3年前poefuが始まった日に
このスカートがこれほどまでに愛されるとは
知る由もない幸せな未来でした。
「見渡す限りの美しさ」
このスカートをはかれた方をいつも後ろから見ていた。
鏡に映るお姿も後ろから見ている私からも
どこから見ても美しいシルエット。
鏡の前で自然と動き出す人。
無意識にくるくると回り始める人。
風が見えるようなドレープ。
今日偶然に…いえ必然にも
Pois E の作家、平岡夫妻が
「少し遅くなりましたが。。。」と
fūgaの開店祝いを持って来店下さった。
ちょうど昨日撮影した
「見渡す限りの美しさ」の写真を見ながら
3年前には想像し得なかった幸せな未来を
振り返っていたところだった。
平岡夫妻と話しながら3年前のpoefuの開店初日を思い出していた。
平岡夫妻のようにPois Eは静かなモノたちだ。
その静寂の彼方にはシャイなお二人のように
ポツリポツリと小さな声が聞こえてくるようだ。
私の言葉など本当は必要ないのかもしれない。
たくさんの方に愛されるということ以上に
飽きることなく私がこのスカートを
「アイシツヅケルコト」
それが一番大切なことなのだと今は想う。
Pois E
「OPERA‐見渡す限りの美しさ‐」
A line circular skirt
cotton black/cotton white ¥16200
new linen navy/new linen black ¥19440
コットン素材。
とても柔らかなツイル生地が生み出す絶妙なドレープ。
お色はホワイトとブラックの入荷となります。
今回初めてのお取扱いとなるリネンシャンブレー。
厚すぎず薄手すぎずとシワになりづらい適度なハリ感。
これからの季節に頼もしいリネン。
お色はネイビーとブラックでの入荷となります。
アイシツヅケルコト。
このスカートはたくさんのお客様に
そして私たちとpoefuとfūgaと。。。
その先のまだ見ぬ幸せにつながる未来を教えてくれます。
昨日ご紹介のコートにもうひとつ
私たち姉妹だけのワンピースをHonneteに依頼しました。
「両面どちらでも着用可能で様々な着こなしが楽しめる」
「少し丈の長いドレス丈だけれど軽快さも兼ね備えた」
「中にも外にも重ね着がしやすい通年着こなせるもの」
互いの意見を重ね合いながらデザイナー内田さんに伝えた。
トワルは妹「annabelle」が入念にチェックしてくれる。
Honnete
FOR 「姉妹伴」
special make reverse onepiece
white/grey/navy
one size ¥28080
(モデル身長153cm)
素材そのものの良さを体感できるシンプルなもの。
きっと様々な方にご愛着いただけると思います。
grey
たっぷりとした贅沢な生地使いをしつつ
上半身はとてもスッキリと見えるパターン構成。
リバースするとフルオープンフロントになります。
肩線のない作りで体型やインナーを問いません。
五分袖の夏コートのような使い方としても。
n100のシルクタフタのスリーブレスドレスを重ねて。
シルクの艶とリネンのドライ感で素材違いの組み合わせ。
同系色がより贅沢で大人っぽい重ね着に感じます。
モノトーンですがとても存在感がある着こなし。
navy
万能色ネイビーにテーマカラーのブルーを散りばめて。
minäのaaltoのカットソー、luontoのタックショーツ。
FOR poefu Vialisのアズールブルーサンダル。
それぞれの美しい青が主張と調和を繰り返します。
今シーズンは春夏らしく上手にショーツをとりいれて。
white
贅沢な生地使いを証明するコーディネート。
poefuに欠かすことの出来ない
Pois E「OPERA」スカートにもスンナリと羽織れます。
春風がアイリッシュリネンと対話します。
n100のボーダーTシャツにcoeur femmeのキャノティエ。
Pois EのOPERAにVialisのサンダル。
全てがpoefuに欠かせないモノとのコーディネート。
妹 「annabelle」にはお取扱いのないものばかりで
少しイジワルな姉「poefu」のコーディネートです。
私たち姉妹はとても似ているようでどこか違う。
お洋服が好きで仕方がない二人が
互いを認め合いながらオシャレのライバルだと感じること。
それこそが‐姉妹伴‐のお洋服だと思います。
お洋服が大好きな大切な皆様へ届けたい想いのものたち。
姉妹伴第五章は8月ごろにご紹介予定です。
poefuには「あの …」と呼ばれているお品物があります。
品質、デザインの素晴らしさはもちろん
使いやすさやリーズナブルさが手伝って
ブランドの名前よりも先に
「あの…」と呼ばれているものたちです。
昨秋またひとつの「あの…」が生まれました。
シーズン中にお買い求め頂いた皆様にも
その際に買い逃された皆様にも
「あのストールはまた入荷しますか?」
たくさんのお声をいただいていた
「あのストール」が再入荷しました。
春色の別注色FOR poefuを含む4色展開です。
UNIVERSAL PLUS
「あのストール」
SILVER GREY/PINK PURPLE
NAVY BLACK/KUJYAKU(FOR poefu)
¥17000 with TAX
100cm×207cmの贅沢なサイズ感のストール。
国内で最も細い天然素材を織ることの出来る工場で
柔らかく織られた無重力を体感できる羽衣。
シルク62% ×カシミア38%の素材は手に触れた瞬間に
「あのストール」と呼ばれる理由を感じ得るはずです。
FOR poefu KUJYAKU
経緯で色を変えた特徴的なシャンブレー織り。
poefuでの別注色は水色と薄紫のシャンブレー。
孔雀のようにオーロラをまとうような幻想色。
SILVER GREY
淡い上品なグレーの濃淡のシルバーグレー。
シャープさと柔らかさを併せ持つ色。
万能色ですがとても印象的なグレーに仕上がっています。
NAVY BLACK
ネイビー×ブラックの美しい掛け合わせ。
ボーダーや白いアイテムが多くなる季節。
コーディネートを引き締めてくれる濃色。
透ける素材感を利用して 軽やかな夏の羽織としても。
PINK PURPLE
合わせやすいさし色。
ベーシックな色に花を添えるように。
春コートのおともに。
日中の陽気に大きく拡げたストールは春風を包んで
羽のようにふうわりと。
経緯のフリンジが程よいデザインアクセントとなります。
朝夕に冷え込む春。
カシミアの優しい温かさとシルクの素晴らしい肌触り
夜桜も笑顔で楽しんでもらえます。
ストールを巻くのが苦手な方にも
巻くだけでもサマになるデザインです。
通年でお使いいただける「あのストール」。
私も個人的に昨秋に3色と
今春にKUJYAKUで4色目をワードローブに加えました。
ワードローブに欠かせない「あの…」シリーズ。
poefuのたくさんのお客様から頂く褒め言葉「あの…」。
これからもブランドを問わずそう呼ばれる名品を
探しご紹介していきたいと思います。
「poefuオリジナルのお洋服は作らないのですか?」
店頭で一番質問されることのひとつです。
私は。。。デザイナーではありません。
製作側にいたこともないし専門知識もない。
自然と お洋服に表現として出てしまう
デザイナーや作家さん、メーカー担当者のお人柄
ブランドやお洋服にまつわる知られざる物語。
poefuでセレクトをするうえで何よりも
それらをお伝えすることが一番大切なことだと思っています。
そして良いご縁があるブランドやお洋服をセレクトする
いちバイヤーでいたいと思っています。
だから よほどのことが無い限り
今のところお洋服を作るつもりはありません。
ただ 時々ワガママを言います。
○ベーシックな色だけでなくキレイな色もつくりたい。
○コットンをリネンにかえて欲しい。
○ここのボタンをアンティークのボタンにしたい。
○以前に作っていた名品を復刻してほしい。
……..。
デザイナーや作家さんの意図を尊重しながら
poefuにお越しいただく大切な皆様に
より納得して私たちらしくお届けを出来るように。
それがpoefuのための別注=FOR poefuです。
今春よりpoefuで取り扱いを始めた 「ORDINARY FITS」。
メンズを7年間作ってきたブランドから
今春レディースラインが新たにリリースされました。
ずっと探していたトレンチコート。
おおまかなところはとても気に入ったのですが
メンズのニュアンスが少し強く出ていたので
それをpoefu風にアレンジしてもらいました。
FOR poefu ORDINARY FITS
「TRENCH COAT FUU」
BEIGE/NAVY
one size ¥30000 with tax
(モデル身長153cm)
ポリエステル85 ナイロン15の素材の一重仕立て。
微起毛したピーチフェイスの心地よい肌触り。
化維なのに不思議と天然素材に見えるのには
その起毛感と縫製仕様ににちょっとしたわけがあります。
岡山を拠点にメンズを作っていたブランドならではです。
ワッシャー加工を施したようにも見える生地。
この生地の最大の特徴、形状記憶素材は
好みでしわくちゃにしたり、伸ばしてみたり。
襟周りのアレンジをいかようにも施すことが可能です。
NAVY
軽やかな膝丈のスリークオーターレングスは
コートの中でも最もバランスがとりやすい長さ。
パンツやスカートはもちろんワンピースなどにも。
ドロップショルダーにゆとりのあるシルエツトですが
着てみると不思議とスッキリとして見えます。
これも縫製にちょっとした秘密があります。
春夏は一枚のインナーで。
秋冬はドルマンやニットなどを着込んでも大丈夫です。
FOR poefuとして4か所を別注しています。
○ポケット口を女性らしく華奢な大きさと縫製に変更。
○袖の持ち出しとボタンをなくして丸みのあるロールアップを可能に。
○前身頃のボタンをなくしてスッキリとガウン風に。
春は前身の合わせを深めに、秋は合わせを浅めに
ボタンを無くすことでより季節を問わない仕様に。
○30mmのボタンを20mmに変更。
生地や縫製のメンズっぽさを和らげます。
ボタンはpoefuで用意したアンティークと白蝶貝のリバーシブル仕様に。
片面の白蝶貝は共通でシンプルな高級感を。
片面はアンティークでブローチのような感覚で
オーダーで仕立てるように特別な雰囲気に。
FOR poefu
少しだけ私のわがままが形になった
poefuらしいpoefuにしかない
とても特別なお洋服。
poefuを愛してくださる皆様へ
これからも たくさんお届けできますように。
2014.03.10|店主のつぶやき
3月5日にpoefuは3周年を迎える事が出来ました。
お祝いのお心遣いを頂きましたお客様。
この場を借りてお礼申し上げます。
もう3年。まだ3年。
大好きなマトリカリアがpoefuに咲くころ
一年が過ぎた事を実感します。
小さくとも空に向かって
ちから強く咲いている
この健気な花のように
たとえその花の名を知らなくとも
ふと誰かが足をとどめて
その花の前でそっと微笑んでくれたなら
そんな想いでpoefuを始めたことを
この花を見ながらいつも思い出します
マトリカリアの咲く場所で
今日も詩っていよう
一編の詩のように語りかけるものたちとともに
これからも末永く
poefuを宜しくお願いいたします。
2014.02.20|店主のつぶやき
『poefu』のショップコンセプト。
『一編の詩のように語りかけるものたちを
私たちの手のひらに乗るくらいに集めました』
poem+布(fu)。
造語から生まれた『poefu』。
青山スパイラルホールで開催された企画展 minä perhonen「?」
歴代の「tori bag」たちが羽をやすめる
大きな木のオブジェの先、吹き抜けの天井から
光とともにその名前は何かのお告げのように
ひらひらと舞い降りてきました。
『poefu』という小さな手のひらにのるくらいの
私たちが本当に好きなものだけを
ブランドの有名無名、国籍を問わず集めたお店。
3月5日に3年を迎えます。
********
そこにある大切なものたちの一部は
3年というわずかな月日の中で
たくさんの方々に愛されるものとなりました。
『poefu』の一部分「fu」たちは
まるで自らの意志(我=ga)を持って
話しかけているかのように感じる事があります。
多くの言葉を必要としない。
まさに一編の詩のようなものたち「fuga」。
その私たちが愛してやまない大切な「fuga」たちを
これからもずっと繰り返し伝えていきたい。
-繰り返していく-という意味をもつ
音楽用語「フーガ」になぞらえます。
今まで以上に私たちらしくそれを伝える場所。
そこでは日本人らしい「風雅」が垣間見えるように
工夫を凝らしていくつもりです。
それらの想いを『fūga』に託しています。
『poefu』のショップコンセプトは変わらずに
『poefu』と『fūga』のふたつで
私たちの手のひらが少しだけ大きくなったと
ご理解を頂けると幸いです。
(画像は全て『fūga』店内になります)
2014.02.18|店主のつぶやき