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2020.01.24

その「罪深き美しさ」に

2020.01.24|Blog

誤解を恐れずに言葉を添えるならば

なんて「罪深き美しさなのだろう」そう思ったのです。

 

humoresque

Asymmetry Wrap Pleats Skirt

red / terracotta / bordeaux

36 / 38 size

¥73,000+tax

(モデル身長153cm 36 size着用)

 

red

好きとか嫌いとかの感情を超越して

「着てみたい」そんな衝動に駆られてしまうほどに

展示会で一目惚れしたこの赤は「罪深さの」始まり。

 

アシンメトリーに重ね合わせる筒状のラップスカート。

本来ならばコンサバティブな印象のプリーツスカートに

ほんの僅かなデザインアレンジを加えただけで

humoresqueのものでしか無いという特別な領域への到達。

 

その特別な領域への到達はhumoresqueデザイナー渡辺由夏さんと

美しい布との深く長い対話にあると思います。

 

humoresqueがpoefuでお取り扱いする他ブランドと少し異なるのは

シャネルやアルマーニなど世界中のハイメゾンブランドが使用する

インポートテキスタイルを多く使用することにあります。

 

アシンメトリーに重なる前身頃のプリーツは

段違いのヘムラインを描いて左側面に向けて自然に開き

布そのものが持つしなやかさも伴って動きあるものに。

 

humoresqueのデザインは布から発想されることが大半です。

その美しい布に最も適切なデザインを添えるために

数年かかることさえ有ると渡辺さんは言います。

 

OUTER:Tabrik Velvet Robe

INNER:eleven 2nd Cashmere Crewneck Jumper

STOLE:糸衣 by Yuri Park Cashmere Knit Stole

SHOES:Vilais FOR poefu Pointed Toe T-strap Shoes

どうしたって主役のスカート。

ただそれでいて上品に佇まうところが

不思議とhumoresqueらしさなのだと思います。

シンプルな組み合わせならきっと何にでも合う。

そんな気持ちのもと思い思いのコーディネートで。

赤い薔薇を主役に花束をアレンジするように合わせた

ホワイト・ベージュ・モーブと続く淡く儚げな色たち。

 

 

terracotta

濃オレンジが織りなすテラコッタの深みある色合い。

上質なウールそのものが持つ自然な艶感と

プリーツに潜めた影との陰影のコントラストがとても美しい。

 

OUTER:BLUE BLUE Linen Denim Coat

INNER:GASA* Cotton Silk Asymmetry Blouse

ラフ感のあるメンズライクなアイテムとの組み合わせ。

リネンデニムコートとスニーカーのマニッシュさと

スカートのフェミニンなコントラストで魅せるコーデ。

ワードローブに無い色に心惹かれる時

まずは普段着にサラリと合わせてみるのも大切な想像域。

 

 

bordeaux

まさに「ボルドー」と呼ぶに相応しい華やかさの中に

しっとりとした落ち着きある品位と透明感の共生。

赤ワインを愛でるソムリエの気分で幾つもの褒め言葉を

着る人それぞれが添えてみて欲しいと思う色です。

 

OUTER:kaval Stand Collar Gather Onepiece

INNER:humoresque Silk Crew Neck Back Button Blouse

Shoes:R.U.「Sue」Long Vamp Shoes

モノトーンに馴染む静けさを持った濃赤は

コーディネートに取り入れやすい差し色のひとつです。

手持ちのお洋服との様々なマリアージュ。

この「罪深き美しさ」のスカートを主体に

新たなるお洋服との出逢いに心ときめかせる事。

それもまたお洒落の楽しみの一つになりそうです。

 

 

1865年創業イタリアビエラ地方のテキスタイルメーカー

「REDA」の美しいウールビエラ生地。

 

実際のお洋服を見ることが出来ないONLINESHOPでは

出来るだけ忠実に物撮りをしたいといつも思っています。

 

もう何テイク目の撮影になるのでしょう。。

着画像では実物に近い色目に見えるのですが

撮影時間や場所を変えてみることはもちろん

分かりうる範囲で色々な方法を試しても

目の前にあるこの美しい色には到底及びもしないのです。

 

150年という長きに渡り美しい布を作り続けるメーカー。

無数のそれらから選び出す事が出来る審美眼と

その布に向き合い時に何年もかけて対話するデザイナー。

生み出された両者の美しさの競演に私が叶うはずもない。

 

勝ち負けということでは無いのかもしれませんが

忠実を伝えねばならないONLINESHOPにおいて

言い訳をするわけでもなく今回は申し訳なくも私の負けです。

展示会で一目惚れをした時点でもう勝敗は決まっていたのです。

その「罪深き美しさ」に。

 

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ぜひご利用下さい。