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2024.06.29

LENSE 2024 AW Collection Order Exhibition at ONLINE

2024.06.29|Blog

6月23(日)まで店頭開催しておりました

LENSE

2024AW Collection

Order Exhibition

αt poefu

『歪曲純愛』

沢山のご来場をいただきありがとうございました。

 

さて店頭からこちらに会場を移動しての

恒例となりました「LENSE」ONLINEご予約会。

店頭でご好評をいただいたアイテムと

個人的思い入れの強いアイテムたち

一部でのご紹介とはなりますが

今回もお楽しみいただけると幸いです。

 

 

LENSE

WJ2Z3B Hooded Blouson

black

1 size

¥92,400(tax in)

*12月下旬から1月中旬お届け予定

 

 

ここ数シーズン継続的に使用されている

二重織の高級感を纏った滑らかな平織生地。

美しい糸の見立てと丁寧に織られたであろう

ふっくらとした生地感は二重織ならではの風合い。

僅かに光沢を帯び凹凸やテクスチャーも無く

もしや化繊?、そんな初見を良い意味で裏切る

シットリとしたヌメり感のあるコットン100%。

元々フランスの某ハイメゾンブランド用に

試作されるも実際には使用されなかったという

興味深いエピソードを持つ高品質のお墨付きです。

 

 

LENSEらしからぬオーバーサイズバランス。

特に袖ボリュームに初見の違和感がありますが

全国のLENSEファンの皆さま、ご安心ください。

やや長めの着丈や袖のボリュームも含めて

絶妙で秀逸なオーバーサイズバランスです。

店頭での今企画展にご来店いただいた

LENSEファン全員の心を鷲掴みしていました。

つまりはまるで全米が泣いた映画のごとく

全LENSEファンが笑った1番人気のアウター。

特に企画展最終日は全員予約の快挙でした。

裏地は付属していませんがインナー調整で

夏以外の3シーズンに着用が可能です。

 

 

意味深な2本のジッパーと3つのボタンが並ぶ

アシンメトリーなフロントデザイン。

この2つのジッパーと3つのボタンが連動する事で

無限にも等しい幾多の着こなしが可能となります。

 

 

このブルゾンにおいて特筆すべき点の1つ

YKKジッパーの中にあって最高品質で知られる

Wジッパー仕様の「YKK EXCELLA®︎エクセラ」。

アルミニウム合金のメッキ加工による

高級感のある艶がこの生地にとても映えます。

「ムシ」と呼ばれるギザギザの歯部分は

丁寧に研磨され滑らかなスライドを実現します。

通常のYKKジッパーと異なるオリジナル刻印は

必ず洋服通を唸せるはずのレジェンドジッパー。

その「YKK EXCELLA®︎」を贅沢な2本使いに

Wジッパーが様々な表情を演出してくれます。

 

 

前下がりと立体を備えたフード前部分。

 

 

実際の着用もしやすい立体感のあるフード。

 

 

男性デザイナーならではの内ポケット

と言うよりもこのブルゾンは

デザイナー自身が着るためにも仕立てた1着。

ポケット袋を利用した右前裏下の隠しポケットは

缶ビールを収納するための大きさらしいです笑。

コンデジなどが収納できるくらいの大きさです。

 

 

かなりゆったりとしたスリーブシルエット。

2本のジッパーと3つのボタンが繰り広げる

多様な着こなし方にマッチすると同時に

ボリュームスリーブのブラウスや厚手のニット

来秋冬poefuで数多く提案予定のフェイクファー

色々なものの上にサラリと羽織れるのも魅力的。

 

 

敢えてかなり長めにしたであろう袖丈は

幅広ターンナップでの着こなしがおすすめ。

春先は7分袖くらいに捲り上げても可愛い。

 

 

前身頃のセットインスリーブ

後身頃のラグランスリーブの前後スプリットは

パターンメイクでの意識的構図では無いとの事。

ジャケットでもコートやスポーツウエアでもない

そんな意味を込めた前後スプリットデザイン。

バンドGLAYのデビュー当時のキャッチフレーズ

「俺たちは黒でも白でもないGLAY」

GREYとGLAYのスペル違いのフィクションと

無限色グレーに自らの青天井を掛け合わせた

ノンフィクションエピソードを彷彿とさせます。

 

 

さて全米が泣くように全LENSEファンが笑い

そのファンの心を鷲掴みした着こなし実践編です。

 

 

こちらは2本のジッパーを大解放し

3つのボタンを全て留めた着こなし。

フロントのオープンスペースのズレが面白い。

 

 

①の大解放ジップを留めただけの着こなし。

左右のジッパーが機能と非機能に分かれている

よく見るとカシュクールっぽい所も面白い。

 

 

②のカシュクールを右前中心にした着こなし。

実は別々のジッパーがドッキングしているという

誰でも出来るシンプルな着こなしなのに面白い。

 

 

③からの〜

内側に隠れていたジッパーとジッパーの間布を

隙間から出して留めおいた着こなし。

ナポレオンを真似した坂本龍馬のポーズの

更に真似をしたように見える前部分が面白い。

想像力豊かに楽しみましょう。

 

 

大解放しただけの着こなし。

定まらない形もまた魅力的で楽しい。

 

 

⑤の着こなしの間布をボタンで留めた着こなし。

風にたなびくストールみたいで面白い。

 

 

⑥のボタン位置を下に変えた着こなし。

朝の忙しい時間にボタンを1つかけるだけ

こんなにジッパーが目立っているのに

1番目立たないボタンで留まっているのが面白い。

 

もちろん⑦の先の色々な着こなしが可能ですが

こんなものを世に産み落としてしまった

LENSEの才能に腹が立ってきたのでここまで笑。

この先はお届け先でお楽しみくださいね。

 

– 総評 –

何と、全身着画像を撮影し忘れておりました…

大変申し訳ないと思う気持ちで一杯です。

全LENSEファンの心を鷲掴みする裏舞台で

幾重にも表情を変えるこのブルゾンの魅力に

最も我を忘れていたのはもしかすると

自分だったのかもしれないと気付かされます。

2本のジッパーと3つのボタンを置くだけ。

「誰にでも出来る事で

誰にも出来ない事がしたかった」

展示会最終日終わりの打ち上げの席

2本目のワインボトルで夢現のデザイナーから

放たれたアウターの制作理由の思考名言は

名作が生まれる事を既にに予言していました。

 

 

2本のジッパーにその名言の秘め事があります。

画面左側のYKKエクセラジッパーは

身頃に叩き付ける形で仕立てられています。

つまり、誰にでも出来る安易な縫製です。

あまりにも真っ直ぐで歪んでしか見えない

深い思考からのデザインアプローチです。

 

 

 

LENSE

Progress Coat with Over Wrap Pleats

black

1 size

¥121,000(tax in)

*12月下旬から1月中旬お届け予定

 

 

ここ数シーズン継続的に使用されている

二重織の高級感を纏った滑らかな平織生地。

美しい糸の見立てと丁寧に織られたであろう

ふっくらとした生地感は二重織ならではの風合い。

僅かに光沢を帯び凹凸やテクスチャーも無く

化繊?の初見想像を良い意味で裏切る

シットリとしたヌメり感のあるコットン100%。

元々フランスの某ハイメゾンブランド用に

試作されるも実際には使用されなかったという

興味深いエピソードを持つ高品質のお墨付きです。

 

 

LENSEのアウターを1番所有しているであろう

poefuディレクターが個人オーダーしていたので

やはりオススメしないわけにはいかない1着。

多くを語らずとも既にカッコいい外観ですが

シンプルに見えるように工夫されつつ

まあ、感心するくらい色々と凝りに凝っています。

デザイナーが愛してやまないビンテージアイテム

トレンチコートの原型とも云われる

「タイロッケンコート」からのサンプリング。

今春夏シーズンはベストでリリースしたそれを

来秋冬シーズンはコートに変えてリマスター。

加えて春夏シーズンではボトムスで展開された

取り外しが可能なプリーツ布のディテール

オーバーラップシリーズをジョイントするという

前作2曲の面影や残り画を巧みに漂わせながら

全く異なる新曲としてリリースされた

まさに凝りに凝ったLENSEらしいアウターです。

 

 

ダーツ成形を嫌うパタンナーの真骨頂

美しい胸グセを持った立体的なパターンメイク。

平置での物撮り時に真っ平になってくれない

まるで生き物のように起き上がってくるほど

その立体的パターンメイクには毎回驚かされます。

 

 

見返した際に現れる大きな下襟と共に

上襟が見えてくるように作られています。

前下がりと左右合わせが計算し尽くされた

不思議な錯覚を覚えるダブルブレストデザイン。

 

 

着衣を美しく見せてくれる後ろ肩振り。

 

 

背面側にゆとりを持たせたスリーブシルエット。

袖丈は敢えてかなり長めにしてあるので

着こなしに応じておすすめなこちらの2wayで。

 

 

1つ目はお好みの長さで内側に折り返して。

スッキリとした見た目の着こなし時に。

 

 

身頃裏地が付属しない3シーズンアウターですが

袖先のターンナップ幅や分量が調整しやすい

滑りの良い全裏キュプラの袖裏仕様。

デザイナーお気に入りのこのキュプラ裏地は

ヘリンボーンとストライプ柄が交互に並ぶ

とても風合いの良いデッドストック生地です。

 

 

両サイドにハンドウォームポケットが付属します。

 

 

オーバーラップシリーズのプリーツ布が

リマスターの新曲内でジョイントするベルト部分。

本体ベルトとプリーツ布のベルト相当部分

2本のベルトがオーバーラップして重なります

 

 

オーバーラップ部分は取り外しが可能です。

お好みの着こなしという日常面だけでなく

このプリーツ布分のプラスαの華やかさは

様々なオケージョン用コートしてもおすすめです。

 

 

長期着用にもプリーツヒダが消える事はない

特殊なプリーツ加工を施してあるので

安心して普段使いでもお楽しみください。

 

 

オーバーラッププリーツを外すだけで

全く異なる表情のシンプルなコートに。

 

 

タイロッケンコートのサンプリングらしい

右側面のフロント片側へと続くベルト。

美しいAラインを作るための高いベルト打点。

 

 

LENSEの名作「ISOTOPE」シリーズが

生まれる「過程」=「Progress」=「作りかけ」。

そのイメージを左前から後身頃にかけてのネジレ

裾部のズレで生じる段差で表現しています。

 

 

予約会限定の特別なオーバーラッププリーツ。

グリーンを基調としたタータンチェックは

ポリエステル55%ウール45%のツイルで

日本で仕立てられたデッドストック生地です。

 

 

 

 

予約会限定の特別なオーバーラッププリーツ。

カーキのようなグレージュのような曖昧で

印象的な色調の長方形ウインドーペーン。

ポリエステル53.7%ウール46.2%(細かい笑)

こちらのツイルも国内デッドストック反です。

 

 

 

– 総評 –

poefuでLENSEを取り扱うキッカケになった

「Slit Coat」

LENSEが認知されるキッカケとなった

「A Line Over Coat」

僕個人の中では最も深く記憶に留まり続けている

「Code Coat」

 

そのどれもが半永久定番に出来るくらい

LENSEは数々の名作コートを産み続けながら

今はそのどれをも展示会で見る事は叶いません。

それら全てのコートはアーカイブ=史実として

poefuディレクターのワードローブにあります。

 

ただその裏返しに面白い事実としてあるのは

LENSEとの始まり、出逢いの物語を描いた

「第三の男」を読んでいないどころか

深い思考からのデザインアプローチの詳細等々、

poefuディレクターは未だ全く関心が無いまま

世界で1番LENSEのアウターを所有する

LENSEファンの最古参でいるという事実です。

 

可愛いやカッコイイに誰よりも敏感で

常に感覚的でオシャレ番長すぎるディレクター。

そして可愛いやカッコいいを誰よりも繊細に

常にロジカルに置き換えたがるバイヤーの僕。

これもまたある意味真っ直ぐすぎて

歪んでしか見えないLENSEへの愛情表現。

言葉では語り尽くせないLENSEの魅力は

常にアップデートされるLENSEの最高地点

シャイな寡黙に、それが描かれているコートです。

 

 

 

LENSE

Onepiece Coat Wool Linen

black

1 size

¥85,800(tax in)

*12月下旬から1月中旬お届け予定

 

 

LENSEにとってなくてはならない生地の1つ

ウールリネンウエザークロスが待望の復活です。

経糸にウール52% 緯糸にはリネン48%を使用

ここでのウールは梳毛(そもう)と呼ばれる

スーツなどに使用されるサマーウールのような

夏場にも対応する保温性を望む物ではない

綺麗な質感を持った細繊維のものです。

縦(経)方向にツヤ感のある梳毛が並び

横(緯)方向にリネンを据え置くことによって

不思議な柔軟性とハリを持った魅力的な生地は

決して厚地では無いのにシルエットが出やすい

LENSEのパターンメイクと相性の良い生地。

真夏以外の幅広い季節に着用が可能です。

 

 

カジュアルに着るためのドレスのような

美しいシルエットのワンピースコート。

良い意味で、ワンピースのようなコートのような

そんな曖昧な仕上がりになっています。

目に触れたファーストコンタクトよりも

実際に袖を通して見た方がはるかに良い。

往々にして訪れるLENSE賛辞への好例の1着。

まあまあタイト目でスッキリシルエットなので

サイズ感などが不安な際は

ONLINESHOPでのサイズ詳細の確認と

スーパースタッフNさんにお問合せください。

 

 

シングルからセミダブルに変わる襟元は

閉めても開けても留めおいても素敵ですね。

 

 

本来あるべき物が無いLENSEのパターンメイク。

LENSEには異例とも言えるダーツ成形は

もちろん意味深な気配に満ち満ちています。

 

 

いやはやそれにしても何処を切り取っても

どこもかしこも美しいワンピースコートです。

 

 

もちろん敢えて長めな袖丈は着こなしに応じて

お好みに応じての袖先表情でお楽しみください。

 

 

シングルからセミダブルに変わる襟元と連動し

右側面の裾部分にズレが生じています。

シンメトリーな古典への懐疑指標なのでしょうか。

などという、僕のつまらない想像とは別に

衣服としての面白みを素直に感じてください。

 

 

左側面には3つのボタンで開閉する

とても長いスリットが開けられています。

こちらはワンピースの意味合いが色濃いので

スリットで仕立てられています。

力ボタンの役割を果たす裏地のチェック布

ほぼ見える事は無いのですが影の立役者です。

 

 

モデル身長154cm

 

– 総評 –

着る人を選んでしまうかもしれないシルエット。

LENSEコレクションのアーカイブを顧みると

これらのタイトシルエットなアイテムはたちは

毎シーズン1点は必ず何処かに居たのかもしれない。

「パッと見普通に見えるんだけど……

話してみるとちょっと変わっているよね」

クラス1人は必ずいたであろう、そんな子は

じっくり話し続けて(袖を通して)みると

実は良いやつ(衣服)だったのかもしれない。

シンプルに見えるものほど実は奥が深い。

一の位 十の位 百の位 千の位 万の位

シンプルが故に着る機会が自然と多くなり

1日が10000日になっていく日々のうちに

その永遠性に気付く、実は崇高な1着かもしれない。

実際のところ店頭での予約会では

さほどチヤホヤされていませんでしたが

歪んでしか見えないであろう着眼点では

着る人をちょっと選ぶだけなんです。

着てみると本当に心根が綺麗で良い子なんです。

 

 

 

LENSE

Onepiece Coat Cotton Double Cloth

black

1 size

¥92,400(tax in)

 

 

ここ数シーズン継続的に使用されている

二重織の高級感を纏った滑らかな平織生地。

美しい糸の見立てと丁寧に織られたであろう

ふっくらとした生地感は二重織ならではの風合い。

僅かに光沢を帯び凹凸やテクスチャーも無く

化繊?の初見想像を良い意味で裏切る

シットリとしたヌメり感のあるコットン100%。

元々フランスの某ハイメゾンブランド用に

試作されるも実際には使用されなかったという

興味深いエピソードを持つ高品質のお墨付きです。

 

 

同デザインの生地違いとなるワンピースコート

ダブルクロスの風合いともまた好相性です。

長尺ならではの流麗なドレープが本当に美しい。

 

 

こちらの生地違いコットンダブルクロスの方は

左側面からチェック生地が見えています。

同型の生地違いアイテムのサンプルが

LENSE展示会に並ぶ事はあまり多くありません。

2つの生地違いでサンプルを仕立てた理由

それはLENSEのクリエーションに欠かせない

この2つの生地への深い理解が有るゆえです。

先ほどのウールリネンはややワンピース寄り、

こちらコットンダブルクロスはややコート寄り、

同じデザインで仕立てても異なる見え方になる

それを分かりやすく可視化するためです。

 

 

このコットンダブルクロスはコート寄りなので

スリットではなくベントという考え方の仕立て。

そのため布が見えるように挟み込んであります。

 

 

モデル身長154cm

 

– 総評 –

見た目はシンプルだけどやっぱり変な子

「変な子」はもちろん褒め言葉ですよ。

だってLENSEですもの、普通なわけがない。

でも話すほどに良い子に見えてきたでしょう?

 

 

そうそう1番大切な話をしていませんでした。

LENSEのパターンメイクには通常無い、ダーツ。

ダーツはシルエットを形作る上で不可欠ですが

この安易な方法論をできるだけ用いない

LENSEらしい歪んだ美しきポリシーの1つです。

 

 

実はこのワンピースコートのダーツは

フレアスカートになっている下半身部分と

添え物で有る上身を繋ぎ止めるためのダーツ。

スカート部分の美しさを際立たせるために

潔く差し出された献上品のような存在なのです。

 

 

ほら、そのおかげでこんなにも美しい下半身。

何処を切り取っても美しい1着ですが

ここからの見た目はとりわけ美しいのですよ。

加えて右側面は前から後に向け歪んでいますから

「歪曲純愛」を絵に描いたようなものです。

まあダラダラダラダラと愛を述べてきましたが

シンプルなのに着る人を選んでいる時点で、ね。

LENSEというブランドに皆さんが沼るわけです。

 

 

 

LENSE

Reversible Shirt trihS elbisreveR

black

1 size

¥55,000

*11月下旬〜12月上旬頃のお届け予定

 

 

1着の中に2つの生地が使用されています。

ソリッドブラックの方はコットンラミーツイル。

混率はコットン53%ラミー47%

ラミーのシャリ感が心地よく混じるシャツ地です。

ストライプの方はウール52%リネン48%

LENSEに欠かせないウールリネンウエザーと

同じ組成組織で織られたピンストライプ柄です。

2枚の異なる生地が合わさることで

ややゴワッとしたアウター寄りの地厚さで

夏以外の季節に着用可能な生地感イメージです。

 

 

Mサイズくらいの男性がジャストで着るサイズ感

メンズライクアイテムがお好きな女性には

オーバーサイズなシャツジャケットなサイズ感で

性別関係なくおすすめなアイテムです。

やや着丈長めの黒シャツの上から

ストライプのシャツカーデを羽織っている

そんな風に見えるリバーシブルアイテムです。

 

 

フェミニンではないノーカラーの襟周り。

かと言ってメンズに寄っているわけでもない。

中庸の意味を改めてヤホー(Yahoo)で

調べてしまうほど絶妙で「中庸」なノーカラー。

かと言って多様性を意識しているとは思えない

時代がLENSEに追いついてきたノーカラー。

 

 

メンズのMサイズくらいなので袖丈は長いです。

リバーシブルの気配をのぞかせるターンナップ

秘密にしてておきたい人のためのターンイン。

着こなしで内なる心情を表せる稀有なシャツです。

 

 

ベーシックなスリーブシルエット。

 

 

今春夏から継続となるチェンジリンクボタンは

カフスボタンと同じ作りになっていて

左右を瞬時に入れ替える事が可能です。

「ジェンダーレス」と「リバーシブル」という

チェンジリンクボタンの構造にとって

最高に相性の良いシャツかもしれません。

 

 

「何言ってるかわからない」

サンドウィッチマン富澤さんの常套句が

どこか崇高な言葉に聞こえてきそうな

「どうやって留まっているか解らない」

 

 

シンプルな話術だけで笑わせる芸人に等しく

逆サイドに移動したボタンを1つ留めただけで

「面白い」から人を笑顔にしてしまうという

真理を説いてくるようなチェンジリンクボタン。

 

 

ブラックソリッド側は至ってシンプルですが

袖捲りやオープンフロントからストライプを

覗かせる着こなしに使い勝手があります。

 

 

モデル身長154cm

 

– 総評 –

このリバーシブルシャツはデザイナーの

こんなひと言からおすすめに急浮上しました。

「どちらが表ではなくどちらも表っす」

世に蔓延(はびこ)るリバーシブルのものたちは

大凡どちらかに重きを置いての表裏があります。

このシャツは確かにどちらも表にしか見えない。

 

 

フロントの重なる部分に見えるパイピング。

これは裾部分から見える逆サイド側にある

黒シャツのヘリ返しをそのままいかしたデザイン。

リバーシブル仕様の定番的な縫製における

袋縫いを多用せずに、あえてそこを利用する

どちらも表にする飽くなき探究心の現れです。

 

「どちらも表にしか見えないリバーシブル」

執着とも言える飽くなき探究心と共に

LENSEらしさを物語る言葉が彼から続きます。

「どちらの表もシャツにしたかったんっすよね」

 

 

分かりますでしょうか……………..。

(この…..はポクポクポク、チーンの時間です笑)

カットアウェイの隙間から見えるのは

逆サイドにあるストライプのヘムラインです。

それを何とガゼットに見立てているのです!

!と書きましたが本当にどうでも良い事です。

でも彼にとってはかなりどうでも良くない事です。

こんなにリバーシブルについて真っ直ぐなのに

こんなに歪んで見えるリバーシブルシャツは

他にはないような気がします。

という事で「!」に反応されたポクポクチンな方

ただ単に面白いシャツが欲しい方におすすめです。

 

 

 

LENSE

Skirt Trousers Wool Linen Weather

black

1 size

¥52,800(tax in)

*11月下旬〜12月上旬頃のお届け予定

 

 

LENSEにとってなくてはならない生地の1つ

ウールリネンウエザークロスが待望の復活です。

経糸にウール52% 緯糸にはリネン48%を使用

ここでのウールは梳毛(そもう)と呼ばれる

スーツなどに使用されるサマーウールのような

夏場にも対応する保温性を望む物ではない

綺麗な質感を持った細繊維のものです。

縦(経)方向にツヤ感のある梳毛が並び

横(緯)方向にリネンを据え置くことによって

不思議な柔軟性とハリを持った魅力的な生地は

決して厚地では無いのにシルエットが出やすい

LENSEのパターンメイクと相性の良い生地。

真夏以外の幅広い季節に着用が可能です。

 

 

大きめな袋に入って、ウエストをキューっと絞る

そんなイメージで捉えてもらえると

分かりやすいかもしれないワイドパンツ。

単品着用で存在感のある特徴的な1本ですが

ウエストや腰周りを中心に脇線が膨らまない

想像よりもスッキリと履きやすいのが魅力です。

 

 

共布のベルトが付属します。

 

 

騙し絵のような前後のイン1タックデザイン。

実寸ではゆとりある腰周りやヒップラインを

内側に封じ込める巧みな騙し絵構図です。

 

 

ひと口にサルエルパンツと言われると

もちろんそう見えなくもありません。

ただデザイナーがこのパンツに意図した所は

サルエルパンツはおろか、そもそもパンツでなく

スカート製作途中にこのパンツが生まれるという

過程の中で生まれたパンツという点が

何ともLENSEらしいエピソードになっています。

 

 

膨らまない側面にその秘密が隠されています。

元々はフレアスカートを仕立てていたとの事

つまり腰周りの適度な分量感はその名残です。

真っ直ぐだったヘムラインの中央部分を綴じ

サルエル調に見える曲線の股グリを入れ

端部分には足さばきを計算し尽くした開口部を。

 

 

このパンツの側面にはかつてスカートだった

まるで進化の過程を示すような痕跡があります。

本来パンツに有るべき縫い目が無いのです。

(縦に入って見える線はたたみジワです)

 

 

モデル身長154cm

 

-総評-

「はじめてのLENSE」に選ばれる方も多い

継続リリースされているこのパンツ。

最近はシーズン毎に生地違いでお求めになる

リピーターの方も増えてきて嬉しい限りです。

ちょっぴり個性的なパンツですが、通年で履けて

シルエットそのものにあまりクセもないので

サルエルパンツを履いてみたいけれど……

そんな方にはとてもオススメ出来る1本です。

 

 

 

LENSE

Skirt Trousers

Cotton Double Cloth Smooth

black

1 size

¥59,400(tax in)

*こちらの着画は前回企画展時のものです

*11月下旬〜12月上旬頃のお届け予定

 

 

ここ数シーズン継続的に使用されている

二重織の高級感を纏った滑らかな平織生地。

美しい糸の見立てと丁寧に織られたであろう

ふっくらとした生地感は二重織ならではの風合い。

僅かに光沢を帯び凹凸やテクスチャーも無く

化繊?の初見想像を良い意味で裏切る

シットリとしたヌメり感のあるコットン100%。

元々フランスの某ハイメゾンブランド用に

試作されるも実際には使用されなかったという

興味深いエピソードを持つ高品質のお墨付きです。

 

 

モデル身長154cm

 

-総評-

「はじめてのLENSE」に選ばれる方も多い

継続リリースされているこのパンツ。

最近はシーズン毎に生地違いでお求めになる

リピーターの方も増えてきて嬉しい限りです。

ちょっぴり個性的なパンツですが、通年で履けて

シルエットそのものにあまりクセもないので

サルエルパンツを履いてみたいけれど……

そんな方にはとてもオススメ出来る1本です。

 

 

 

LENSE

ISOTOPE Skirt Cotton Double Cloth

black

1 size

¥61,600(tax in)

*11月下旬〜12月上旬頃のお届け予定

 

 

モデル身長154cm

 

-総評-

現在店頭とONLINESHOPでもご紹介中の

LENSEを象徴するアイテム「ISOTOPE」Skirt。

ISOTOPE=「同位体」という意味です。

タマゴが先かニワトリが先かみたいな話ですが

このスカートは、スカートを仕立てる際の

過程で生まれたスカートトラウザースを、

更にもう一度スカートに戻す際に

最初に作ろうとしていたスカートとは別の

新たなデザインのスカートで再構築をした

逆回転作業で生まれた面白いスカートです。

このスカートは前後に設けた2つのボタンと

5つのボタンホールを使って可変する

超合金ロボットのような一面も魅力的です。

現在ONLINESHOPでもご紹介中ですが

原材料高騰により次回入荷分は価格が異なります。

ご検討の方がいらっしゃれば……文字数。

 

 

お楽しみいただけましたでしょうか。

もしかすると歪んで見えるかもしれない

あまりに真っ直ぐすぎるLENSEらしい

物作りへの純粋な気持ちや探究心。

「形がキレイ」だとか、「着心地が良い」とか

本当ならばシンプルにそう伝えたいし

実際にそうだからLENSEファンは増えていく。

ここまで真っ直ぐで純粋な気持ちを

こんなにも歪んでいるように見せてくれたら

そこに大いに応えていかなくてはなりません。

 

 

ONLINESHOPでのご紹介はもう間も無くから

7月6日((土))19時30分までとなります。

引き続き「歪曲純愛」をお楽しみください。