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2013.03

「特別な日常」

2013.03.11|お品物, 店主のつぶやき

「特別な日常」

私達は

誰かに頼まれることなく

想像の中にある高揚感を感じた時に

自分たちの形を作り始めます。

 

想像から形への変換は

実感を伴う日々からのヒントの収集によって生まれていきます。

形はアトリエの内と外で分業され、それぞれの仲間が

時の限りに力を注いでいきます。

その原動力は゛素敵なものを作ったら喜んでもらえる。゛

このたったひとつの思い込みがみんなの気持ちを突き動かす力になり

どんどん形になっていくのです。

混沌とした中にちらちらと光る喜びを見つけながら

自分達の奥底に残っていそうな力をかき集めて

波のように流れる時間の中、

服や形が生まれます。

 

この新しく生まれた物たちがお客様のお手元に届き、

皆様の゛特別な日常゛のためのものとなりますように。

そうみんなで願っております。

 

ミナ ペルホネン一同

 

 

mina perhonen

2013春夏のテーマは「特別な日常」

個人的にもこのテーマが大好きで深く共感をおぼえます。

mina perhonenを初めて目にした日。

そのお洋服に初めて袖を通した日。

大切に作られた端切れの小さなカケラが

何かに生まれ変わり誰かの元に旅立った日。

 

それは何でもない日常に

目に見えないはずの風の音(ね)が

その気配と共に

微風の心地よさでテキスタイルとなり

身体に沿い流れ始め

風景と一体となり季節の香りが鼻をくすぐる。

四季を彩る鮮やかな四季彩と豊かな色彩感覚。

穏やかで優しい日常の高揚感。

minaとともにある日々の日常を幸せに想います。

 

 

poefuでminaを始める前に

デザイナー皆川明氏と交わした約束。

西荻窪の空の下。

minaを特別な服としてでなく

特別な日常を運んできてくれるものとして

ご紹介できればという想いです。

 

前置きが長くなりましたがお品物のご紹介です。

 

北欧の港に色々な場所から集まった海鳥たち。

美しい個性の羽をまとった鳥たちは

日向ぼっこを楽しんでいます。

少し眠たそうな表情はのどかな日常を描き出します。

 

mina perhoen

「mingling」

white/light blue

36,38size  ¥16800

大き目のTシャツのような形をしたカットソーワンピース。

すとんとした形はシンプルなパンツとのコーディネートで

テキスタイルを存分に楽しむことが出来ます。

アクセントにストールや小物を合わせる場合は

鳥たちの色のひとつに合わせての

コーディネートも楽しくなりそうです。

 

 

mina perhonen

「minglinng」

white/light blue

36,38size  ¥11550

同素材のTシャツ。

マニッシュなタイプのこちらはネックのリブ幅を華奢にすることで

女性らしいネックラインを演出しています。

たとえシンプルなものでさえ

幾重にも重ねられるプリント版は

多くの人々の手間の重なり。

大切な時の重なり。

 

 

 

mina perhonen

「mingling」

white 38size(36sizeは完売いたしました)

¥57750

こちらはリネンの布帛を使用したワンピース。

袖口のデザインやギャザーの入りが

リネンの風合いと相まって表情を豊かにします。

今の季節はスプリングコートのインナーとしてのアクセントに

真夏まで着て頂ける素材感は

麦わら帽子やカゴの鞄、サンダルとのコーディネートで

日常を彩る主役の一枚としてお楽しみください。

 

 

 

 

 

FLYING GET

2013.03.10|お品物

例年より少し早いご紹介となります。

poefuの春夏に欠かせないMUUN(ムーニュ)のカゴバッグ。

ネイビー、ブラックの新色を加えて3色展開です。

 

MUUN

ELEPHANT GRASS TOTE BAG

¥15750

natural/navy/black

(縦25cm 横上辺36cm 横下辺33cm  奥行き19cm

手編みのため一点ごとに少しずつ大きさが異なります)

新色のネイビーとブラック。

ブラックはチョコレートブラウンのような深い色味になります。

アフリカ産のエレファントグラスというイネ科の植物を

丁寧に手編みした素朴な風情に

コットングログランのしっかりとしたハンドル部に

黒を使用することでキリッとした印象は

シンプルな中にもありそうで無い上品な佇まい。

 

シンプルで素朴で上品。

その相反する要素が共存する理由は

フランスと日本での共同企画をガーナで形にしているから。

ファッションと工芸品のちょうど中間位置。

それゆえカジュアルからきれいめのお洋服に

幅広くコーディネートできそうです。

コットンキャンバスの鞄が付属します。

ハンドル部にかけて、急な荷物の増量に

簡易的なエコバッグとしての使用はもちろん

内ポケット代わりに使用した際に

収納部は三層構造に、目隠しのふたも付いています。

 

 

以前に比べて通年で持つ機会の多くなった

カゴの鞄は幾つあっても良いもののひとつ。

例年完売が早めの御品物ですので

ひとあし先に春夏の気分を

小物からというのも良いですね。

 

 

 

 

 

林さんの鞄

2013.03.09|お品物

デザイナーの人柄が見えるもの。

poefuでセレクトするものの多くは

お品物自体のものの良さはもちろん

それ以上にデザーナーや作家さんの製作者や

企画や輸入している方々とのお話のうえで

その゛人となり゛のようなものが垣間見えるものを

ご紹介できればと、いつも思っています。

この鞄は接客中、鞄自体の話をしている途中から

殆どデザイナーである林さんのお話が中心になってしまいます。

それほど林さんの面白い個性が反映された鞄です。

店頭では実物の鞄と共に

林さんのお話を聞いていただけると幸いです。

 

 

MARINE DAY

OMF JAPAN ¥15750

(縦34cm 横18cm 奥行き20cm)

ヘンテコリンな形のOMF JAPAN。

林さん(関西弁)曰く

「トートバッグてバケツみたいな使い方してたでしょ。

それやったらホンマのバケツみたいな鞄が作りたかったんですわ」

ヘンテコリン。でもpoefuでは一番人気です。

MARINE DAYを語るうえで

林さんの鞄を語るうえで欠かせない

ヘンテコリンで大切な鞄です。

ベースカラーは共通でレザーがキャメルとブラックの2色になります。

 

 

 

MARINE DAY

SUBURBAN ¥14700

(縦28cm 横40cm 奥行き16cm)

お仕事にも使えそうな便利なモデル。

MARINE DAYらしいディテールの集積は

一見、普通そうで実は林さんらしさが

随所に盛り込まれています。

こちらも二色展開です。

 

 

 

 

MARINE DAY

FISHFLY ¥13650

前秋冬シーズンよりご好評いただいている

ワンショルダー、斜め掛けが可能なレザーショルダーは

日本屈指の栃木レザー、厚口2mm。

しなやかなベルトに使用される革です。

手提げ使用が可能なインナーハンドルにも

同レザーを使いとても贅沢なモデルです。

内装は3層に分かれていて煩雑になりがちな

収納をすっきりとさせてくれます。

 

 

 

MARINE DAY

FREE BLUE  ¥13650

(縦28cm 横53cm 奥行き22cm)

新型にも林さんらしさが溢れます。

NEWSPAPER BAGを彷彿とさせながらも

極太のショルダー部分に付いた小さなハンドル。

もちろん持ち手ではありませんが

カラビナ(アウトドアなどで使われる便利なフッキング器)

などを付けることでpasmoや鍵などを付属できます。

こちらも3層のライニング仕様です。

 

 

 

MARINEDAY

GREEN ¥13440

(縦19cm 横40cm 奥行き16cm)

poefuでは普段は取り扱うことの無い

綿帆布を用いたニューモデル。

アウトポケットのブラックウォッチもアクセントとして気になりますが

それ以上に目を奪われる

底面に用いられている鮮やかなブルーは

日本ヨット協会の公式認定のアクリル帆布。

林さん自らわざわざ波止場まで見に行き

わざわざ日本ヨット協会に使用許可の書類を提出した

退色、劣化に強いこの布と

ガーデンバッグの6ポケットのユーティリティーに魅せられました。

綿帆布ですがコーマ糸を使った6号のこちらは

表面の仕上がりも綺麗で、驚くほどに軽いです。

サイドに付くレザーは林さんならではのデザインですが

興味深いおい話なので詳細は店頭で。。。

 

今日もあたたかい一日となりました。

西荻窪へお散歩がてらに

林さんの人柄のようにあたたかい

林さんの鞄、MARINE DAYを見にいらしてください。

 

 

アルキストット「metsa」

2013.03.08|お品物

昨日からずいぶんと春めいてまいりました。

その陽気に訪れて下さるお客様の笑顔に

こちらも自然と笑みがこぼれます。

店内も春一色になってまいりましたので

本日よりお品物のご紹介を再開いたします。

 

 

今週より店頭にmina perhonenのお品物が並び始めます。

2013春夏シーズンスタートのご紹介の前に

お問い合わせを頂くことの多い

アルキストット(アーカイブ)の中から

ちょうどこれからの季節に最適な

「metsa」のテキスタイルを使用したスプリングコートのご紹介です。

mina perhonen

「metsa」blue

36size ¥94500

 

mina perhonenにとって欠かすことのできない

かつては電車のシートなどを織っていた

和歌山の高野口で織られる貴重なベルベットジャガード。

 

フィンランド語で「森」を表す「metsa」。

数々の森の風景を描き出してきた

mina perhonenの中の象徴的なモチーフ。

 

朝の森の風景を描き出したこの色は

新しい一日の始まりを前に

澄み切った空気の気配の中

朝の斜陽の光を受けてキラキラと輝きます。

朝霧の景色のようなホワイトのリネンベースの生地には

陰影が美しいアクリル素材minaらしいブルーの木々。

 

織組織によって生まれる凹凸は唯一無二の

minaならではのテキスタイルとなっています。

ドロップショルダーなのでアームホール直径が大きくとられて

インナーに様々なものを着る事が出来ます。

 

二色使いの シンプルな柄はボーダーにも

ストーリーを持たせてmetsa(森)の中をとびまわるchoucho、

同系色のテキスタイルミックスも素敵です。

 

。。。。。。。

来週より2013春夏「特別な日常へ」の

お品物たちをご紹介してまいります。

今春夏もpoefuのセレクトするmina perhonenの世界を

どうぞお楽しみくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マトリカリアの咲く場所で

2013.03.05|大事なお知らせ, 店主のつぶやき

3月5日に2周年を迎える事が出来ました。

月並みな言葉ではありますが

この2年間poefuを愛し大切に想ってくださっている

皆様には本当に心より感謝申し上げます。

 

 

 

今2周年は特別なお品物や企画展のご用意はしておりません。

昨年末のnewsでお知らせしたように

今年は自らの裡に耳をすませて

poefuを愛して下さる皆様とこれからここで出逢う皆様。

遠くからpoefuをご利用いただいている皆様に

より素敵な私達でいられるように努めていきたいと想います。

それは同時にお伝えをしていました

「微動」と「躍動」の理由をもって

少しずつ動き始めています。

 

 

 

本日より2年前のオープンしたあの日のように

マトリカリアの小さな花が店内に咲き始めました。

名も知らぬこの小さな花に映し出される

この花に誓った初心を忘れないためにも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追伸

オープンフィールド(無相創・ENSYU)代表

ヨネハラさんに2周年のたくさんのお祝いを頂きました。

アテスウェイのケーキは初めて頂いたのもヨネハラさんからでしたね。

ヨネハラさんがアテスウェイの店内にいることを想うと

失礼ながら、ふっと笑みがこぼれてしまいます。

4つのシャンデリアの結線もありがとうございます。

そして箱庭の可愛いジュエリーケース。

②の数字がとても感慨深い想いです。

内装のお願いをした初めて出逢ったあの日から

今日までの2年をいつも感謝しています。

いつも互いに刺激し合いながら

いつも負けたくないと思いながら

良き友として、仲間としていられることを

本当に幸せに思います。

 

 

S様

お祝いにお花をありがとうございます。

初めてpoefuを訪れてくれたのはお散歩中の夏の終わりでしたね。

いつも細やかなお心遣いを頂いて

poefuを気にかけて下さり

差し入れや心のこもったお便りやメール

newsへの想いをくみとっていただいて

いつもいつも本当にありがとうございます。

S様にご愛着頂いているインバーアランはとても幸せ者です。

 

 

W様

素敵なお花をありがとうございます。

初めてpoefuを訪れて下さったのは寒い寒い冬の只中でした。

貫入の美しいアンティークのお皿、ジェミーソンズのニットベスト

お洋服だけでなく古いモノや家具

ちょっとしたお店のレイアウト変更の時も

そのひとつひとつの物語に耳を傾けてご購入下さった 事

初めてのminaをpoefuで選んでもらえたこと

とても嬉しく昨日の事のように思い出します。

 

 

S様

いつも素敵なお花をありがとうございます。

poefuの夢を話し始めたのはいつが始めだったのでしょう。

夢絵空の私の言葉を親身にいつも聞いて下さり

横浜に始まり二子玉川、三軒茶屋、代々木上原

代々木八幡、学芸大学と

毎週のように物件を共に見に行ったりした日が懐かしく思われます。

その絵空は西荻の空の下でした。

poefuの今があるのは東京の父親のようなあなたのおかげです。

いつも

いつまでもずっと

poefuを見守っていてください。

 

 

ここではとてもご紹介出来ない

数えきれないほどの2年分のかけがえのない

ひとつひとつの大切な思い出。

まだ2年という2頁分の小さな物語ですが

そのひとつひとつの幸せの記憶は

私達の心の裡に物語として記録されています。

 

これからも

一編の詩のように語りかけるものたちと

この場所で

マトリカリアの咲くこの場所で

これからも私たちらしく

poefuらしく詩っていようと想います。