サイズはONLINESHOPを参照ください)
ここだけの話ボウタイブラウスがあまり好きではありません。
というよりもこのブラウスに出逢って分かったのは
好みのものに出会ったことが無かったというのが本音です。
小ぶりな襟周りやタイ部分の長さそのバランスが素晴らしい。
あまり深く考えず垂らしているだけでも良い感じ。
くるっとひと巻きするだけでさり気ないお洒落を楽しめます。
もちろんボウタイとして。
ボウタイそのもののどこかマニッシュな雰囲気と
シルクコットンの素材感が持つフェミニンな雰囲気。
やはり絶妙なバランス感覚で仕上がっています。
(モデル身長153cm)
OUTER:nitca FOR poefu Sheep Leather Rider’s Jacket(sold)
SKIRT:humoresque Random Tuck Skirt
SHOES:Vialis FOR poefu Pointed T-strap Shoes
女性らしい上品なアースカラーコーディネートは
レザーライダースジャケットに合わせて
ボウタイ部分はラフな雰囲気で垂らしてみました。
コーディネートに取り入れやすい柔らかな色味のパウダーピンク。
(モデル身長153cm)
SKIRT:Pois E FOR poefu「OPERA」Circular Skirt
SHOES:Vialis FOR poefu Pointed T-strap Shoes
いつものスカートといつものお靴に。
poefuに欠かせないヘビーローテーションのアイテムたちが
一枚のブラウスを合わせるだけでとても上品で特別な雰囲気に。
(モデル身長153cm)
OUTER:susuri Dorothy Hood Coat(sold)
PANTS:FIR MUM Linen Viyella Suspender Pants
SHOES:Vialis FOR poefu Pointed T-strap Shoes
今春おすすめのサスペンダーパンツのインナーに。
どんな色にも馴染む使い勝手の良い差し色です。
ロング丈のアウターに合わせてネクタイのようにひと巻き。
INNER:ゴーシュ 100/2 Mild Jersey Butterfly French Sleeve T
SKIRT:humoresque Silk Satin Gather Skirt
SHOES:Vialis FOR poefu Pointed T-strap Shoes
短め丈のヘムラインはゴムシャーリング仕様。
タックインをせずブルゾン感覚でボタンを開けて。
ボウタイ部分は無造作にひと巻き。
オールマイティーなブラックは普段着としてはもちろん
お仕事着やフォーマルでも活躍してくれそうです。
タックインしなくてもゴムシャーリング部分を内側に
折り込むだけでブラウジングスタイルを一瞬で作れます。
様々な着こなしを提案するさすがスタイリストなデザイン。
(モデル身長154cm)
OUTER:BLUE BLUE Trenchester Coat(sold)
PANTS:ゴーシュ Cotton Linen Slub
「Grotta azzura」Wide Pants(this color sold)
SHOES:R.U.「Jo」Ribbon Lace Long Vamp Shoes
メンズライクなアイテムたちと。
うっすらと透け感あるブラックが重くなりすぎず
ちょうど良いバランスでフェミニンな雰囲気を足してくれます。
-M-(ミディアム)の「M」は中庸のバランス感覚。
「誰かのため」という極端な偏りがあるわけではない
そして「自分のため」というのはエゴな意味ではなく
ブランドの垣根を取り払い着る人(自分)の
様々なワードローブに寄り添うような中庸。
そして小暮さんから感じる「センス」と「上品さ」という
まるで数式のような或いは化学式のような
両天秤の中央で繋ぎ留める素晴らしいバランス感覚。
「センス」-M-「上品さ」
ONLINESHOPでもご紹介中です。
ぜひご利用下さい。