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2018.11

クセになる味付け

2018.11.02|Blog

NO CONTROL AIRを象徴するアイテムのひとつ。

シーズンごとに素材や色を変えながらリリースされる

数多くのリピーターを持つ名作シャツのご紹介です。

 

 

NO CONTROL AIR

No Collar Shirt Compact Cotton Typewriter Cloth

white / black

38(one)size

¥16,500+tax

 

一年を通して着用が可能なコットンタイプライタークロス。

一般的に流通するタイプライタークロス同様に

60番の中番手糸を使用し織られていますが

この生地ではコンパクト糸という耳慣れない糸を使用しています。

コンパクト糸は紡績段階で綿の毛羽感を内側に撚り込んだ糸で

仕上がった綿糸の表面は凹凸が少なく滑らかで自然な艶感が特徴です。

そのコンパクトコットンを控えめな打ち込みで織り上げることで

タイプライタークロス特有の紙のようなハリ感だけでなく

ちょうどよい柔らかさを併せ持った生地感に仕上がっています。

もちろん洗いざらしでの風合いの良さに速乾性や耐久性など

タイプライタークロスの有能性は何ら変わりません。

 

さて今回のタイトル主題は「それぞれの味付け」です。

NO CONTROL AIRデザイナーの米永至氏は

大学で建築を専攻していた異色のデザイナーです。

お洋服の学校やセレクトショップ出身の人とは違い

全てが独学で独自理論の物作りを貫き続けています。

 

一見すれば何の変哲もないシンプルな佇まいのノーカラーシャツ。

目を凝らしていくと“そこかしこ”に独自の味付けをしています。

 

絶妙な前下りと首周りを縁取るようなネックライン。

バイヤスに生地を取りバインドトリミングしています。

とても縫いづらいネック処理のコバ端を走る

とても細かなミシンステッチが縫製の良さを物語ります。

お洋服を作り始めた頃に縫製工場を知らなかったデザイナーは

人づてに知り合っていくうちに行き着いた家族経営の小さな工場で

「こういう風に縫って欲しい」と直接伝え続けます。

教科書を持たない建築学科出身のデザイナーが想う縫製基準。

そのクセを理解する工場でしか縫えない基準が多数あるため

現在NO CONTROL AIRの布帛を使用したお洋服の殆どは

四国に拠点を置く縫製工場でそのクセを理解しながら縫われています。

 

フロントに並ぶボタンに注目してみてください。

それぞれのボタン間隔が少しずつ異なるのが分かります。

通常のシャツは第2ボタンから下は等間隔ピッチ。

初めてこのシャツを作る際のトワル組みの過程で

両面テープでボタンを何度も貼り変えながら俯瞰し

自身が一番落ち着くバランスで配置されたのが始まりです。

水滴が落ちていくサマをコマ撮りしたような面白さがあります。

 

更にボタンそのものに注目してみてください。

わずかに上辺が下辺より小さく等脚台形のカタチをしています。

とても珍しいこのボタンはNO CONTROL AIRオリジナルです。

正面から見て小ぶりに見える視覚錯覚に加えて

正面から見てもその厚みと立体感が分かるようになっています。

また留めやすく外れにくいという機能性も併せ持ちます。

生地を一から仕立てるブランドは多くありますが

膨大なロットの貝ボタンを一から作るブランドは皆無に等しく

言われない限り殆ど気付かれ無いほどの細かな拘りは

隠し味ということになるのでしょうか。

 

NO CONTROL AIRの独自の味付けを最も象徴する背面ディテール。

通常シャツは横にヨークをとりますが縦にヨークを取っています。

まるでジャケットやコートを仕立てるかのように

縦ヨークに二枚の生地で立体構成をしていることが

着画や平置き画像の両方でお分かりいただけるはずです。

運動量を加味したこの縦ヨークはこれまでのレシピ本には書いていない

ブランドを象徴する新レシピのようなものと言えます。

 

ほんのわずかにカーブを描く曲線だけで構成されるヘムライン。

カットアウェイではなくやや後身が長くなっています。

ボトムスにイン・アウトをした際の理想的な長さやバランス。

一つのディテールに執着した結論が生み出す黄金率のようです。

 

肘下に見るダーツもシャツの通常レシピには無いディテール。

もちろん肘部の屈伸の運動量に合わせたディテールです。

置き画像で見るととても立体的になっていることが分かります。

 

 

PANTS:NO CONTROL AIR Polyester Ox KABOCHA Pants

SHOES:DASNKO Professional Patent black

一年を通して着用可能なタイプライタークロス。

ご自宅でのイージーケアと洗いざらしでアイロンいらず。

ワードローブに欠かせない一枚になることは間違いありません。

ブラックにとても色映えする愉快なリズムの白ボタン。

 

 

 

OUTER:TOWAVASE 「Permanent TOWAVASE」

Belgium Linen Hand Stitched Quilt Robe Coat(sold)

SKIRT:GASA*「SARA」Lace Bustle Skirt

SHOES: R.U.「Camille」One Lace Gillie Shoes

もちろんタックインスタルでも。

シンプルなデザインなのでコーディネートの邪魔をせず

個性的なアイテムにも静かに寄り添うように似合います。

 

 

ノーカラーデザインは時にカーディガンのような使い方でも。

 

 

タックアウトにタックイン。

シャツを主役にするか合わせるボトムスを主役にするか。

その日の気分のお好みで自由に楽しんでみてください。

 

OUTER:nitca FOR poefu Wool Cashmere Beaver Cloth Cocoon Coat

SKIRT:humoresque Polyester Silk Mix Tuck Skirt

SHOES:R.U.「Camille」One Lace Gillie Shoes

何枚あっても困らない白いシャツ。

特に考えずともワードローブのいつものお洋服に合わせて。

 

 

 

世に数多あるシンプルなデザインのシャツやブラウス。

一年を通して毎日のように着るワードローブに無くてはならないもの。

デザインがシンプルなだけに一見しただけでは分からない

ブランドそれぞれの拘りがそこかしこに散りばめられているはずです。

 

 

NO CONTROL AIR

大学で建築を専攻していた異色のデザイナー。

ファッションの教科書を持たずに15年間独学で歩み続け

定石にとらわれること無く自身の味付けで調理したお洋服は

一度着てみると(食すると)クセになりファンは増えるばかりです。

 

普段はなかなかご紹介出来ない人気のメニュー。

このクセになる味付けを是非この機会にお召し上がり下さい。

 

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しばらくお待ち下さい。