2022.11.28|Blog
店頭でゴーシュをご紹介する際
「とても味の良い定食屋さん」
そんな例えでお話ししています。
20年以上のブランドにも関わらず
ストック在庫が無く
追加注文が殆ど出来ない。
言い換えればカウンターのみ
席数は決して増えない小さな定食屋。
お客様を満足させるキャパシティを
20年以上堅実に守り続けている。
お洋服を例にとると
ゴーシュと言えばのカツラギパンツは
何にでも合う白ご飯のような存在。
ゴーシュ
Wool Alpaca Hand Flame Knit
5 color
2(one)size
¥24,200(tax in)
アルパカ65%ウール35%のニット。
世界的に有名なアルパカニットの産地
ペルー生産らしい味わい深いニット。
カシミアをメインに取り扱うpoefuでは
普段あまりバイイングしないタイプ。
もちろん体感には個人差もあり
敏感肌の方にはお勧めできませんが
そこまでチクチクしない印象でしたので
今秋冬から初めてのご紹介です。
ハンドフレームという手法を使って
熟練したニット職人が手横機という
アナログな機器を使い絶妙な力加減で
横糸を操りゆっくりと編んでいく。
手編みと機械編みの中間イメージ。
全て手作業で行う起毛作業が
良い意味のランダムさで更に味わい深く。
適度に地厚なはずなのに柔らかい。
絶妙な加減で編まれる
ハンドフレームニットの1番の特徴です。
ややオーバーサイズなサイズ感が
メンズライクだけど可愛い
ベーシックなデザインに
ゴーシュらしいパターンメイクで
味付けを施したクルーネックニット。
ゴーシュのアイコンディテール2点。
「詰まっているようで詰まっていない」
お客様からそう評される事も多い
首を縁どり円を描くようなクルーネック。
そしていつもの胸ポケット。
興味深いのはネック部は手編み
本来ニットはパーツをそれぞれに分けて
リンキングマシンというニット専用の
ミシンで繋ぎ合わせるように縫うのですが
ポケット部はボディと共に編まれています。
袖と裾のリブ部分は
テンション緩めのキツくない作りです。
ドロップショルダーにスッキリ袖。
布帛のように柔らかくタワみながら
緩めの裾に向けて丸みを帯びながら
すぼまっていくゆったりシルエット。
ご周知の通りゴーシュデザイナー夫妻は
誰もが知る世界的に有名な
デザイナーズブランドのパタンナー出身。
ニットなのに型紙通りに作ってもらう。
一般的なニットは糸のゲージに始まり
色や編み立ての仕方を書いて絵型を元に
指示書で専業工場へ依頼する場合が多く
布帛のように型紙を用意する事は稀です。
「何につけてもちょうど良い」
いつものタートルをインナーに。
地厚さに反する柔らかさ
身頃のゆとりあるシルエットで
タックインも布帛同様サマになります。
white モデル身長154cm
OUTER:kaval
French Vintage Linen
Fish Tail Coat
PANTS:NO CONTROL AIR
Polyester Corduroy Kabocha Pants
SHOES:R.U.
「Camille」
One Lace Gillie Shoes
暖かみある白系のニットは
何にでも合わせやすいので
インナーとしても使い勝手が良い。
秋冬らしいザックリとした素材感に
コーデュロイがとてもよく似合います。
T→D
black / brown / light grey
light blue / white
light greyとwhiteは原毛色そのまま
他色は糸染のゴーシュオリジナル色。
light grey モデル身長154cm
INNER:BUNON
Cotton Silk Khadi
Frill Collar Blouse
PANTS:NO CONTROL AIR
Polyester Smooth Wide Pants
ゆるりとしたリラックス感の
メンズっぽいモノトーンと思いきや
フリル襟をのぞかせて瞬時に
フェミニンなスタイルに早変わり。
ライトグレーは綺麗めモノトーンでも
スウェット感覚でラフな着こなしも
ベーシックデザインがベースなので
着こなし方も自由自在です。
brown モデル身長154cm
OUTER:TOWAVASE
「La zabu」
with Glass Beads
SKIRT:Pois E
「OPERA」Skirt Cotton ivory
SHOES:Vialis
Hand Woven Leather Pointed Toe Mule
今秋冬マイブームの
モノトーン+アースカラーコーデは
秋冬ならではな色合わせが楽しい。
カフェモカっぽい優し目ブラウンは
季節感が出やすく可愛さもある良色。
それにしても重ね着時に
なぜだかモコモコして見えない。
パターンなのか何なのか。。。
light blue モデル身長154cm
INNER:BUNON
Cotton Khadi Embroidery Blouse
STOLE:eleven 2nd
Cashmere Knit Stole regular
PANTS:ゴーシュ
カツラギ VERY ワイドパンツ(sold)
お馴染みのゴーシュらしい
ちょっぴりくぐもったブルー。
こちらも今秋冬のマイブーム
暖かい素材感での寒色コーデ。
目立ちすぎずな存在感で
とても効果的な差し色になる1色です。
black モデル身長154cm
OUTER:BUNON
Silk Khadi Quilt Coat
INNER:SUSURI
「レヴーズドレス」
SHOES:Vialis FOR poefu
Pointed Toe T-strap Shoes
ワンピースにレイヤードで
ワンピースがスカートに早変わり。
小花柄や手刺繍のコート
そしてざっくりニットの素朴さを
モノトーンでまとめてみました。
素材そのものの凹凸と起毛仕上げで
マットな色調に陰影あるブラックです。
このニットは例えると生姜焼き
味の付け方が普通と少し違う。
(ニットなのに型紙が存在する)
でも味はちゃんと生姜焼き。
(基本がベーシックなので)
今回とても意外だったのは
実はこのニットの拘りは価格です。
紡績から編み立てまで全て
ペルーでの現地一貫生産だからこそ
ハンドフレームでもこの価格で作れる。
日本生産で2万円上がってしまうと…
毎日気軽に寄れる定食屋と同じ発想。
究極の定食屋=デイリーウエア。
まもなく本格的な冬を迎えますが
まだまだ食欲の秋は続きます。
ONLINESHOPアップ準備中です。
しばらくお待ちください。