2019.09.03|Blog
一枚を楽しむ初秋。
それはそれは静かな景色の中に佇む美しい一枚。
susuri
Chin Collar Onepiece
black / ivory
1(one)size
¥33,000+tax
シーズンのテーマ性とは少し離れたところで
susuriが意欲的に取り組む聖職者の衣服イメージ。
シンプルで無駄のない佇まいがそのあり方を示します。
身体のラインを拾わず大きく末広がる美しいAラインと
対極を成すような狭めの肩線とセットインスリーブ。
肌の露出を避け包み隠すような聖衣服のシルエット。
中心線からやや左に並ぶ印象的なハイネック。
まるで心の奥底にある旅先の何処の国の教会で出会ったような
既視感の引き出しを静かに開けてくるような郷愁は
具象化をいつも妨げるsusuriらしさに溢れています。
意図しているのか いないのか。
ボタンを外した襟元は左に大きくずれその存在感を
より大きく印象的なものにしてくれます。
袖口を絞り込むタックがカフスに介入するオリジナリティ。
カフスと剣ボロを一体化させたような合理性は
聖職者の制服のような佇まいをより感じさせてくれます。
いつものことながらsusuriらしさを象徴する背面デザイン。
背面の身体湾曲に合わせた放射ダーツですが
本来内側で綴るダーツ成形を外側にステッチアウトしています。
ブランドとしてのアイデンティティは7年の時を経て
susuriのお洋服であるということを背面で示し続けます。
SHOES:R.U.「Jo」One Lace 2way Lace Long Vamp Shoes
BAG:poefu Leather Basket Bag(sold)
ワンピースのイメージに合わせてR.U.のシューズと
シェイカーボックスのようなバッグでシンプルに。
昨秋poefuでは一番人気だったこのワンピース。
布帛では珍しいハイネックとアシンメトリーなフロントに
きっとsusuriらしい「小さな秋」を見つけて下さっているのでしょうね。
新色のアイボリーはもちろんsusuriオリジナルカラー。
ほんの僅かなピンクの気配にデザイナーの拘りを感じます。
淡色が背面の放射ダーツを際立たせます。
OUTER:NATIVE VILLAGE 「inside/内面」Linen Silk Dolman Sleeve Coat
INNER PANTS:susuri Flutter Pants
SHOES:R.U.「Camille」One Lace Gillie Shoes
同素材のフルッターパンツに合わせたのは
今秋個人的にも購入したおすすめのアウターなので
秋に自身で着るならこんなイメージのコーディネート。
アイボリー・ベージュ・ブラウン
秋深まる自然色の変化をお洋服に映して先取って楽しんで。
遠州(静岡)で仕立てたsusuriオリジナルテキスタイル。
マットブラックのタイプライターネップクロスという生地。
リネンのような節糸のネップが見えますがコットン100%。
80番の細番手コットン糸を高密度に織り上げた
組織はあくまでもタイプライタークロスですが
敢えてハリ・コシを失わせる処理を施すことで
着用時のドレープが美しい柔らかな生地感です。
一年を通じて着用可能な適度な厚みです。
susuri
Chin Collar blouse
black / ivory
1(one)size
¥26,000+tax
ワンピースと同じくアシンメトリーフロントのハイネックと
ステッチワークで表現した背面の放射ダーツデザイン。
ワンピースよりも着丈が短くなるためバスト下にダーツを入れ
少し高めの位置からAラインシルエットを描き出します。
ネックボタンを外せば印象的なシャツ襟が出来上がり。
襟を立てる頃には「小さい秋」が始まります。
SKIRT:Pois E「OPERA」Skirt
INNER PANTS:susuri Flutter Pants
ブラック×ホワイトを交互に重ねた着こなし。
修道女のストイックなイメージ感をデザインの内に秘めた
シンプルでいて印象的なsusuriらしいブラウスに
着る人それぞれの解釈が加わることがとても楽しそうです。
OUTER:susuri Blancy Jacket(sold)
PANTS:Needles Hiza-Deru Pants Military
SHOES:Quilp by Tricker’s
メンズライクなアイテムをシルエットバランスと
ブラウスの印象でフェミニンに可愛く着こなして。
白のブラウスとは違った印象性を持つアイボリーですが
季節感を問わず一枚あるととても便利に使えそうです。
とは言え ほんのりと赤みを帯びたsusuriオリジナルカラーは
合わせるアイテムや色次第で秋の気配感も楽しめそうです。
それはそれは静かで美しい一枚。
どこかで見たことあるような既視感の引き出しを開ける
それでいてどこにも無いsusuriらしさに溢れた
「小さい秋」を感じていただける静かで美しい一枚。
ONLINESHOPでもご紹介中です。
ぜひご利用下さい。