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2018.07.06

悩ましき二択

2018.07.06|Blog

初めて訪れた humoresque の展示会での出来事。

デザインが好みだった一枚のコットンリネンブラウス。

初めての展示会にも関わらず

「。。。シルクで作っていただく事は出来ますか?」

そんなわがままをいつも通りに切り出した。

シルクが良い素材であるのは誰もが周知するところ

その反面高価なものになるし縫製が大変だ。

デザイナー渡辺由夏さんは少し考えたあと

「。。。ひとまずサンプルを作ってみますね」

 

そんな私のわがままなひと言で出来上がったシルクブラウスは

今春夏も嬉しい事に引き続き展開され5シーズン目になりました。

 

homoresque

Silk Wide Gather Blouse

black

one size

¥38,000+tax

 

dsc_1055-400x266

大きくドロップする肩線。

シルク素材のとろみは女性らしい綺麗な肩曲線を描きます。

 

dsc_1053-400x266

スッキリとしたアームから袖は膨らみながら

袖カフ部分で再びスッキリと絞られていきます。

 

dsc_1057-400x266

背面は一枚仕立て首周りに寄せたギャザーから

ゆるやかに広がるシルエットが美しい後ろ姿です。

 

なぜシルクで作りたかったのか。

ひとつめの理由は簡単で大人っぽい女性のブラウスが欲しかったから。

ふたつめの理由はシルクという素材のとても優れた面を

この美しいブラウスにのせてご紹介がしたかったから。

春夏にサラサラとヒンヤリとした最良の着心地で

秋冬はウールやカシミアと重ねてフンワリと自然な温かさ。

一年を通して着て頂けてご自宅でもお洗濯が出来る。

 

dsc_1147-400x266

ドレープ感が美しい柔らかなシルクデシンを採用しています。

着心地はもちろんですがシワにもなりづらく

お洗濯も簡単に出来て速乾性があるので

旅先のおしゃれ着としてもおすすめです。

 

DENIM:minä perhonen 「always」Denim

SHOES:Vialis Pointed Toe Sandal

マニッシュなアイテムを一瞬で女性らしい雰囲気に変えてくれる

シルク生地だけが持っている華やかさは夏の貴重な存在。

男性がデニムにシャツをサラリと着る気分で大人っぽくさりげなく。

 

 

真夏はタックインスタイルがおすすめです

ウエストマークを高めに作ってスッキリと着こなします。

 

SKIRT:assiette Polyester Satin Reversible Skirt(this color sold)

BAG:CHRISTIAN PEAU Frog Bag Medium

SHOES:R.U.「Sue」Long Vamp Shoes

異素材の良さを際立てるシンプルなモノトーンスタイル。

シルクのブラウスは合わせるアイテム次第で

色々なオケージョンに対応できるので一枚有ると便利です。

 

 

自分で想像をしていた以上に素晴らしい出来栄えの

シルクブラウスのサンプルが届いた日

高揚しながらデザイナー渡辺さんにお礼を電話で伝えながら

もうひとつだけわがままを言ってみた。

「袖カフスの部分なのですが。。。ループではなく

ボタンホールにしていただく事は出来ますか?」

電話口でしばらくあって。。。

「留めにくいからですか。。。?。。。少し考えてみますね。」

上がってきた製品はループのままだった。

 

『美意識は変えられない』

無言の主張がそこにあるように私には感じた。

humoresque のお洋服には気付くか気付かないかの

細やかな美意識のディテールが盛り込まれて

お洋服全体の美しさを成立させている。

デザイナーのこだわりをバイヤーのわがままで歪曲してはいけない。

上がってきた製品の袖カフス合わせの美意識の高さを見ながら

改めてループで良かったんだと納得した。

 

 

humoresqueで一番長く続くワイドギャザーブラウスに

昨年から仲間入りしたもうひとつのシルクブラウス。

特別感のあるシルクを日常着としてTシャツのような感覚で

着て欲しいという思いから生まれた もう一択。

 

 

humoresque

Silk Crew Neck Back Button Blouse

black

Free (one) size

¥33,000+tax

 

開きすぎず下がりすぎずの絶妙なネックライン。

 

ワイドギャザーブラウスとは対極の

スッキリと無駄のないシルエットに

装飾の無いシンプルで飽きの来ないデザインは

着る人やコーディネートするものを問わず

一枚でもインナーとして重ね着にも重宝するので

一年を通してとても出番が多くなりそうです。

 

伸縮の無い布帛の運動量を加味した

前後を逆にしたような背面は比翼仕立てで。

 

シルクを普段着にTシャツのように気軽に。

その感覚をまるで視覚化するような

裾周りや背面の比翼部分の断ち切りデザイン。

シルクという高価な素材に施される潔く大胆なデザインには

homoresqueらしさが凝縮されているように感じます。

 

スッキリとしたシルエットに合わせて

高密度のハリのあるシルク生地を使用しています。

ややシャリ感のある生地感です。

 

いつものOPERAスカートにTシャツ感覚で。

OUTER:Honnete Light Weight Irish Linen Shawl Collar Robe

FOR 姉妹伴 frost grey

SKIRT:Pois E FOR poefu 「OPERA」Skirt greige

SHOES:R.U.「Sue」Long Vamp Shoes

柔らかな素材感や色合いで黒をさし色にして。

いつものお洋服にシルクが入るだけで新鮮な気分。

 

 

夏らしいリネンのイージーなパンツにタックイン。

HAT:sashiki Raffia Blade Crusher hat Long Brim

OUTER:maison de soil FOR poefu Pintuck Wrap Dress

PANTS:evam eva Not Skirt But Pants Linen with Pocket

SHOES:DANSKO Professional Oiled brown brown

デザインがシンプルなので色やデザイン性のあるものを

ボトムスやレイヤーのアイテムに加えても良さそうです。

春夏はリネンやコットン秋冬はウールやカシミア

シルクがちょうどよいくらいに異素材感をプラスしてくれます。

 

春夏はヒンヤリと心地よく秋冬はフンワリと暖かく

一年を通してシルクの快適さは格別です。

いつものお洋服を上品にお洒落にしてくれて

Tシャツのような感覚でも着れてお家でも洗える便利な1着。

 

悩むとすればどちらもhumoresqueらしい

この2択が一番の悩みどころかもしれません。。

 

 

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