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2013.03.22

永遠(とわ)に咲くコート

2013.03.22|お品物, 店主のつぶやき

今週末はお花見にお出かけの方も多いのではないでしょうか。

昨日展示会に出かけた際に見た目黒川の桜。

7分咲きでしたが、日々の忙しさを忘れ

しばしのお花見をひとり楽しんでおりました。

 

個人的には目黒川の桜は散り始めが好きです。

桜の花びらが川面に落ち

川の流れに身をまかせて

どこかに旅立っていくさまは

春の刹那の桜の強き儚さが

一番美しく見えるから。

 

 

その美しき儚さは今も昔も変わらず。

春になると必ず

平安の頃に詠まれたこの和歌を思い出します。

 

 

「ちればこそ いとどさくらはめでたけれ

うきよになにか ひさしかるべき」

伊勢物語八十二段 詠み人知らず

 

散っていくからこそに桜は美しい。

この世に永遠のものなどあるのだろうか。

 

 

 

今年もお花見の桜の下にはこのコート。

ほんの少しですがご用意しております。

EEL

「サクラコート」

Blue/Walnut

XS,Ssize  ¥34440

 

古(いにしえ)より語り継がれるほどに

世の常として永遠なんて無いのかもしれない。

 

ただ春ごとに私達は愛するこのコートを着て

お洒落をして楽しいお花見をしたいと想います。

ずっとずっと変わらずに。

このコートとともに生きると始まったpoefu。

その永遠に変わらない気持ちは大切に。