poefu にとって妹の様な存在たまプラーザ「annabelle」。
オーナーの伊佐さんとは前職からもう十年以上のお付き合い。
私と違って伊佐さんはもともとお洋服を作る側にいた人。
毎週のように電話をしあう中での
そんな伊佐さんとのある日の会話。
伊佐「今夏のkavalはどんなものがあるんですか?」
私「140番単糸綿ローンとシルクジョーゼットです」
伊佐「140番単糸ローン!とシルクジョーゼット!それはすごいですね!
それ国内の機屋(はたや)さんで1社しか織れないって言ってませんでしたか?」
さすが元作り手側の人。
なんでもお見通しです。
二回目のkaval のご紹介はシルクジョーゼット。
kaval のお洋服の生地は全て
糸屋さんで膨大な量から厳選した1本の糸から
織るという行為から始まります。
もともとが高価な素材であるシルクを糸から厳選し織り上げていく。
言葉ではお伝えするのはとても簡単ですが
そこには想像を超える生地を作り出すことへの
強い想いと困難が常に背中合わせになっています。
既成の生地には満足できずに追い求めたシルクジョーゼットは
目には映らないほど細やかなシボ感が肌に触れる度に
夏さえ愛おしくさせてくれるような生地です。
kaval
Silk Georgette T Blouse
white / navy
¥26,000+tax
(モデル身長153cm)
布帛で仕立てたTシャツのようなシンプルデザイン。
素材の上質さがいかされたドレープが美しい ゆとりあるシルエット。
天幅や前下がりが絶妙なラウンドネックライン。
透け感のある素材は涼やかな夏を着心地とともに
目でも楽しませてくれます。
PANTS:maison de soil cotton lawn smocking culottes
SHOES:Vialis raffia sandal
真白のコーディネートとラフィアのサンダルで夏らしく。
navy
PANTS:no control air ratine pants
SHOES:Vialis For poefu JEAN
モード感のある黒のワイドキュロットと。
タックインでウエストマークを強調した
ブラウジングスタイルでスッキリと。
kaval
Silk Georgette Gather Tunic
white / navy
one size
¥46,000+tax
(モデル身長153cm)
前肩に寄せられたギャザーが生み出す曲線と
1つボタンのVネックのシャープな直線と
そのどちらもが女性的な首周りを演出しています。
裾に向けてゆるやかなAラインと後ろに流れるようなシルエット。
PANTS:Quilp M51 deformed pants
SHOES:Vialis raffia sandal
BAG:CHRISTIAN PEAU 3 WAY leather tote FOR poefu
シルク素材をマニッシュでラフなアイテムで着崩す。
ミリタリー色のパンツはシーズンレスで使えて
女性らしいアイテムや素材を着崩すのに便利なアイテムです。
navy
PANTS:minä perhonen 「always」denim
HAT:coeur femme paper hat long brim
SHOES:Vialis raffia sandal
全て普段使いのお洋服とシルクジョーゼットの組合せ。
合わせるお洋服がカジュアルであればあるほど
シルクの素材感が際立ちます。
シルクと言っても洗えるお洋服。
着慣れたコットンやリネンと同じ考え方で気軽に。
kaval
Silk Georgette Tuck onepiece
white / navy
one size
¥58,000+tax
(モデル身長153cm)
前肩のギャザー寄せのデザインはチュニック同様ですが
ワンピースは袖先の無いフレンチスリーブデザインになります。
やや後ろ下がりで肩から繋がる背面には美しいギャザー。
後ろ姿の美しさに見とれてしまうくらいのワンピースです。
KNIT:Masque For Strange Boutique Long Cardigan Rompers
PANTS:evam eva sarasara trousers
SHOES:DANSKO
HAT:coeur femme paper hat long brim
ドレープの美しいニットカーディガンに合わせて。
素材感がきれいなので何をコーディネートするかで
コロコロと印象を変えてくれます。
きれいめに合わせてもカジュアルに着崩しても。
navy
OUTER:ゴーシュmesh linen robe
PANTS:no control air ratine pants
SHOES:DANSKO
HAT:coeur femme paper hat short brim
ワンピースから透けて見える白を重ねて。
シンプルながら印象的なコーディネート。
-神の仔-
「kaval」の向かう道はどこなのだろう。
カジュアルという日常の既製服の枠組みにも関わらず
オートクチュールのような生地や仕立ての技術。
長いアパレル人生の中で偶然に出逢った未知なるお洋服。
驚きと感動は同時にお洋服のひとつの未来を指し示してくれている。
「神の仔」のお洋服の前で今日も私の言葉と想いは強い熱量を帯びる。