2022.12.18|Blog
「暖かいパンツはありますか?」
本格的な冬が始まるちょうど今頃
店頭でよく聞かれる事の1つです。
パンツそのものが暖い素材のものや
作りが冬仕様過ぎるものは
着用期間があまりに短い事もあり
中々おすすめが見つかりません。
着用期間が長く見た目に暖かそう
何よりこちらは森林浴をしているように
心もポカポカしてくれそうなパンツです。
GASA*
「森との対話」
Jacquard Wide Pants
khaki
Free size
¥59,400(tax in)
オリジナルのジャガード生地は
何ともGASA*らしさに溢れたもの。
まるでアンティークで見かける
タペストリーを彷彿とさせる生地感。
シャンブレー調に変化するベース色
全体にフェードがかった淡い色調が
まるで本物のアンティークのように
更にその表情を豊かにしてくれています。
日本国内でもこの表情を作れるのは
限られた地域でこちらは桐生産のもの。
ふくれジャガードと呼ばれる織り組織で
表面は無撚糸使い裏面には強撚糸使い
その後の加工で表裏の縮みに誤差が生じ
表面の柄が浮き出る特殊な二重織です。
「森との対話」そう名付けられた生地は
デザイナーがヨーロッパで出逢った
ビンテージ布に魅了され生まれたもの。
大柄なはずのに派手な印象は決して無く
穏やかな色みでむしろ落ち着いた雰囲気に。
その着用期間と共に秋から春にかけて
曇天の寒空に雲の隙から時折射し込む
陽の光に照らされた草花たちの姿に
身体だけでなく心も暖かにほころんでいく
まるで森林浴のように素敵な生地です。
スッキリと収められた腰周り
ストンと縦に落ちるシルエットが
その織柄を綺麗に見せてくれる
セミワイドのストレートパンツ。
あくまでもこのパンツは生地が主役
シンプルなデザインとシルエット
背面のみゴムシャーリング仕様で
履きやすくコーディネートもしやすい。
ついタックインして見せたくなる
とても凝ったウエストのディテール。
グレージュヘリンボーンウールの腰帯に
ツイードジャケットで見かけるような
ノスタルジックで愛らしいクルミボタン
ベルトループは手編みのニットパーツと
それぞれが秋冬らしい暖かみある素材感。
モデル身長154cm
OUTER:TOWAVASE
「Permanent TOWAVASE」
Hand Stitched Quilt Jacket
INNER:kaval FOR poefu
Soft Wool Cashmere
Crew Neck Tee(sold)
SHOES:R.U.
「Camille」
One Lace Gillie Shoes
フェード感のあるパンツ色調に合わせ
敢えて全体をボンヤリとまとめて。
陽の光を受ける森の風景イメージを
コーディネート中にスケッチしてみます。
赤みあるグレーTOWAVASEベルベットは
冬木立の灰色がかる木肌に寄せて
その先で出番を待つ初雪そんなイメージ。
モデル身長154cm
OUTER:nitca FOR poefu
Wool Alpaca Shaggy Cocoon Coat
INNER:kaval
Cashmere Sable Crew Neck Knit
SHOES:R.U.
「Jo」
Ribbon Lace Long Vamp Shoes
セージの葉をイメージしたアウター色
緑が白を纏うあの綺麗な葉色のような。
まるで雪を纏っているようなその淡色を
見た目にも暖かい起毛生地のシャギーで
仕立てたウールアルパカのアウター。
その内側で鮮やかなブルーグリーンが
春を待ちわびているそんなイメージです。
このニットとアウターを合わせた時
それぞれを発注した時には
全く知る由もなかったその出逢いに
セレクトショップって楽しいなあと
改めて思うくらいシックリきました。
全く違うタイミングや異なるお店で
偶然ワードローブに加えたものたちが
唯一無二のお気に入りコーディネートに。
皆さんにもきっとあるはずの
その瞬間って本当に嬉しいですよね。
このパンツはきっとそんな幸せな出来事が
この先に幾つも待っているんだと思います。
「森林浴」
このお洋服の物語を描いている途中
いつも以上に長い時間湯船に浸かりながら
ふと頭に浮かんだその言葉が面白いなあと。
秋から春先まで身体だけでなく
きっと心も温めてくれる「森との対話」
アンティークになるまでご愛着ください。
ONLINESHOPアップ準備中です。
しばらくお待ちください。