2018.01.14|Blog
約2年半前kavalのアトリエを訪ねた際に
デザイナーK氏が履いていた素敵なパンツ。
ウエストに並ぶ不規則なタックが作り出す
ゆとりのある曲線シルエットから大きく絞られた裾。
kavalらしいとても独創的で見たこともないデザイン。
ただ初めて見るはずなのになぜだか初めてな気がしない。
「どこで見たのだろう。。。?」
数多のアンティークウエアーを収集するデザイナー。
「古着…?ワーク…?ジョッパー…?」
聞いてしまえばすぐに分かるはずのなのに
そのデジャブを記憶の引き出しに当てはめてみる。
ただやはりどの引き出しにもこのパンツは無さそうだ。
あらゆるミシンを使いこなすkavalデザイナー。
きっと試作で作ったパンツに違いない。
そう結論づけてあえて聞かないままその場を後にした。
2年前の翌シーズンkaval春夏コレクション。
ある物語の主人公の名前を冠にしたそのパンツは
デジャブから一瞬にして記憶の引き出しを開けてきた。
kaval FOR poefu
Cotton Twill Seeta Pants
mustard / charcoal
S size
¥34,000+tax
Seeta Pants=シータパンツ
そうきっと誰もが一度は見たことがあるに違いない
あの物語の主人公の少女が履いているパンツそのものだった。
見た事があるはずのなのに 見た事が無い。
2Dを3Dに具現化した完璧な仕上がりのパンツ。
不規則なタックは左右非対称なはずなのに
不思議なほどに対称的に見える錯覚が心地よい。
キュッととじたウエストと裾は全体のボリュームを
絶妙なバランスでまとめ上げています。
約1年半ぶりのシータパンツ。
別注(FOR poefu)に選んだのはコットンツイル。
いちから布を作り出すkavalらしい厚地のツイルは
近年あまり流通の無いどこか古手の雰囲気を持つ生地です。
ビンテージのスウェーデン軍パンツや日本の古い布を想起させる
厚地なのにふっくらとした柔らかさを併せ持っています。
その生地に僅かに起毛加工を施しシットリとした感触で
とても着心地の良い生地感を作り上げています。
真夏以外の3シーズンに着用可能です。
TOPS:Tabrik Ramie Reversible Blouse
SHOES:OFFICINE CREATIVE Lace Up Boots
次回ご紹介予定のTabrikのブラウスと。
タックインスタイルで印象的なウエストを主役に。
裾絞りのデザインがブーツも好相性です。
INNER:TOWAVASE 「Ailes France」Linen Blouse
OUTER:Itoi Collection by YURI PARK
「IZUNA」Papnaa Cashmere Cardigan ( this color sold )
SHOES:R.U. 「Camille」One Lace Gillie Shoes
リネンのアイテムやニットにとても良く似合うシータパンツ。
チャコールグレーにもチョコレートブラウンにも見える
色に合わせて双方向性の色をコーディネートして。
記憶の引き出しの片隅にあった
見た事があるはずなのに 見た事が無いパンツ。
まるで物語からそのまま出てきたような
その素敵な心地よいデジャブにぜひ身を委ねてみてください。
ONLINESHOPでもご紹介中です。
ぜひご利用ください。