2017.11.06|Blog
仮にお洋服をひとつの作品として考えるなら
まるでパズルのピースのような
ディテールのひとつひとつの寄り添いが
ひとつの作品を完成していくように思います。
kaval
Silk Cotton Cord and Slit Onepiece
charcoal / mustard
Free ( one ) size
¥46,000+tax
mustard
深みのあるイエローは一枚での印象性はもちろん
ワードローブの広がりを見せてくれます。
また濃色のアウターに良い雰囲気でさし色として使えそうです。
mustard
絶妙な天幅と前下がりの美しいネックライン。
そこにレーン状に走る3本の襟飾りのステッチワーク。
1800年台後半のアンティーク衣服に見られる襟飾り。
kavalの縫製の美しさがひと目で判るディテールです。
4つのディテールが寄り添い美しいAラインシルエットを作ります。
①脇下には二枚ハギの細腹(サイバラ)風の仕立て。
②脇下から伸びるサイドシームはやや前方にふりながら
前後のドレープ量を調整しながらその延長に
③42cmの長さで深く切り込んだサイドスリットの
開きを絶妙なバランスで開きすぎること無くまとめます。
④前後差のある着丈は後ろに流れるようなシルエットです。
OUTER:minä perhonen 「voyage」High Twist Wool Voile Trench Coat
SHOES:DANSKO Suede Side Zip Boots
深いグリーンのコートと深いマスタードイエロー。
秋の山野のように美しい色合いで華やかにそしてシックに。
charcoal
赤みのあるチャコールグレーはブラウンとグレーの双方向性が見える
今秋さまざまなアイテムで登場する絶妙な中間色。
チャコールグレーよりにモノトーンにも
ブラウンよりのコーディネートでアースカラーにも。
とても便利で使いやすく一枚でも絵になる色合いです。
もちろん一から作られるkavalオリジナルのテキスタイル。
コットン50%シルク50%の生地。
生地の表面に見えるネップはワイルドシルクのネップです。
一般的なツルツルとした滑らかなシルクは家畜化された
家蚕と呼ばれるもので白い滑らかな繊維が特徴です。
それに対して様々な葉を食べる野蚕=ワイルドシルクは
シャリ感と凹凸のある繊維でこのようなネップが生まれます。
ワイルドシルクはマットでドライタッチなため
春夏はリネンのような快適さで多孔性つまり空気を含む
たくさんの穴を繊維の中に持つので秋冬には重ね着をすることで
自然な温かさを得ることが出来る利便性を備えています。
首下のアローステッチから解き放たれる背面は
美しいAラインドレープを生み出します。
袖口にはリネン糸の手編みボタン。
ひとつひとつに手間と時間をかけたオリジナルボタンです。
INNER:Fabrique en France 1×1 Cotton Turtle L/S T
OUTER:Itoi Collection by YURI PARK 「IZUNA」
Sapnaa Cashmere Honeycomb Knit Cardigan
SHOES:OFFICINE CREATIVE Lace up Boots
ブラウンに重きを置いた色合わせのコーディネート。
お手持ちの色々なお洋服との相性の良さを楽しみながら
お気に入りのコーディネートを探してみてください。
着てみれば美しい。
結論や答えはたとえそうだったとしても
そこにいくつもの理由があるのなら
そのパズルのようなディテールたちとともに
ひとつの作品に私の言葉も寄り添えればと思うのです。
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