2023.11.25|Blog
「重ね着が難しくて…」
秋冬シーズンになるとよくお聞きする悩み事。
今回ご紹介するアウターは
ほぼ全てのお洋服の上から羽織れるので
重ね着が難しいと思われている方にも
簡単に重ね着を楽しめる便利で頼もしい味方
加えてワードローブで被らないアウターです。
RhodolirioN
Cowichan Hand Knit Bolero
ecru / taupe
Free size
¥27,500(tax in)
カナダの先住民「カウチン族」を起源とする
「カウチンニット」(Cowichan Knit)に
インスパイアされたアメカジからの
RhodolirioNらしいデザインアプローチ。
どんな形のインナーでも包み込んでくれそうな
ゆったりとしたボリュームスリーブが印象的な
ウエストマーク上のショート丈ニットボレロ。
前後リバーシブルで着用出来る便利な羽織なので
柄面を前にしたこちらの着こなしもおすすめです。
機械編みが難しい太番手ニット糸を使用した
手編みのニット産地として名高いペルー製。
手編み特有のザックリ感や
最低限のボリュームはあるものの
肩周辺のスッキリさ加減と全体のまとまり具合。
カウチンニット由来のメンズライクな雰囲気は
うまく残しつつひと目で可愛いと分かる
絶妙なバランスがさすがのRhodolirioNです。
直接首に触れない距離を持たせたラウンドネック。
本来の製品規格ではこちらが前面なります。
「熊」や「鹿」に「サンダーバード(雷鳥)」等
狩猟イメージのものやカウチン族の信仰対象が
描かれている事が多い伝統的なカウチンニット。
今回のニットボレロでは「ツバメ」がモチーフ。
RhodolirioNのブランドアイコンであるツバメは
その帰巣本能から必ず帰ってくるという理由から
海軍兵のタトゥーモチーフにも用いられる縁起物
アメカジに詳しい人からすると面白い違和感も
不思議と違和感なく溶け込んでいるのが面白い。
ニットならではの素朴な雰囲気と暖かみを
袖の幾何学模様がアクセントで添えてくれます。
ニットらしいメランジ感あるグレージュ基調に
エクリュ×ダークブラウンの配色。
羊毛本来の原色にほど近いこの3色は
カウチンニットのクラシカルな色合わせです。
モデル身長154cm
INNER:eleven 2nd
Soft Plain Jersey S/S T
SKIRT:BUNON
Silk Organdy Embroidery Layered Skirt(sold)
SHOES:R.U.
「Camille」
One Lace Gillie Shoes
ワイドパンツやスカートを活かすショート丈。
華やかなシルクオーガンジースカートと
素朴なウールニットのコントラスト。
実は敢えて半袖Tシャツの上に羽織っています
その理由はウールニットのチクチク問題。
素直で正直なスタッフMちゃんの答えは
「想像よりもあまりチクチクしない」でした。
フカフカとした弾力のあるウール100%
毛羽の少ない柔らかな糸を使用しているからか
手触りはチクチクする感じはなく
店頭でご購入のお客様も同意見が殆どでした。
もちろん敏感肌の方にはおすすめできませんが
ロンTなどの上からも気軽に羽織れそうです。
「チクチクしない」に加えて特筆すべきは
「驚くほどに軽い」が更なるおすすめ理由です。
モデル身長154cm
INNER:SUSURI
ポエータハイネックセーター
SKIRT:BUNON
Silk Organdy Embroidery Layered Skirt(sold)
SHOES:R.U.
「Jo」
Ribbon Lace Long Vamp Shoes
同じ雰囲気をリアルなインナーに変えて。
通常の着こなしは後ろ姿がとても印象的ですね。
まずは通常の着こなしで。
前後逆向きでの着こなし。
ワンピースのギャザーが映えると同時に
SUSURIのワンピースアイコン
誇張されたハンガーループが見えるのも楽しい。
ネックホールドを外した着こなしアレンジ。
「ここからフード出したら面白そうかも!」
今急に思い付いた重ね着アイデアなので
残念ながら着画はありません。。。
モデル身長154cm
INNER:SUSURI
リーサイドシャツドレス(sold)
PANTS:BUNON
Silk Khadi
Side Button Pants(this color sold)
BAG:BUNON
Silk Khadi Candy Bag
SHOES:R.U.
「Camille」
One Lace Gillie Shoes
お互いの存在感を引き立て合う
ワンピースと相性の良いショート丈ボレロ。
メンズっぽいカウチンにピンクをプラスして。
エクリュ基調にサックスブルー×グレー。
メンズっぽいカウチンの印象を淡色メインで
女性らしく柔らかな印象に変えた絶妙な色配色。
RhodolirioNディレクター須藤さんのセンスに
思わず「可愛い」と声が出てしまいます。
モデル身長154cm
INNER:SUSURI
ポエータハイネックセーター
PANTS:ゴーシュ
カツラギ VERY ワイドパンツ
秋冬シーズンの全身淡色コーディネートにも
太番手ニット糸が暖かな雰囲気に見せてくれます。
モデル身長154cm
INNER1:Needles
Track Jacket Velour Jersey(sold)
INNER2:SUSURI
ポエータハイネックセーター
PANTS:ゴーシュ
カツラギ VERY ワイドパンツ
寒さに応じてインナーを1枚足していくだけ。
ニットの配色に合わせてのコーディネート
Needlesは同じ会社ネペンテスの別ブランド。
RhodolirioNディレクター須藤さんは
Needlesが好きすぎて転職した熱量の持ち主
そんな理由もあってのツバメと蝶の共演実現。
重ね着に自分なりのストーリーを持たせると
更にお洒落が楽しいものになるかもしれません。
モデル身長154cm
INNER:NO CONTROL AIR
Cashmere Loose de Kawaii Knit
PANTS:BUNON
Silk Khadi Side Button Pants(this color sold)
「カシミアとウール」「機械編みと手編み」
似ているようで違う2つのざっくりニット。
似ているのはどちらも暖かくて可愛い所。
モデル身長154cm
INNER1:NO CONTROL AIR
Polyester Balky Double Knit
Crew Neck Cardigan Blouson(sold)
INNER2:eleven 2nd
Cotton Boreder Jersey L/S T
SKIRT:Pois E FOR poefu
「OPERA」Skirt Cotton ivory
SHOES:R.U.
「Jo」
Ribbon Lace Long Vamp Shoes
白からエクリュのグラデーション。
袖部分の幾何学模様をボーダーに見立てて
インナーのボーダーカットソーとクロスオーバー。
このNO CONのアウターで冬を越えれるかも?
そんな風にまで感じた秋冬のスタートでしたが
この着こなしがようやく真実味を帯びて
お披露目出来る冬の寒さの訪れが嬉しい。
モデル身長154cm
OUTER:Honnete FOR poefu
Wool Angora Shawl Collar Coat
INNER:SUSURI
ポエータハイネックセーター
SKIRT:Pois E FOR poefu
「OPERA」Skirt Cotton ivory
前後リバーシブルでコートにインナー着用すると
背面が窮屈にならないし暑くなりすぎない
フロントに印象的なツバメ柄が見える等
色々な重ね着を試していくうち想像以上に
このニットボレロの便利さに気づいてもらえます。
モデル身長154cm
INNER1:Honnete FOR poefu
Round Collar Coat Gabadine(sold)
INNER2:SUSURI
ポエータハイネックセーター
PANTS:ゴーシュ
Cotton Nel Narrow Tapered Pants
SHOES:R.U.
「Camille」
One Lace Gillie Shoes
最後はまさかまさかのアウターの上に羽織る提案。
展示会のそれぞれのバイイング段階では
自分でも全く想像していなかった着こなしですが
店頭ではこの重ね着を気に入ってくださる方も多く
この重ね着上手なニットをセレクトして
本当に良かったなあと幸せに思う今日この頃です。
【バイヤー秘話】
実はこのカウチンハンドニットボレロは
昨秋冬のRhodolirioNデビューシーズン
ポンポンニットシリーズと共に展開されていて
最もRhodolirioNらしさを感じたアイテムでした。
ただファーストシーズンという事もあり
少しおっかなびっくりなオーダー数で
入荷後すぐに完売しご紹介に至れなかった
バイヤーとして後悔が残る忘れられない1着に。
今秋冬こそは!と意気込んで臨んだ今秋冬展示会
「。。。何と。。。どちらも無い!?」
ポンポンニットシリーズだけでなく
カウチンニットボレロも見当たらない展示会に
肩を落とし会場を後にしようとした時
ネペンテスウーマンの営業Hさんが
「作りますね」小声でそう囁きながら
1枚の企画書をそっと手渡してくれたのです。
「カウチンニットボレロ!!!!」
暖冬なのか?…そうで無いのか?…
そんな事は関係なく店頭ではありがたい事に
次々旅立っていく愛しきこのニットでしたが
いよいよ本格的な寒さを迎えた今日
ようやくONLINESHOPでもご紹介出来ました。
色々な着こなしでスタイリングをしていると
改めてこのニットボレロの魅力と便利さに
重ね着の楽しさに沢山気付かされます。
定番化されると良いなあと思いながらも
手編みニットをこの価格を実現しようとすると
来秋冬は昨今の原価高騰事情など
なかなか道が険しいのかなあと思ったりもします。
万人ウケするアイテムでは無いかもしれません。
でも重ね着があまり上手に出来ない方でも
きっと「重ね着上手」に見せてくれるはずです。
お洒落に可愛く全てを暖かく包み込む
二羽のツバメが教えてくれる「重ね着上手」。
ONLINESHOPでもご紹介中です
ぜひご利用ください。