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2017.03.25

無題

2017.03.25|Blog

このお洋服の前では私の言葉など意味をなさない。

 

MASQUE FOR STRANGE BOUTIQUE FOR poefu

比類なきコート

khaki (タグ表記はbeige)

one size (タグ表記は0)

¥56,000+tax

(モデル身長157cm)

 

 

 

INNER:humoresque Silk Wide Gather Blouse

PANTS:NO CONTROL AIR Cotton Gather&Shirring Pants

SHOES:R.U One Lace Shoes

 

ONEPIECE:NO CONTROL AIR 「美しさの予感」V Rim Sleeve Onepiece

PANTS:ゴーシュ Typewriter Cloth Tapered Pants

SHOES:DANSKO Professional black oiled

 

 

*************************************

poefuの2階「fūga」はこのコートとの出逢いから生まれたお店です。

 

MASQUE FOR STRANGE BOUTIQUE は

日本を代表するデザイナーズブランドで

かつてパタンナーをつとめていた男性デザイナーが布帛のお洋服を

ニットとカットソーを担当する女性デザイナー二人のブランドです。

 

今回ご紹介するコートは男性デザイナーが

デザインはもちろんパターンから生地の裁断や縫製にいたる

ほぼ全てをたった一人で完成させていきます。

 

このコートに出逢ったのは約4年前の初夏でした。

愛すべきたくさんのお洋服で隙間もないくらいの店内で

新しいブランドも探していない頃でした。

 

ある日お客様であるTさんが連れてきてくださった

MASQUE FOR STRANGE BOUTIQUE 女性デザイナー

豊田さんが着ていたのがこの「比類なきコート」でした。

お会いしてわずか数分おさえきれない衝動。

「豊田さんがお召しのコートを着てみたいのですが。。。」

 

私がそれまでに見てきたお洋服とは全く異なる

具体的な言葉で何かを伝えることが不可能なコート。

 

デザイナーが一人きりで制作する量産出来ないお洋服。

poefuを始めてからこの先にある未知未来に出逢うであろう

尊い志を持った素晴らしいデザイナーやブランドたち。

その偶然と必然をはらんだ連続の出逢いを丁寧に紹介するためには

今のスペースだけではいずれ困難になってしまう。

 

「一遍の詩のように語りかけてくる

ひとつ ひとつを

手のひらに乗るくらいに集めました」

 

「poefu」と「fūga」

少し大きくなった私達のてのひらには

MASQUE FOR STRANGE BOUTIQUE との出逢いから

「susuri」「yasuhide ono」「ゴーシュ」「kaval」「TOKIHO」

「humoresque」「Tabrik」「TOWAVASE」との

素晴らしい未知未来の出逢いがその後に待っています。

 

入荷するたびに未だ言葉にはならないままです。

ただ言葉はなくとも店頭ではあの日の私と同じように

このコートを着た方たちが心を大きく揺さぶられているのを見るたびに

私の言葉は相変わらず無力であることを痛感させられるのです。

その代わりにはならないのかもしれませんが

大切な想いだけは届けたく今これを書いているのだと思います。

 

この「比類なきコート」は

現在展示会に出ていないモデルにも関わらず

FOR poefu として無理を言って作って頂いています。

正直に言うといつ発注したものかさえも覚えていません。

制作にあまりに時間を要するため届いたその日が納期なのです。

 

 

どれだけ私の言葉が無力でも

皆様にこのコートへの想いだけでも届けられてることを願って。

 

 

ONLINESHOPでもご紹介をしております。

ONLINESHOPでは出来得る限りの説明を加筆しております。

是非ご利用ください。