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静かに語りカケル

2015.05.18|お品物, 大事なお知らせ, 店主のつぶやき

鳥やチョウチョ、ウサギや猫。

数多くの動物たちとともに花や果実の植物たちも

minä perhonen がテキスタイルに描き続けるモチーフです。

 

動物と違って動きの少ない植物や果実は

あたかも画家がそれらと静かに向き合い

視点をこらして描く独創的な静物画のよう。

 

静かな物体から発せられる生物の微細な躍動感は

布(テキスタイル)として新たな命を吹き込まれます。

そしてお洋服となり着る人の生活や

日常の微かな機微とともに更なる躍動を増します。

 

minäが描く静かな躍動を感じるお品物のご紹介です。

 

minä  perhonen

「mela」french sleeve onepiece

36 , 38 , 40

beige

¥48,600

( モデル身長153cm 36 size  着用 )

「mela」イタリア語で「リンゴ」という名のテキスタイル。

コットンレーヨンの透けないグレージュ色の生地にコットンエンブロイダリー。

遠目には無地に映るボーダージャガードの凝ったベース生地。

列を乱さぬように行儀よく並ぶリンゴたちの刺繍。

「tambourine」を筆頭に図案化されたような連続模様は

minäがテーマとしてきたテキスタイルの分野のひとつです。

 

雲間のグレーから覗く穏やかな空のブルーのように

地のモノを描いているのに空のモノを見るような錯覚。

見慣れたものの既視感ではなく

minäが描く空想という空想いの色合わせ。

 

内側にしまわれた袖口が特徴のオフセットショルダーで

脇下の余りが少なく透けない素材も相まって

一枚での着用を容易にする優れたデザインであるとともに

羽織ものをスンナリと受け入れてくれる良さも備えています。

ウエストにはドローコードが付属します。

 

ironari by EEL のアルファデニムにOFFICINEのショートブーツ。

poefu のメンズライクな定番アイテムをminäに。

poefu でminä をセレクトする時

「poefu にいつもあるものたちと相性がいいか。」

「日常に着て頂けるものか。」

それを一番に考えてみます。

 

グレージュ色にブルーグレーの刺繍色が優しい色の2色使いは

minä3原色(ブルー・グレー・イエロー)の組合せ。

コーディネートして頂きやすい色味なので

さし色でHonnete ルージュ色のギャザーブラウスを。

こちらもpoefu の定番をカーディガンがわりに羽織って。

着丈も比較的長めのものなので

一枚ではもちろんですがお手持ちのお洋服と

色々と合わせて楽しんでみてください。

 

minä perhonen

「mela」silk cotton T blouse

blue

36 , 38 , 40

¥32,400

(モデル身長153cm 38 size 着用)

シルクコットンのほんのりと透ける薄手のボーダー生地に

鮮やかなブルーのコットン刺繍を施したもうひとつの「リンゴ」たち。

万物に最も少ない鮮やかなブルー。

minä らしい空想色の静物画として

着る人に静かな高揚感で語りかけてきます。

 

Tシャツのように気軽に着て頂けるシンプルなシルエットのプルオーバー。

肩に寄せたワンタックの袖山からこぼれる陽の光。

ほんのりと透ける素材感が初夏の涼感を楽しませてくれます。

 

同配色のシルクトリミングのリンガー仕様。

アンニュイなグレーが鮮やかなブルーを際立たせます。

 

真っ白なOPERA スカートにVialisの黒 。

クールのペーパーハットはスカートにあわせて白のワイドリボン。

夏が近づくほどにシンプルになるお洋服たち。

minä のテキスタイルが華を添えてくれます。

 

ペーパーハットはもちろんですが

外出の際は日除けのカーディガンも大切ですね。

n100 エクストラファインリネンのアイボリーを羽織って。

ホワイト、アイボリー、ベージュの穏やかなグラデーション。

インナーやリネンニットから透けるブルーが美しく映えます。

 

再入荷してきたFOR poefu 「あのサロペット」に

Tシャツがわりにのぞかせて。

「mela」に合わせてペーパーハットはグレーを

Vialis はムーミン色で中間色の小物使い。

 

ミナのお洋服だけが特別なんてことは無い

ただミナを着た日に感じる何か特別なこと

静かに語りかけてくる静かな高揚感を伝えたい

 

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ミナ ペルホネン 20th Anniversary  展覧会「 1 ∞  ミナ カケル 」

2015 5.20 (wed) – 6.7 (sun)

会場:スパイラルガーデン

〒107-0062

東京都港区青山5-6-23スパイラル1階

 

2002年の「粒子」、2010年の「進行中」を経て

3度目のスパイラルホールでの展覧会。

20年を迎える「デザイン」と「活動」の結晶から

更なる未来へと駆け続けていくミナ ペルホネンの情熱の行先。

 

京都から訪れた2010年「進行中」の会場。

今はドイツにいる青(長江)ちゃんの「tori bag」を見上げながら

「poefu」という名前が書かれた一枚の紙が

ひらひらとスパイラルホールの天井から

私の頭に降ってきた日を思い出します。

 

今回はどんな展示になるのでしょうか。。。

会場でお会いできることを楽しみにしています。