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2016.07.28

「神の仔」-未知-

2016.07.28|Blog

poefu にとって妹の様な存在たまプラーザ「annabelle」。

オーナーの伊佐さんとは前職からもう十年以上のお付き合い。

私と違って伊佐さんはもともとお洋服を作る側にいた人。

毎週のように電話をしあう中での

そんな伊佐さんとのある日の会話。

伊佐「今夏のkavalはどんなものがあるんですか?」

私「140番単糸綿ローンとシルクジョーゼットです」

伊佐「140番単糸ローン!とシルクジョーゼット!それはすごいですね!
それ国内の機屋(はたや)さんで1社しか織れないって言ってませんでしたか?」

さすが元作り手側の人。

なんでもお見通しです。

NEWSでは初めてとなるkaval のお品物紹介です。

 

kaval

High count cotton lawn square neck blouse

white / black

one size

¥22,680

(モデル身長158cm)

20年のアパレル人生の中で見たコットンの中で一番の異彩を放つ。

繊維の細さを示す番手。

その数値が髙ければ高い程(高番手)繊維は細くなり

一般的には高品質と言われます。

通常100番でも高番手高品質な中での140番という

聞いたことも無い見たことも無い超極細の糸番手で織られた綿ローン布。

お洋服の中で一番に着慣れたはずのコットン素材

ただそこには味わったことの無い軽さと柔らかな着心地が待っています。

伊佐「そんな高番手の布をまた一人で縫うんですか?」

「annabelle」の伊佐さんはその繊細な生地の縫製のことを

元作り手らしく気にしてそう続けます。

kaval のお洋服は驚く事にデザイナーが一人で縫製をしています。

縫製工場をも凌ぐ視覚で追い切れない細やかなミシン跡。

KNIT:evam eva linen side pocket long cardigan

SKIRT:Pois E 「OPERA」SKIRT

HAT:coeur femme canotier

SHOES:R.U one lace navy

着用感を感じない程の柔らかな生地が

真夏のインナーとしても最適です。

大人っぽい真夏のモノトーン。

 

black

キャミソールやタンクトップに合わせてTシャツ感覚で

特徴的なスクエアネックと肩線をゆるく包み込むフレンチスリーブ。

KNIT:n100 Extra Fine Linen Button Through Cardigan

DENIM:minä perhonen 「always」

SHOES:DANSKO Ingrid Oiled black

いつものお洋服に合わせて。

カットソー生地よりも上品なインナーとして

普段使いにもおすすめです。

 

「神の仔」

既製服の概念を根底から覆すkaval。

一から仕立てられる唯一無二の生地に

既成概念にとらわれることなくデザイナー自らが

様々なミシンと時には自らの手で縫製をしていく。

量産には向かないその方法論でこのブランドが向かう先は一体どこなのだろう。

多くの方に触れてほしいという想い。

その一方で内緒にしておきたいとも想う。

「神の仔」の作るお洋服の前で私の言葉と想いはその矛盾を繰り返す。