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例えるなら小田和正の気分

2025.07.16|Blog

「なぜ無地の生地を1から仕立てるのですか?」

kavalを初めて見た展示会で疑問に感じた

オリジナルのコットンタイプライタークロス。

 

「全然違うからです」

そう当たり前のように答えたkavalデザイナー。

10年前にもなるそんなやりとりも懐かしい。

 

 

kaval

High Count 120’s Cotton Typewriter

Daily Shirt

black / white

Unisex – S size

¥41,800(tax in)

 

 

毎シーズンkavalコレクションに欠かせない

ハイカウントコットンタイプライタークロス。

シーズン毎に少しずつ糸番手や仕上げ方など

わずかな違いを持たせながら作り替える拘り。

今春夏シーズンではこれまでのものと全く異なる

120番!という超細番手の単糸を使用しています。

一般的なタイプライタクロスは60〜70番

120番ともなると既成枠では殆ど流通しません。

仮に流通していたとしてもそれは双糸使いです。

糸1本から選び出しどのように仕立て仕上げるか

全てはデザイナーの意向によるオリジナル生地。

120番単糸の高密度打ち込み生地は全くないはず。

 

 

kavalを初めて見た展示会で疑問に感じた

「なぜ無地の生地を1から仕立てるのですか?」

比較的流通量の多いタイプライタークロスは

ぱっと見にはその違いが分かりにくい。

デザイナーからの答え「全然違うからです」

それは例えるとお米の違いに似ているかもです。

見た目にはどれも同じに見える白いお米も

食べてみる少しずつ違いがあるわけで。

今回の120番単糸はその点で明瞭に違いがある。

当たり前ながら薄手で柔らかい。

それでいてタイプライターの気配は残っている。

つまり適度なハリコシや洗濯強度は保持しつつ

落ち感とシルエットに柔らかな表情が出やすい。

そして通年着用はもちろんですが真夏も快適と

いつも以上に具体的に全然違うが分かりやすい。

実際の着用感は着ている事を忘れるくらい軽く

タイプライターの特徴である肌離れもあるので

通年着用+真夏も快適というのがとても嬉しい。

 

 

「Daily Shirt」

普段のpoefuではセレクトしていない

kavalでは定番デザインのデイリーシャツ。

レディースではむしろ見つけ難いかもしれない

完成形を突き詰めたようなベーシックデザイン。

通年愛用できる最良の生地でベストな1着を

そんな思いで今回はセレクトしてみました。

 

 

モデル身長154cm

デザインだけでなくシルエットもベーシック。

サイズ感に関してはユニセックスシリーズ中

やや大きめかなというイメージですが

120’sタイプライターの落ち感がいかされて

自然な雰囲気でのオーバーサイズな着用感に。

 

 

普遍的なメンズシャツのデザインベースは

丁寧な仕立ても相まって長く愛用出来ます。

 

 

モデル身長154cm

PANTS:FIR MUM

High Twist Cotton Twill

Waist Gather Military Pants

SHOES:ONE TWO & CO.

メンズシャツの佇まいを楽しめつつも

120’sタイプライターの柔らかな雰囲気で

無骨に見えすぎないのがとても良いですね。

 

 

 

モデル身長154cm

INNER:CLOSELY

Supima Cotton Back Flare No Sleeve T

PANTS:NO CONTROL AIR

Polyester Rayon Broad 5 Panel Pants
SHOES:ONE TWO & CO.
Velvet One Strap Shoes
半袖シャツの感覚で大きめロールアップ。
ちょっとした着こなしアレンジで印象を変えて。

 

 

kaval

High Count 120’s Cotton Typewriter

Small Collar Shirt

white / black

Unisex – S size

¥37,400(tax in)

 

 

「Small Collar Shirt」

チョコンと付いた小さな襟が可愛いシャツ。

襟が有る事でメンズっぽさはありつつも

襟下は台襟が無いノーカラーデザイン。

小さな襟のさり気ない存在感で

メンズライクを巧く可視化したシャツ。

襟付きのシャツを着てみたいけど

いざ着てみると何だか似合わなくて…

そんな方におすすめの1着かもしれません。

 

 

モデル身長154cm

やや長めの着丈でスッキリと見えるシルエット。

オーバーサイズが苦手な方にはもちろんですが

このスモールカラーシャツはディテールの端々に

アウターに近しい要素を見てとれるため

羽織着用にした際のシルエットが特に綺麗です。

 

 

前下がりを付けた台襟の無い襟周り+小さな襟で

メンズライクを巧みに可視化しています。

 

 

ややスッキリ目に見えているシルエットですが

実寸はバスト寸法で約116cmで細身ではない。

ドロップショルダーがそれを物語っています。

 

 

2分割の背面と2枚袖のアウターに近しい仕様。

オリジナルの生地製作への拘りだけではなく

古今東西の様々な衣服への深い造詣に加えて

自らパターンメイクやサンプル縫製も手掛ける

マルチプレイヤーのkavalデザイナーらしい仕様。

 

 

やや長めに見える着丈の側面はこんな感じ。

アウターのベントっぽい前後差+ガゼット。

袖口はカフ代わりにヘリ返しのタック仕上げ。

 

 

モデル身長154cm

SKIRT:ゴーシュ

ドライローンフレアスカート

SHOES:ONE TWO & CO.

Velvet One Strap Shoes

スカート+ブラウスではなくシャツも新鮮。

軽やかな120’sコットンタイプライタークロスと

メンズライクデザインが自然に溶け込みます。

 

 

 

モデル身長154cm

INNER:kaval

Carrebean Sea Island Cotton

Tee Shirt

PANTS:Needles

H.D Pants Denim Jean

SHOES:ONE TWO & CO.

Velvet One Strap Shoes

オープンフロントにするとノーカラーベースと

小さな襟の存在感が際立ちますね。

そしてやはりシルエットがとても綺麗。

夏場の日除けや冷房対策にもおすすめです。

 

 

 

 

kaval

High Count 120’s Cotton Typewriter

No Collar Shirt Wide

black / white

Unisex – S size

¥41,800(tax in)

 

 

「Small Collar Shirt Wide」

見るからに可愛いノーカラーシャツワイド。

とは言いつつも、ギャザーや大きな襟ではなく

シルエットだけで可愛い雰囲気に見せている

kavalらしいユニセックスデザイン解釈のシャツ。

 

 

モデル身長154cm

かなりゆったりとしたボックスシルエット。

バスト付近実寸で約158cmくらいですが

120’sタイプライタークロスのおかげで

着衣の見た目は落ち着いた印象に加えて

柔らかな裾ドレープも良い表情です。

 

 

やや前下がりを付けたネックライン。

 

 

トップボタンにのみアクセント使いされている

kavalオリジナルの陶器製ボタン。

何とこちらもデザイナーが自ら手掛けています。

 

 

「こう見えてシャツなんです…」

まるで小声でそう言いたそうにしているような

胸ポケットが付属しています。

 

 

タップリとした身頃にドロップショルダー

袖はスタンダードシルエットで2枚袖デザイン。

 

 

背面は猫背前傾部分をダーツで巧みに収めて

ヨーク位置に相当する辺りから大きく解放。

ブランドコンセプトやシーズンテーマも無い

その時々で自身が作りたいものを作るだけ。

何気なく見せているのが寡黙なデザイナーらしい。

 

 

羽織代わりのアウターとしての利用度も高い1着

袖口はやや広めのヘリ返しタック仕上げ。

 

 

モデル身長154cm

PANTS:Needles

H.D Pants Military

SHOES:ONE TWO & CO.

Velvet One Strap Shoes

ベージュパンツにブラックシャツは

シンプルだけど引き締まって見える

個人的に好きでよく作るコーディネートの1つ。

 

 

 

モデル身長154cm

INNER:FIR MUM

High Twisted Cotton Border Loose T

PANTS:ゴーシュ

コットンリネンセルビッチワイドデニムパンツ

SHOES:ONE TWO & CO.

Velvet One Strap Shoes

デニム+半袖ボーダーTシャツの夏定番コーデに

日除けのカーディガン代わりにも最適です。

もちろんノーカラーシャツワイドの魅力は

着る人もインナーシルエットも問わないところ。

 

 

 

「なぜ無地の生地を1から仕立てるのですか?」

kavalを初めて見た展示会で疑問に感じた

オリジナルのコットンタイプライタークロス。

「全然違うからです」

そう当たり前のように答えたkavalデザイナー。

 

その答えの真実を知りたくて初めて買ったのは

白い60番タイプライタークロスのシャツでした。

未だ「全然違う」を明確に言葉に出来ませんが

この120番単糸のタイプライタークロスは

明らかに「全然違う」が言葉に出来そうです。

kavalをこよなく愛するマニアックな思考ですが

kavalのタイプライター生地ブラックシャツは

経年変化の表情が最高にカッコイイです。

他ブランドには真似できない細かなステッチが

洗濯を繰り返す毎にシャツ生地に徐々に埋もれ

点々では無く線のようになっていく事と

その周りに出るパッカリング(アタリ)が

削れ落ちるように繊細な色落ちをするからです。

 

 

ブランドの意向により

「カートに入れる」は出来ませんが

ご購入希望の際はお電話かメール

03(6913)9212

onlineshop@poefu.com

こちらまでご連絡をお願いいたします。