2019.09.15|Blog
poefuで取り扱うブランドはデザイナー1人で
全てを担っているというところが少なくありません。
物作りだけでなく様々な面で妥協が許せないデザイナーほど
きっと1人(独り)が一番楽なのだろうと想像する反面
並々ならぬ苦労もあるのだろうとも容易に想像がつきます。
ただ計り知れないその苦労をデザイナーは熱量に置き換える。
その苦労が大きくなればなるほど熱量となって比例します。
このブラウスとワンピースはその比例グラフを証明してくれます。
TOWAVASE
「ARTISAN」
Cotton Lawn Hand Smocking Blouse
beige / charcoal gray
Free(one)size
¥52,000+tax
TOWAVASE今秋冬シーズンのテーマ「Hotel」。
お気に入りのホテルをはしごする旅の出で立ちは
身体を締め付けないリラックスシルエットのカシュクール。
スクエアネックにステッチワークを効かせた胸当てと
職人が手作業で寄せる圧巻のハンドスモッキング。
肩を挟んで前方と後方にもスモッキングが入ります。
着る人に応じてのサイズ感を調整できるカシュクールデザイン。
身体のラインを拾わないリラックスシルエットです。
OUTER:NATIVE VILLAGE 「inside/内面」Linen Silk Coat
PANTS:FIR MUM Corduroy Wide Pants
SHOES:R.U.「Camille」One Lace Gillie Shoes
今秋個人的に購入したハニーブラウンのコートと
コーデュロイのワイドパンツのお気に入りアイテムたちと。
光の当たり具合でブラウンが垣間見えるチャコールグレー。
ブラウンのコーディネートに溶け込む感じがとても良い。
OUTER:TOWAVASE「Permanent TOWAVASE」
Hand Woven Linen Hand Stitched Quilt Robe
SKIRT:Pois E「OPERA」Skirt
SHOES:TACHINO CHIE「OCULI」Button Shoes
トップはベージュのグラデーションで素朴な印象。
ボトムスはホワイト×ブラックのモノトーンでキリっと。
異なる印象を一つにまとめるミックスコーデも楽しい。
日本国内で織られたコットンローン。
ローン特有の柔らかさ軽さはもちろんのことですが
高密度で僅かにハリ感を併せ持つような生地です。
一年を通じて着用出来る生地感でホームクリーニングも可能です。
何よりもおすすめなのはそれぞれの色合いです。
見る時間や光の当たり具合で様々な表情を見せてくれる
ベージュとチャコールグレーが本当に美しい。
デザイナーからは染工所を教えてもらえず残念ですが
微妙で曖昧な染め分けが出来る素晴らしい染工所だと思います。
ブラウスには6m・ワンピースドレスには9mと
絶対に他ブランドではあり得ない要尺を使用しています。
TOWAVASE
「ARTISAN」
Cotton Lawn Hand Smocking Onepiece Dress
beige / charcoal gray
Free(one)size
¥86,000+tax
スカート部分は二段のティアードスタイル。
薄手のローンはなので大きく膨らむことはなく
むしろとてもスッキリとしたバランスの良いシルエットです。
OUTER:susuri Laboratory Gown
SHOES:R.U.「Sue」Long Vamp Shoes
ブラックに統一すると少しブラウンな面影を見せる
やはり印象的で奥ゆかしい色合いのチャコールグレー。
OUTER:Andrew Driftwood Doggy Bag jacket Tea Dyed
SHOES:R.U.「Camille」One Lace Gillie Shoes
デザインからパターン・縫製・染色に至る全ての工程を
デザイナーが自らの手で行うアンドリューのジャケットと。
「ARTISAN」の名に相応しいお洋服の奇跡の巡り逢い。
極めて女性らしいワンピースドレスとメンズライクな
ジャケットなのに本当に相性の良い二人です。
このブラウスとワンピースを着て展示会に訪れると
各ブランドのデザイナーから声をかけていただく。
「6メートル???!!!」
「9メートル???!!!」
6mのブラウスと9mのワンピース。
その要尺はシンプルなコート2着分と3着分の要尺です。
物作りをしている最先端のデザイナーたちでさえ
驚きを隠しえないそれは本当に凄いという事なのだろう。
TOWAVASEデザイナー山口さんに聞いた処
この2着の要尺は国内最長記録(非公式)で
国内では1社しか縫製できないはずですとのこと。
おそらくこのブラウスとワンピースを作るに当たり
一番の苦労は縫製面だったに違いないと思うのです。
色々な工場にかけあった結果として断られ続けて
たどり着いたのが最後の1社だったのかもしれません。
もしかするときっとその苦労の連続の先で出逢った
最後の工場はどうしても作って欲しいという
デザイナーの熱量に熱量で応えたかったのかもしれません。
このお洋服を着て訪れた展示会で出会うデザイナーたちも
途方も無い要尺を美しい手仕事で仕立てる縫製工場も
今こうしてこのお洋服について熱くなっている自分自身も
皆がお洋服に込められた熱量に突き動かされていると思います。
このお洋服に携わる全ての人達の熱量の競演。
ONLINESHOPでもご紹介中です。
是非ご利用下さい。