拙著『幸福の重ね着』の巻末に寄稿した
「おしゃれのヒント」
編者の依頼で何気なく書いた2ページの4項目。
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‐ 虹色パンツ ‐
ボトムスの色でコーディネートの印象はガラリと変わります。
持っていると重宝する順番は
①ネイビー②ベージュ③ホワイト④カーキ⑤ブラック⑥グレーです。
中でも①~③は必須カラー。季節に応じて上手く立ち回る万能色。
合わせる靴の色も問いません。
そこにデニムが加わると完璧です。たとえ1着のコートでも
7色のパンツがあれば一週間分のコーディネートが完成します。
虹色パンツがそろったらワイドパンツや柄物などを
少しづつ揃えていくと良いと思います。
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今日は‐虹色パンツ‐の続編としておすすめのお品物です。
スウェットパンツのようなイージーパンツ。
「履いてみたいけどどうやって履けば良いのか」
そう思っている方も少なくはないはずです。
実はワードローブに加えるなら秋冬が最良です。
おしゃれのヒントを交えながらご紹介をいたします。
minä perhonen
「wild sheep」sweat pants
light gray / gray / olive
36 / 38 / 40
¥19,440
( モデル身長153㎝ 36 size 着用)
ironari by EEL 「why shirt」に「チェスターセレナーデコート」
OFFICINE CREATIVE の編み上げブーツで。
「JOHNSTON 」カシミアニット帽子。
ストールや帽子などの小物はその日の気温やその日の気分で。
スウェトパンツなどのイージーパンツをおしゃれに着こなすヒントは
反対側のものをコーディネートしてみること。
シャツやチェスターコート、レザーシューズなど反対側に位置する
少しキッチリとした印象のものを合わせると
良い感じで「はずし」の雰囲気になるからです。
もうひとつは丈の長いものをまずは合わせてみる。
パンツの見えている分量を少し隠すことで
着慣れていくということも大事です。
このパンツは温かいレギンス代わりにも使えますので
ワンピースのインナーパンツとしてもおすすめです。
秋口や春先コートが薄くなってももちろん大丈夫です。
慣れてきたら短めの丈をコーディネート。
no control air のショートブルゾンで。
「wild sheep」のパンツは体型をカバーするシルエットと
ポケットや側章のインサイドアウト(裏返し)デザインが可愛いので
パンツ単体でも是非履いてみてください。
メンズライクな着こなしを真似てみるのもひとつです。
ここでのおしゃれのヒントはコーディネートするアイテムのどこかに
ひとつ必ず女性らしさが感じるものを選ぶことです。
ミナ「tambourine」ダウンベストで。
ヒップからワタリにかけてゆるやかに膨らみ
ひざ下で鋭角にテーパードするシルエットです。
体型をちょうどよく隠しながら
裾周りがスッキリとしているのでスタイルを問わず
3サイズ展開でとてもお選びいただきやすくなっています。
裾はロールアップすることで裏地が顔をのぞかせます。
コットン55% ウール36% リネン9% 3素材混紡のスウェットテキスタイル。
表地にはリネンウール 裏地にはコットンを主に使用しているので
保温性と着心地を加味した作りになっています。
アウターをはじめ暗めの色が多くなる秋冬に
ホワイトのパンツをはくようなイメージで
効果的な差し色として使えるlight gray。
なんにでも合わせやすい万能色のgray。
ニットのような色味と裏地の表情が豊かなolive。
茶系やベージュを多く着られる方におすすめです。
ディテールの所々が裏使いになってとても良いアクセントです。
おしゃれのヒントを参考に是非今秋冬ワードローブに加えてください。
お洋服の外見はもちろん大切ですが中身も大切。
今日はそんなお品物のご紹介です。
まずは外見
minä perhonen
「tambourine」
hooded down best
gray
38 / 40
¥69,120
(モデル身長153㎝ 38size 着用)
コットン ウール ナイロンの風合いのあるベルベット生地に
金茶色のコットン刺繍のタンバリン柄のテキスタイル。
フード裏のアクリルウールボア部分はとても肌触りの良い素材です。
首周りにまで張られたボアはストールやマフラーが無い際も
チンガードの役割を果たしてくれつつ
折り返しても温かみのある表情と良いアクセントです。
ダウンとは思えないスッキリとした見た目ですが
単体でもアウターをしのぐ保温性と
重ね着を楽しめるところがベストの魅力です。
着衣ではもちろん平置きの撮影でも
立体的なフードであることが十分に分かります。
ジップ+ボタンフライ仕様でジッパー部の防風性とともに
全体をパイピングしているベルベットはアクセントだけでなく
脇と裾周りは全体のシルエットを邪魔しないように
エラスティックパイピング仕様でゴムが仕込まれていて
風の侵入を防ぐ丁寧な作りになっています。
チャコールグレーのベースに金茶色の刺繍。
アウターと同じでとても合わせやすいチャコールグレー。
モノトーンだけでなくベージュやブラウンやカーキなどを
金茶の刺繍糸がバランスよく見せてくれます。
とてもコーディネートがしやすい今秋冬のタンバリンです。
ironari by EEL の「why shrit」ブラックウオッチに
次回ご紹介予定のミナ「wild sheep」のパンツ。
OFFICINE CREATIVE の編み上げブーツと
「あの手袋」ロングで冬の重ね着を楽しんで。
スッキリとしたシルエットのショート丈のダウンベストは
ボトムスのシルエットやデザインを選ばないとても便利なアイテム。
Pois E FOR poefu「OPERA」スカートネイビーと
OFFICINE CREATIVE の編み上げブーツネイビー。
インナーにはこちらもHonnte ベルベットのブラウンを効かせて。
そして中身
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外見は丁寧な作りを含めて申し分ありません。
中身が見えないダウンジャケット やダウンベストは
その中身の素材や作りこそが重要です。
ダウン90%フェザー10%の表記ですが
一般的に日本国内での表記基準では100%表記が無く
これがダウンの最高基準表記と言われています。
ダウンは羽毛でフェザーは羽ということになりますが
ダウンはガチョウやアヒルなどの羽の下にある脇部分から
ごく少量しか採取できません。
街着として着るものに多量のダウンが必要というわけではなく
少量でも良質なものであれば十分な温かさ得ることが出来ます。
数年前に個人的にこちらのダウンベストの素材色違いを購入しましたが
その温かさから推測するととても良質なダウンが内蔵されていると思います。
もうひとつ大切なことはインナーパックです。
こちらは内側にダウンとフェザーを包み込む
もう一枚の布でダウンパッキングをしていることで
外にフェザーやダウンが出てくることがありません。
安心して着てください。
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アウターをはじめ高価なお洋服には慎重になりがちな冬服選び。
コーディネートだけでなく店頭では外見も中身も色々とご相談ください。