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2018.10.09

やっぱり今年もちょうどいい

2018.10.09|Blog

ちょうどいいもの。

カットソーはその「ちょうどいい」に巡り会えると嬉しいものです。

素材やサイズ感に色バリエーションや価格

「ちょうどいい」の色々な基準。

poefuではオープン当初から毎年取り扱っている

こちらのタートルネックもきっと「ちょうどいい」のひとつです。

 

年々ファンを増やし続けているからでしょうか。

嬉しいことにたくさんのお問い合わせをいただいている今秋。

例年よりひと月早めのご紹介です。

 

 

Fabrique en France

Cotton 1×1 Rib Turtle Neck L/S T

6 color

30 / 32 size

¥7,000+tax

(モデル身長153cm 30 size 着用)

 

誰もが知るC社を筆頭にヨーロッパを中心に

数々のブランドカットソー生産を請け負う

フランスのファクトリーブランドのものになります。

フランスメイドのカットソーといえば

セントジェームスやオーシバルなどの

しっかりと編まれた度詰めのバスクボーダーが有名ですが

 

dsc_0876

こちらの工場でも度詰め天竺は編まれていますが

とりわけリブ編みのものを得意としています。

コットン100%のしっとりとした肌触りでの生地感。

 

 

ecru/white/top grey/charcoal grey/navy/black

6色でのご紹介となります。

 

 

伸縮性に富むリブ編みですがこちらのリブ編みは

1×1(ワンバイワン)リブの基本に忠実なもので

締め付けが無く身体のラインが出過ぎないのが

「ちょうどいい」のポイントです。

 

 

ふたつめの「ちょうどいい」はタートル部分。

付かず離れずなサイズ感とそのままでも二つ折りにしても

どちらも窮屈さを感じることの無い

絶妙なサイズ感と長さで作られています。

 

着丈はあえて少し長めに作られています。

重ね着では一番内側になるタートルネックは

パンツやスカートにタックイン出来ることで

その上に重ねるニットなどの丈の長さを問わなくなります。

もちろんこちらも「ちょうどいい」のポイントです。

 

 

ecru

OUTER:ゴーシュ Reversible Hooded Down Coat

INNER:susuri Donor Blouse(sold)

PANTS:susuri Boar Pants

SHOES:R.U.「Camille」One Lace Gillie Shoes

 

 

white

OUTER:nitca FOR poefu Wool Cashmere Beaver Cloth Cocoon Coat

ONEPIECE:susuri FOR 姉妹伴 Pastoral Onepiece

SHOES:DANSKO Professional Patent black

 

OUTER:nitca Sheep Leather Rider’s Jacket

SKIRT:minä perhonen「rosy」Silk Embroidery Skirt

PANTS:humoresque Silk Shirring Pants(sold)

SHOES:minä perhonen「magnolia」Sheep Leather Mule(sold)

 

 

 

top grey

OUTER:Pois E「PAZ」Linen Robe Coat

PANTS:ゴーシュ Soft Wool Serge Wide Pants

BAG:poefu Leather Hand Bag Large

SHOES:R.U.「Camille」One Lace Gillie Shoes

 

charcoal grey

OUTER:Pois E「PAZ」Linen Robe Coat

SKIRT:Pois E「OPERA」Skirt Linen

SHOES:DANSKO Professional Patent black

 

 

 

navy

OUTER:kaval Open Gather Oneiece Typewriter Cloth

PANTS:NO CONTROL AIR Polyester OX Kabocha Pants

SHOES:R.U.「Camille」One Lace Gillie Shoes

 

 

black

OUTER:TOKIHO FOR poefu「LIGHTNESS-V」Wool Linen Coat

INNER:NO CONTROL AIR No Collar Shirt

PANTS:Needles Hiza-Deru Pants

SHOES:DANSKO Professional Oiled brown brown

 

 

 

寒くなるほどに自分でも知らず知らずのうちに

コーディネートに使用する頻度が増えてきています。

それだけ「ちょうどいい」という証拠ですね。

 

カットソーには皆様もきっとご贔屓の

「ちょうどいい」のブランドがあると思います。

フランスメイドのタートルネック。

皆様の「ちょうどいい」のお仲間に入れますように。。。

 

ONLINESHOPでもご紹介中です。。

是非ご利用ください。

 

 

 

実にゴーシュらしい「譲らない二人」

2018.10.09|Blog

poefuがオープンしてから7年。

実は本格的なダウンウエアーを仕入れたことがありません。

 

モンクレールやデュベチカにカナダグース

タトラスにパタゴニアにノースフェイス。

もしかすると前職場で世界の名だたるダウンブランドが

全て手に入る環境にいたことが原因してアパレルメーカーでは

なかなか眼鏡にかなうものに出会えないからかもしれません。

 

中身の品質が見えない不透明なダウンウエアー。

ダウンの専業メーカーやアウトドアブランドは中身が見えずとも

ダウンのスペシャリストなだけに信用性が高いものです。

 

高品質なダウンはそのものがとても高価すぎるという理由で

一般的なメーカーブランドではなかなか手が出せません。

セレクトしたくてもpoefuで扱うブランドに

元々ダウンジャケットがあまり無いというのも事実です。

 

ただひとつ昨冬の厳しい厳しい寒さが続く2月

「それでもセレクトしておくべきだったかな。。。」

そう何度も思い返したダウンウエアがありました。

 

 

ゴーシュ

Reversible Hooded Down Coat

black / navy

2(one)size

¥75000+tax

 

ヘリンボーン織りのコットンとポリエステル生地のリバーシブル。

(リバーシブルが分かりやすいように大きめに襟を返しています)

 

一見すると無地にも見えるマイクロヘリンボーンの織生地。

約2mmの細かなヘリンボーンを織るためには当然の事ながら

糸ムラが少ない細番手糸を高密に織り上げるしかありません。

細番手糸コットンの自然な艶感がとても良い雰囲気です。

ダイヤキルトを打ったポリエステル生地のほうにも

ダウンの飛び出しが無いように高密度クロスを使用しています。

もちろんリバーシブルなので両面が表という事になりますが

主立ってはコットンが表になることが多くなると思います。

アパレルブランドのダウンウエアーらしい上質な服地の採用です。

 

ボディと一体型のフーデッドコート仕様です。

立体的な襟周りとフード部分にはスナップボタン。

スナップボタンを閉じるだけでひと回り小さくなるフード。

着用時の背面にくるコンパクトなフードの見た目は

女性らしい華奢な雰囲気を印象付けてくれます。

またフード着用後にスナップを閉じることで

厳寒の風雪が侵入しづらくなる機能面を果たします。

パタンナー出身のデザイナーらしい

立体的なフード成形ももちろん流石ですが

最低限のデザインで見た目と機能の二役をこなす

さりげないスナップボタン使いが実にゴーシュらしい。

 

本格的なダウンウエアーに欠かせない防風性。

ジップフロントを境にインアウトのストームフラップで

前方向だけでなく横方向からの風の侵入も

完全にシャットアウトしてくれる心強さです。

 

小さなバッグぐらいの収納力のエンベロープポケット。

横からかじかんだ手を入れるハンドウォームポケット。

スマートフォン収納に最適な玉縁のチェンジポケット。

(チェンジポケットは左前身頃のみ)

3つのポケットがそれぞれの役目を機能的に果たします。

 

マイクロヘリンボーンコットン面での着用時には

ダウンウエアーらしからぬスッキリとした見た目です。

適切なダウン量の配分はもちろんのことですが

ゴーシュのデザイナーは元パタンナー出身。

ダウンと同じ綿(わた)量をトワルに実際に入れ

試作を何度も繰り返した秀逸なパターンメイクです。

この袖シルエットの美しさは「実にゴーシュらしい」

 

秀逸なパターンメイクが生み出す美しさと動きやすさ。

もうひと工夫を加えるのは背面ウエスト部のベルクロです。

フロントを開けた際に広がる身幅を美しいままキープ出来ます。

リバーシブル仕様のためスピンドルなどを使用せずベルクロ。

手袋をしたまま着用をしたままでも想いのままに片手で

サイズ感を瞬時に変えていただくことが可能です。

 

black

フロントはダブルジップ仕様です。

navy

リバーシブルに柔軟に対応する回転ジッパー。

 

ポリエステル面の方は横段や縦段のダウンステッチよりも

スポーティな印象が薄れるダイヤキルトのダウンステッチ。

キルティングマシーンで作られるものではなく

国内の職人が慎重に地縫いしています。

ダイヤキルトステッチは生地の地の目に対して

バイヤスにステッチを入れるので実は難しい。

ましてや滑りやすいポリエステルにバイヤスステッチ。

更にはダウンをそれぞれのダイヤ型の部屋に

振り分けながらの作業になるので大変です。

 

きっと皆さんが一番に心配されるダウンの抜け

「生地からダウンが飛び出てこないのか?」

このダウンウエアー実は同じポリエステル布を

もう一枚内側に張り巡らせるダウンパックをしています。

そのためダウン(厳密にはダウンよりもフェザー)が

出てくることは殆どありませんがミシンの針穴から

時折だ1片が出てきたりすることがあります。

地縫いを続けることで針の先端が摩耗しほんの僅かに

少しずつ針穴が大きくなることを防ぐために

頻繁に針を新しいものに替えるという徹底ぶりです。

 

 

コットン面に比べるとダウンウエアー感は否めませんが

リバーシブルとして両面それぞれの生地に合わせて

パターンやディテールをミニマルに落とし込んでいます。

 

ポリエステル面で一番の「実にゴーシュらしい」は

ゴーシュのデザインアイコンのひとつである

メンズライクな胸ポケットと脇のパネルパターンです。

身体の立体を二面ではなく四面で包み込むパネルと

前側のシームに沿えたポケットで脇面の膨らみを抑えます。

 

さてダウンウエアーの肝心要は中身のダウンです。

ここはこのダウンに付属するチケットを転載してみます。

 

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最高品質のダウンと言われているのは、極寒地に棲む水鳥から採取されるものです。

これは一羽から、たった12〜13gしか採れない貴重品でもあります。

このダウンの毛足は長く、空気を大量に含むため、抜群の保温力を誇ります。

又、湿気を良く吸収し同時に空気層へ侵入する水滴を素早く吐き出す“天然のエアーコンディショナー”としての機能も併せ持っています。

更に、原毛にダウンとしての生命を与える精毛工程(洗浄・乾燥・脱水・殺菌・除菌等)は最新の技術を導入し、日本国内において丁寧に仕上げられています。

当社の製品には、このように優れた機能を持つ羽毛の特性を長く保持し、いつまでも快適にお召しいただくため、世界で最も厳しいといわれる、日本羽毛教会の品質基準をクリアーした羽毛のみを使用しております。

その素晴らしさは、袖を通した瞬間にお分かりいただけることでしょう。

ゴーシュ

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中身の見えないダウンウエアーに自らの言葉で

その中身のダウンの素晴らしさの透明性を謳った品質チケット。

お洋服そのもののようにあまり多くを語らないゴーシュが

このような品質チケットを付帯させることは極めて稀な事です。

 

補足すると今回のダウンコートにはダックダウンを使用しています。

ダウンの元となる羽毛は羽の下の腋周りにあるわずかなもので

目には見えない何万もの枝葉に別れた繊毛に空気が滞留し

その絶大な保温効果を発揮してくれます。

そして精毛工程を行う業者が縫製までを一貫して行います。

その全行程を行えるのは日本国内で1社のみです。

 

背面のフード下を見るとダーツが入れられています。

ゴーシュのアウターに入れられる象徴的なダーツ。

やや前傾に触れる背筋に沿う立体的な後肩を描きます。

見えていないところにも一片の妥協もなく

「実にゴーシュらしい」は貫かれています。

 

 

冒頭で書いた喉につかえたようなひと言

「それでもセレクトしておくべきだったかな。。。」

実は昨年のフーデッドダウンコートには

個人的に気になる箇所が2点あり発注を見送ったのです。

 

1つ目は生地

昨年のものはキャンバス生地が採用されていました。

生地のタフさはアウターのそれとしては申し分ありません。

ただ見た目がややハードでメンズライク過ぎるという処と

着衣時にガッチリとした印象に個人的には見えたこと。

 

2つ目は袖口

昨年のものは袖口にもベルクロが採用されていました。

もちろん機能的ですが私見としてはタウンユースにはToo Much。

今秋冬は内側にゴムを通し込んでフィットするシンプルな仕様です。

 

中身の見えないダウンウエアーに誠実に向き合い

一切妥協すること無く「実にゴーシュらしい」を貫く。

 

バイヤーとしてその誠実さに向き合うには

もちろん誠実さでしか向き合えない。

何か気になるところがあればセレクトはやはり出来ない。

 

あの日我慢して極寒の昨冬があって

一年待った甲斐があって

7年目のpoefuでセレクトすることが叶ったダウンウエア。

 

モノ作りに一切の妥協が出来ない「譲らない」デザイナー

セレクトする上で妥協が出来ない「譲らない」バイヤー

「譲らない二人」のモノ作りとバイイングのせめぎ合い。

2018秋冬「実にゴーシュらしい」ダウンウエアー。

 

 

black

PANTS:ゴーシュ カツラギワイドパンツ

SHOES:DANSKO Professional Patent black

 

navy

INNER:Fabrique en France 1×1 Rib Turtle Neck L/S T

PANTS:susuri Boar Pants

SHOES:R.U.「Camille」One Lace Gillie Shoes

 

 

 

ONLINESHOPでもご紹介中です

是非ご利用ください。