2019.08.08|Blog
どうして私たちは青のお洋服に惹かれるのだろう。
Tabrik
Ramie Pullover Blouse Mud and Pure Indigo dyed
blue
Free (one)size
¥36,000+tax
スキッパースタイルのプルオーバーシャツ。
大きく刻んだVネックの深さを調整する華奢なフックボタンは
デザイナー自らが手付けした手間を惜しまない作りです。
小さなアンティークビーズをチカラボタン代わりに渡します。
オリジナリティあふれる袖付けはTabrikを象徴するデザイン。
poefuでは通称「二段袖」と呼んでいます。
機能的かつ女性らしい曲線を描くラグラン袖に
肘部辺りから別添えでボリュームスリーブを備えます。
スッキリとして欲しい肩周りや二の腕を
分量感のある下袖が更にそう見せてくれています。
背面はノーヨークでネックラインにギャザーを寄せています。
ギャザーが開放した適度に余裕のあるAラインシルエット。
SKIRT:humoresque Silk Rayon Linen Gather Skirt
SHOES:Vialis Pointed Toe Raffia Mule
お洗濯を繰り返し移染リスクが無くなれば
是非白のボトムスを合わせてみて欲しい。
青の美しさを更に際立てる白の存在を待ちわびながら。
細番手のラミー平織り布で仕立てた製品を
職人が泥染→本藍染の順に手染めを施しています。
本藍ブルーの底に潜む泥のブラウンの気配。
手染めならではのムラ感はひと処して同じものはなく
天然染料の豊かな表情性は唯一無二の存在感です。
その美しき布はまるで海を見るように私たちを魅了してくるはずです。
本(正)藍は色落ちがしずらく移染リスクも低い染色ですが
真夏は汗をかいたりすることで白いお洋服やお鞄などに
移染リスクが伴いますので予めご留意ください。
お洗濯は手洗いをおすすめいたします。
お洗濯の際に色の出具合などを確認しながら
少しずつコーディネートの幅を広げてお楽しみください。
Tabrik
Ramie Frill Sleeve Onepiece Mud and Pure Indigo Dyed
navy
Free(one)size
¥50,000+tax
Tabrikでは珍しいハーフスリーブデザインのワンピース。
襟を返さずに着るトップボタンの無いVネックデザイン。
Tabrikのワンピースデザインディテールの象徴
2つ並びのボタンが不思議な間隔をあけて並びます。
Tabrikの象徴「二段袖」にアレンジを加えた袖付けは
袖口に向け花のように開いたフェミニンなフリルスリーブ。
半袖に付属し二の腕を覆い隠す長さのハーフスリーブ丈。
画像では確認することは難しいかもしれませんが
まるでスカートを仕立てるかのように
背中心にハギを加えたオリジナリティある背面は
燕尾服のように長くなっていることが分かります。
縫製工場泣かせな全方位が異なるイメージのヘムライン。
ラミーやリネンを多用するブランドらしいディテールは
透け感のある素材感のワンピースにレイヤードする
レギンスやタイツをはじめパンツやスカートなどが
裾から見せる表情を全方位で様々に変化させます。
またアウターを着た際にも全方位異なる長さが
見えたり隠れたりするという楽しみもそこに加わります。
HAT:Pois E「CONSORT」PARABUNTAL Hat
BAG:TACHINO CHIE「M.F.B」Hand Bag small
SHOES:beautiful shoes Barefoot Sandal
「何処の国のものとも知らぬ」
「何時の時代のものとも知らぬ」ようなTabrikは
真夏にも心地よいラミーの素材感とともに
色々な場所へ夏旅に出かけたくなる そんなお洋服。
どうして私たちは青のお洋服に惹かれるのだろう。
もしこの世界を神が作ったとするならば
初めに最も大きな空には無限の青を与えたと私は夢想する。
次に大きな海には透明を与えたはずが空の青を映し出すという
自ら思いも寄らない大きすぎる誤算が起きてしまう。
時に青以外の色を知りたがった空に対して
海は空よりも美しい青を知りたいと願った。
世界の大部分が青に埋め尽くされて
神は地上に青を殆ど与えることが出来なくなった。
その中でも青い花や虫や鳥たちは神に選ばれしものたち。
万物の中で唯一衣服を纏い様々な色に身を包む私たち。
地上に最も少ない青に惹かれるのはそんなせいかもしれない。
この世界で最も美しい青を知るはずの海のような布のお洋服。
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是非ご利用ください。