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2013.05.18

Honnete 「姉妹伴」 第二章

2013.05.18|お品物, 店主のつぶやき

日中は真夏の陽気ですね。

3月の初回入荷で、ご紹介出来ずに完売しておりました

Honnete アイリッシュリネンワンピースのご紹介です。

 

昨秋冬より始まったたまプラーザ「annabelle」さんとの共同企画

「姉妹伴」別注色と共にお楽しみください。

。。。。。。。

-姉妹伴-

中国福建省、恵安に古くから伝わる文化慣習。

数名の女性たちが小さな頃から本当の姉妹のように

お互いの家を行き来し、寝食を共にします。

結婚後も亡くなるまでその絆は続くと言われています。

その絆の深さになぞらえて

poefuにとっては一年年下の可愛い妹のような存在

「annabelle」さんと共同で企画するお洋服です。

。。。。。。。

 

今季のオネットからの提案カラーは

こちらのモノトーン三色。

 

black

ソリッドな印象のブラックは夏のさし色として

アイリッシュリネンの風合いが夏のモノトーンを演出します。

 

painted white

漂泊された純白では無く、あえて製品染を施した

拘りある白は油絵具で彩色したかのように。

まるでアンティークリネンのような表情をまといます。

 

greenblue

ネイビーの下にグリーンを隠し持ったような美しい表情。

深淵な色味は幾層にも連なる深海の青にも

本藍染めによる青にも見えます。

 

 

そして「姉妹伴」別注カラーは

赤、青、黄色の三原色を用いながらも

究極中間色を目指しました。

その名の通り究極の中間色とは

言葉では例えるのが難しい色の間(あいだ)の間(あいだ)。

そのニュアンスをオネットを企画してくれている

内田さんにお伝えして、姉妹伴色にして頂きました。

 

magenta

紫でも赤でもない色。

美しい花のように自然界と共存しつつも

この色に宿る固有性を尊重しました。

花のようにアースカラーとのコーディネートを容易にし

モノトーンとの対比ある着こなしに重宝します。

 

gold

ベージュでもイエローでもない。

それは麦で染めたかのような穏やかな自然の色。

夏の麦わらや籠の鞄に、そっと寄り添い

秋冬のニットやブーツにはささやかに主張する。

季節が巡っても、ちょうどよく傍にいる存在であるように。

 

not blue but  blue

青ではなく青。

という矛盾した名の中間色。

万物の中に最も少なき青。

その一方でこの世界に最も多く視界に映る青。

空でもない海でもない

様々なその矛盾をこの青で表現し

全てを受け入れる理想の青を目指しました。

 

今回追加生産の入荷はこれからの時期に

最も良さそうなワンピースの3型になります。

 

 

 

Honnete

Irish linen Short sleeve open front onepiece

black/painted white/greenblue

magenta/gold/not blue but blue

onesize ¥23100 (モデル身長153cm)

 

オープンフロントタイプは「羽織れる」メリットを活かして

様々なコーディーネートが楽しめます。

3月の入荷時に店頭でも殆どご紹介出来なかった色、マゼンタ。

一見合わせにくそうな色に見えますが

不思議と多くの色を受け入れてくれます。

着る毎に新たな組み合わせが発見できて

スタイリングが楽しくなりそうです。

今回は大人のトリコロールコーディネート。

 

スモーキーブルーのインナーやブルーグレーの靴の中間色に

ビビッドなハットの青いラインと白のパンツで引き締めて。

お写真では伝わりつらいのですが

ワンピースのリネン、インナーのキュプラ、パンツのコットン

ペーパーハットのパルプと4つの異なる素材を重ねています。

単調になりがちな初夏からは

少しずつ異素材を重ね合わせるのも

お洋服を楽しむポイントになりそうです。

 

 

ワンピース×ワンピース。

たっぷりとした布使いがインナーを選ばず

ワンピースにも楽に羽織る事が出来ます。

冷房除けの半袖のコート使いとしても。

 

前肩のギャザーの寄せは立体的な丸みで

全体にふんわりとした仕上がりに。

パフスリーブとともに女性らしい印象になります。

 

 

 

シンプルにgreenblueをデニムとコーディネート。

春夏は要素が少なくなる分、アイテムの足し引きで。

同じコーディネートでも

強弱をつけると毎日が楽しくなります。

 

ワンポイントにminaの「mingling」のeggbagを。

鞄ひとつで 、また違う一面が見えてきます。

 

男性がジーンズにシャツをサラリと着るように

デニムにシャツワンピースでカッコよく。

 

 

 

 

Honnete

Irishlinen boatneck pllover onepiece

black/painted white/green blue

magenta/gold/not blue but blue

onesize  ¥22050 (モデル身長153cm)

先ほどのオープンフロントと対をなすプルオーバー。

身幅サイズが全く同じなのでですが、

着比べてみると随分印象が異なります。

こちらは一枚で成立するシンプルな形と

素材とパターンの絶妙なマッチングによる

コクーンコートのようなシルエットを生み出します。

 

blackをモノトーンコーディネート。

あえてblack&whiteではなく

ペーパーハットの色に合わせたblack&beigeのモノトーン。

肌の色ともあいまって白黒よりもスッキリと見えます。

 

お帽子で印象を変えてみる。

Pois Eさんの01にも素敵です。

 

 

not blue but blueに同様のコーディネート。

blue×beige。

様々な青の色を分量を変えながらコーディネートするのも

夏のおしゃれの楽しみのひとつです。

 

とは言っても、もちろん白はかかせません。

特にお顔周りの白は日除けもかねて効果的です。

 

 

 

Honnete

Irish linen no sleeve onepiece

black/painted white/greenblue

magenta/gold/not blue but blue

one size ¥25200 (モデル身長153cm)

poefuでは3シーズン目を迎える一番人気のモデルです。

ボタンを後ろにして着るのが本来の着方ですが

ボタンを前にした時のコーディネートの多面性に面白みがあり

シーズンを問わずに何でも上に羽織れてしまうのが

poefuでの人気の理由です。

個人的にもスタイリングの提案のし甲斐もあるので

色々と組合せを楽しんでほしいモデルです。

 

柔らかなgoldに合わせて、自然な優しい色の組み合わせ。

Tシャツはお手持ちのものなら何でもOKです。

大きく開いたアームホールには重ね着に向かない

ドルマンスリーブのインナーも簡単に着用できます。

 

ボートネックは丸首、V、U、タートルネックと

どんな首周りのインナーも季節を問わず受け入れます。

 

そしてこのワンピースがpoefuで愛されるもうひとつの理由。

ウエストから下がサーキュラースカートのような

美しいAラインドレープを描きます。

止まっていても横目線でその良さが分かります。

 

動く度にそのドレープが美しく

涼しげな季節感と女性らしさを演出します。

 

麦のような素朴な色には、もちろんカゴバッグが似合います。

お気に入りのカゴバッグを合わせて下さい。

 

そしてボタンを前にしてpoefuらしい重ね着を。

mina perhonenの「pomme」

テキスタイルのカットソーを贅沢に部分使い。

ロングベストのように柄をミックスして

このワンピースの良さを更に引き出します。

 

ボタンをいくつ留めるかで、柄の見え具合を調整します。

前回の姉妹伴の際にも提案しましたが

重ね着は要素が増えるので、

色をクロスさせてバランスをとるのが煩雑に見えないコツです。

ペーパーハットのベージュと同系色のゴールドのワンピース。

ハットのブラックリボンとブラックのシューズ。

その間に柄物と白が挟み込んであります。

 

painted white。

あえて製品染を加えたホワイトはアンティークのような面白い仕上がり。

 

 

白のトーン×トーン。

微妙に違う白の重ね着が夏らしくも個性的です。

個人的にも一番好きなコーディネートです。

スニーカーの白も可愛いのですが

黒のお靴でキリッとした印象も。

 

最後のコーディネートはおすすめの大好きなコロニアルスタイルです。

コロニアルとは゛植民地の゛という意味です。

かつてヨーロッパ諸国がアジアを植民地化していた時代。

フランス統治下のベトナムで暮らした人々の

現地の気候に合わせた上品な素材使いの

カジュアルな着こなしをイメージしてみました。

 

暑さを和らげる白。夏を楽しむ真っ白のグラデーション。

 

本格的な夏の訪れに向けて欠かすことの出来ない

とても気持ちの良いHonneteのアイリッシュリネン。

きっと夏さえ待ち遠しく、楽しくなるはずです。

 

 

 

姉妹のような西荻窪とたまプラーザの

小さなセレクトショップ「poefu」と「annabelle」。

たくさんの方々に少しずつ伝えていきたい。

私たちの大好きなお洋服のことを。

お洋服が好きで好きで仕方がない、小さな姉妹の想いを。

お洋服を愛してやまない、まだ見ぬ人たちに。