2023.06.23|Blog
約3年3ヶ月ぶりとなる
poefu(1階店舗)通常営業再開に
LENSE店頭予約会の同時開催を選んだ。
LENSE
ISOTOPE Shirt Deadstock Cotton Cloth
grey metal
1 size
¥39,600(tax in)
(9月初旬〜10月中旬お届け予定)
播州産の生地はデッドストックのもの。
そのため生地規格は不明ですが
ブラウンがかったグレーの曖昧で上品な色味
高番手コットン糸を使用しているであろう
自然な光沢を纏った金属のような生地感を
デザイナーが気に入り採用されたシャツ生地。
柔らかで滑らかなピンヘッド調の織表情
透け感がない薄手生地で通年着用可能です。
(実際の色や濃度は着画が近くなります)
オーバーサイズというよりはメンズサイズ。
もしくはそのままならメンズとして
着る事が可能なスタンドカラーシャツ。
LENSEとしては珍しいフレンチフロント。
フレンチフロントは前立ての無いシャツの仕立て。
何だか訳あり顔なフレンチフロントと
どことなく左側に寄って見える台襟ボタン部分。
殆ど見えない高さに配置された細幅のヨークは
クラシカルな古着のシャツディテールから。
メンズサイズさながらのアームホールは
羽織としてとても使い勝手が良さそうです。
いわゆるドロップショルダーです。
そのままの着衣ではかなり長めな袖丈。
カフスそのものの成形は無く
見立てとしてカフス調のステッチが入ります。
大きくロールアップするとこんな感じ。
いつもながらに古手のシャツに多く見られる
LENSEらしいカットアウェーの角度がかっこいい。
古着のメンズシャツを着るそんなイメージ。
そして訳あり顔でしかない
左前身脇に垂れ下がる2本の共布リボンテープ。
メンズ(サイズ)シャツとして着る場合
この付け位置が正しい2つのボタンホール。
最初の着画が左にズレて見えていたのはそのため。
??果たしてボタンはなぜ移動できるのか??
つまりはこう。
リンクボタン仕立てだから移動可能なのです。
訳あり顔の左前身頃が動き始めました。
気になる仕掛けの続きはこの後で。。。
モデル身長154cm
PANTS:LENSE
Skirt Trousers Double Cloth Smooth
(*10月初旬〜11月初旬お届け予定)
SHOES:R.U.
「Camille」
One Lace Gillie Shoes
LENSE
ISOTOPE Shirt Cotton Typewriter Cloth
black
1 size
¥41,800(tax in)
(9月初旬〜10月中旬お届け予定)
ウールリネンウエザークロスと共に
LENSEに欠かせないタイプライタークロス。
一般的なハリの強い生地感ではなく
くったりと馴染んだような柔らかな生地感。
あくまで生地組織はタイプの高密度で
洗濯強度もあり通年着用が可能です。
そのままメンズ(サイズ)シャツとして。
突然スッキリとした印象に見える前身頃。
つまりはこう。
大見返しのフレンチフロント裏に2サイズ分
メンズ(サイズ)とレディース(サイズ)用の
ボタンホールが開けられているのです。
見返し奥のレディース(サイズ)側で留めると
台襟部分を残してボタンが消えて無くなります。
ボタンは無いはずなのに留まっているのが
手品を見ているみたいでとても面白い。
下から2つ目のボタンは側面に付属する
ベルトの先のボタンで留めています。
一番下に付属するボタンは
台襟と同じ取り外しが可能なリンクボタン。
メンズ(サイズ)着用時は中央に付属していますが
レディース(サイズ)着用時には中央と
縦筋のテープとボタンホールが重なる状態に。
モデル身長154cm
PANTS:BUNON FOR poefu
Silk Khadi & Silk Organdy
Hand Embroidery Wide Pants
SHOES:Vialis
Hand Woven Leather Pointed Toe Mule
1着の中で2つのサイズがジェンダーレスに行き交う
とてもユニークなユニセックスのシャツ。
LENSEが素晴らしいのはこのシャツを作る上で
一旦ベーシックなメンズシャツを仕立てている所。
「基本に忠実な美しいデッサンが描けなければ
風変わりな絵を描く資格はない」
誰もが知る世界的デザイナーズブランドで
パリコレまで帯同した華々しいキャリアの裏で
想像もし得ない程のデッサンを繰り返したのだろう。
「時を戻そう」
2018年秋
僕がpoefuを始めるきっかけとなった
EELとの沢山の思い出が詰まった学芸大学に
自転車で迎えに来てくれた全身古着の金髪の青年。
2020年3月
毎日届く春服が詰まった山積みの段ボールを他所に
僕は銀杏BOYZ「夜王子と月の姫」のライブ映像を
YouTubeでエンドレスループで毎日聞いていた
2002年12月
建築家を目指し新潟から上京してきたばかりの青年は
GOING STEADY「夜王子と月の姫」のゲリラCDを
偶然訪れた三軒茶屋のTSUTAYAで手に入れた。
約3年3ヶ月ぶりとなる
poefu(1階店舗)通常営業再開に
LENSE店頭予約会の同時開催を選んだ。
というよりもリスタートを共に始めたかった。
学芸大学で初めて会ったあの日には
もちろん梅雨ぞ知らなかった3年3ヶ月の出来事と
21年後に重なり合う「夜王子と月の姫」の物語。
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しばらくお待ちください。