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ずっとずっと 君が好き

2017.06.23|Blog

店頭でお会いするみなさまはご存知だと思うのですが

この一年殆ど毎日のように色や生地を変えながら

私はこのワンピースと過ごしてきました。

 

色々なお洋服を扱うセレクトショップのバイヤーとしては

きっと駄目なことと知りつつも

一枚のお洋服への一途な想いは

愛せば愛するほどにその魅力に気付かせてくれます。

 

一生をともにするくらいかけがえのない

まるで永遠とも想うかのような愛着に気付かせてくれるのです。

 

kaval

100’s Cotton Lawn Open Gather Onepiece

white

Free ( one ) size

¥54,000+tax

 

HAT:Pois E 「OLGA」Straw Hat

PANTS:maison de soil Shiring Pants

SHOES:R.U One Lace Gillie

 

kavalとの偶然の出遭いはあまりにもドラマチックで

店頭では何度も何度もその出遭いの物語を話してきました。

ただその一方でkavalのお洋服そのものの美しさは

私の稚拙な言葉など必要とするまでもなく

着ていただくだけで充分に届くのです。

 

INNER:miason de soil Reverse Pintuck Blouse

SKIRT:Pois E FOR poefu 「OPERA」greige

HAT:coeur femme Paper Blade Canotier Long Brim

SHOES:Vialis FOR poefu Pointed Toe Sandal AZUL blue

 

kaval

100’s Cotton Lawn Open Gather Onepiece

Indigo Dyed

Free ( one size )

¥64,000+tax

 

DENIM:FIR MUM Supima Cotton Narrow Denim

SHOES:Vialis FOR poefu Pointed Toe Sandal AZUL blue

 

本当に美しい事とは一体何なのでしょう。

それは知らない人からするときっと歪曲して見えるくらいに

健気で一途な想いなのかもしれないと思うのです。

 

まるで神の仔の仕業のようなこのギャザーを見るたびに

こんなにも器用で美しいお洋服を前に

たとえ私の愚鈍な言葉が今は追いつくことが出来なくても

デザイナーと私にただひとつだけ共通する

ただお洋服を愛してやまないというその想いだけは

等しく美しいと想っていたいのです。

 

ONLINESHOPでもご紹介しております。

是非ご利用ください。

絵空言葉

2017.06.21|Blog

永らく完売しておりましたお財布が再入荷しました

製品染めの不均一な色合いのレザーは

まるで空の刹那を写し取ったような美しさです。

 

 

CHRISTIAN PEAU

ZIP LONG WALLET

BLACK / DK NAVY / EBONY / TIMBER / DK GREY

COW LEATHER

¥24,000+tax

 

BLACK

月光に導かれた未知なることへの道標。

月まわりの闇夜を描いたようなブラック。

 

DK NAVY

空を映した深い海は青を無限の色だと教えてくれる。

まるで藍染のように重層的なダークネイビー。

 

EBONY

曇天の空は曖昧であることの美しさを教えてくれるよう。

青みのあるニュアンスグレー。

 

TIMBER

2017 A / W collection新色TIMBER。

美しい空が私の愚鈍な言葉など必要としないように。

ほんのりと赤みを帯びた柔らかな色合いのグレージュ。

 

DARK GREY

雨が空の塵を全てさらった夕刻の西の空に現れた切なき刹那。

CHRISTIAN PEAUを象徴する表情豊かなグレー。

 

 

 

 

CHRISTIAN PEAUのレザーアイテムが入荷すると

いつも以上に空を見上げることが多くなります。

見ていても飽きること無い

ひとときも同じ表情を見せることのない刹那に

今日も儚き言葉をのせて。

 

ONLINESHOPでもご紹介しております。

是非ご利用ください。

愛されることの幸せを

2017.06.18|Blog

お洋服と同じくらいお鞄とお靴が好きな理由。

 

お気に入りのお鞄やお靴のいくつかは

ともに過ごす時間がとても多くて

旅をはじめとして色々な場所へ連れていけるから。

そこで過ごした大切な時間

美味しい食事や忘れられない景色。

思い出たちは時に傷や汚れとなって

そのお鞄やお靴に愛着として刻まれていくから。

 

 

Tabrik

Linen Rope Bag

mustard / white

one size

¥17,000+tax

 

mustard with tuseel

 

とても上品なマスタードイエローのリネンツイル。

 

(モデル身長153cm)

縦56cm 横63cmのとても大きなサイズ感ですが

鞄そのものはとても軽いのでご安心ください。

 

丸カンを通る頑丈な園芸用資材ロープの持ち手。

セーラーバッグのイメージ。。。ではないでしょう。

Tabrikらしいいつもの感覚です。

 

大きな真鍮ピンとアンティークのカーテンリングが通されています。

 

カーテンリングに緑青がとても良い雰囲気です。

どこの国のものとも知れない

いつの時代のものともつかない

Tabrikのお洋服と同じように

デザイナー手島さんに選ばれた新しいものと古いもの。

お気に入りのものをいっぱい通して楽しむのも良いかもしれません。

 

右端下に目を凝らすと

Tabrikを象徴するタッセルがちょこんと付いています。

 

TOPS:kaval Linen Gauze Big Gather Pullover Blouse

PANTS:Quilp Deformed Militaly Over Pants

HAT:coeur femme FOR poefu Paper Blade Hat Short Brim

SHOES :DANSKO Professional Patent black

夏のアースカラーにとても似合うマスタードイエロー。

モノトーンにはアクセサリーのようにさし色として。

 

 

white with fringe

 

マスタードイエローと同じくらいの厚みですが

ホワイトはキャンバス風の生地感です。

 

片側の側面がフリンジ仕上げにしてあります。

 

アンティークのカーテンリングに真鍮の大きなピン。

マスタードには四角いピン。

ホワイトには丸いピン。

それぞれの生地の色に似合うピンが選ばれています。

 

TOPS:maison de soil Reverse Pintuck Blouse

PANTS:evam eva Gather Wide Culottes

SHOES:DANSKO Professional Patent black

黒のトップスでお鞄を主役にして。

印象的なフリンジが黒にとても良く映えます。

 

Tabrikのデザイナー手島さんは京都在住。

ただ不思議なくらいに何度も東京の街で遭遇します。

その時はいつも大きな鞄を肩から下げています。

 

旅が多い手島さんの大きなお鞄にはもしかすると

旅の一式が入っているのかもしれません。

お守りのようなアンティークのカーテンリングも

時にはストールをとめたりするのに活躍する真鍮の大きなピンも

手島さんと同じ時間を過ごしその街を歩きながら

色々なところへ連れて行ってもらうのです。

 

お気に入りのお鞄たちは幸せものです。

大切な時間をともにし愛されることを知る幸せを感じれる

お鞄たちはなんて幸せなのでしょう。

 

INNER:Honnete FOR 姉妹伴 Irish Linen Gather Dress

ONEPIECE:Tabrik FOR poefu Antique Collar Gather Onepice

PARASOL:Tabrik Linen Stripe Parasol with fringe

SHOES:R.U One Lace Gillie

街で偶然出逢う手島さんをお手本に

ワンピースを重ねて日傘に大きなお鞄 素足に革靴。

 

ONLINESHOPでもご紹介しております。

是非ご利用ください。

 

感情を帯びる服

2017.06.14|Blog

最初に感じるちょっとした違和感の連続。

不思議なことにそれはやがて心地よいものに。

まるで着る人に静かに語りかけてくるように。

きっとこのワンピースは感情を持っているのでしょう。

 

susuri

Summer HEMULEN Shirt Onepiece

black / egg shell / float

M(one) size

¥30,000+tax

(モデル身長153cm )

 

black / egg shell / float

まるで紙のようにパリパリとした生地感のタイプライタークロス。

その洗いざらしの風合いはとてもコットンらしく心地良い。

洗濯強度や速乾性に優れ一年を通して着用可能な優秀な生地です。

メンズシャツで愛用されることが多いのも納得です。

black 墨黒っぽい染め上がりとシワ感が奥行きのあるブラック。

egg shell 光の当たり具合でかすかにピンクが見え隠れする

アイスクリームのバニラ色のようなエッグシェル。

float さらさらと流れるグレイッシュな空が写り込んだようなフロート。

3色共にsusuri オリジナルカラーです。

 

ドロシーシャツコートと同じ背面の誇張されたハンガーループ。

「ドロシーシャツコート」「ヘムレンシャツワンピース」

その名前の通りシャツに多く見られるディテールは

大きくデフォルメされることにより

不思議な違和感とともにモードなデザインの一部に昇格し

何よりもsusuriというブランドのアイコンディテールになっています。

 

前見は一見とてもシンプルでシャツワンピースのお手本のようです。

目を凝らすとそこここにディテールの細かな部分が

susuriらしい独自のアプローチで女性らしく仕上げてあります。

 

小さな襟がちょこんと佇まう前下がりの美しい首元は

一番上まできちんととめても可愛らしい。

その一方であくまでも「シャツ」ワンピースを

意固地に主張するかのような台襟が隠されています。

 

春に長袖でご紹介したものを単純に半袖にするのではなく

とても興味深い袖付けのデザインをしています。

前身は身頃と一体化し自然な肩のラインを形成し

後身はドロップセットインで作り込んでいます。

 

PANTS:ゴーシュ Typewriter Cloth Tapered Pants

HAT:sashiki Raffia Blade Hat

SHOES:DANSKO Professional Patent black

すっきりとした上半身からタイプライタークロスの生地感を伴って

スカートドレープのシルエットが秀逸なAラインワンピース。

潔い夏のブラックをシンプルにまとめて。

一枚の印象性をより強くするためのコーディネート。

 

バスト下での切り替え。

コンパクトな上身から布分量を変えながら末広がるAライン。

 

 

このワンピースの創造性の興味深さは

ムーミンに登場するキャラクター「ヘムレン」が着ている

お洋服と少し腰が曲がった姿勢で生まれる背中の出っ張りを

立ったままの姿で出るようにパターン形成されています。

人の動きに風の気配に布は豊かな表情を見せながら躍ります。

まるで意志や感情を持ってるかのように。

 

一年を通して着て頂ける生地感と重ね着しやすいシルエット。

「ヘムレン」のディテールの面白さを裡に忍ばせながら

レイヤードも同時にお楽しみください。

 

OUTER:kaval Cotton Lawn Cache-coeur Robe Indigo dyed

PANTS:evam eva Wide Gather Culottes

SHOES :Vialis FOR poefu Pointed Toe Sandal AZUL blue

エッグシェル=卵の殻と名付けられたsusuriらしい一色。

ほのかに色づいた淡色は合わせるものを問いません。

季節に応じて色とりどりを組み合わせて楽しみます。

今日はブルーで梅雨をイメージしてグラデーション。

 

 

INNER:kaval Linen Gauze Camisole

SKIRT:Pois E FOR poefu 「OPERA」Skirt greige

SHOES:R.U One Lace Gillie

オープンフロントのシャツワンピース。

もちろん夏の羽織りとして。

流れる水のように流動するフロートブルーに淡いグレーを。

 

 

 

susuri のお洋服に散りばめられる小さな違和感たち。

静かな佇まいは着る人にその違和感をそっと語りかけ

感情をともにしながらその違和感と同居することを

いつのまにか心地よいものにしてくれる気がします。

 

 

ONLINESHOPでもご紹介をしております。

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NOT SKIRT BUT PANTS 2

2017.06.13|Blog

約2年前に初めて訪れたevam eva展示会での出来事。

所狭しと並んだたくさんのお洋服にざーっと目を通して

感覚的に気になったものと企画書を照らし合わせてみる。

企画書の最後の方にあるサルエルパンツらしきもの。

「???」

ざーっと見たからであろうか。。見覚えがない。

今度はパンツハンガーに吊り下げられたお洋服だけを

もう一度ざーっと先程よりは少し慎重に見直してみる。

「???」

なぜだろうか。。やはり見当たらない。

今度は企画書を手に持って実物のお洋服についたタグと

まるで宝くじの数字合わせのように

品番を照らし合わせながらじっくりと見直してみる。

3度めの正直。

「あった!」

「???」

品番は符合したものの目の前にあるのはスカートだ。

 

どこから見てもスカートにしか見えない。。。

 

企画書の間違いだろうか?とお洋服に触れてみると

まぁ何てことでしょう。

まるでスカートにしか見えない裾に足を通す穴を開けた

スカートではなく(Not Skirt)実はパンツ(But Pants)だったのです。

 

 

 

evam eva

Not Skirt But Pants

black / ivory

1 size

¥20,000+tax

 

 

展示会で気になるお洋服は必ず試着が必要です。

意外と腰回りやシルエットはスッキリとしていて

足をとじていると台形スカートのような見た目です。

 

足をひらくと少しパンツっぽいでしょうか?

サルエルパンツとスカートの中間くらいの見た目です。

股ぐりの布分量が控えめなので

初めてのサルエルパンツ選びにも良さそうです。

 

 

横から見るとこんな感じです。

 

 

別の着画で見るとこんな感じです。

見る角度や足の動きによってころころと表情を変えるようです。

evam evaデザイナー近藤さんにこのパンツが生まれた

理由を聞いてなるほどと感じました。

「実は私はスカートを履かないんです。

最初はスカートをデザインしていたつもりなんですが

やっぱり履かないなあと思って。。

だからスカートに見えるようなパンツだったら

自分でも履けるんじゃないかと思って。」

 

TOPS:ゴーシュ Khadi Cotton Crew Neck Pullover Blouse

HAT:Sashiki Raffia Blade Hat Canotier

SHOES:DANSKO Professional Patent black

BAG:MUUÑ pain de mie Kago Bag

夏に欠かせないカゴ鞄や麦わら帽子。

どうしても素朴になりがちなアイテムをモノトーンで

エナメルのダンスコでちょっぴりモード感を入れながら。

 

スカートなのかパンツなのか。

あまり深くは考えずにボトムスワードローブを広げましょう。

近藤さんのように普段スカートを履かない方は

いつもよりスカートの気分を味わいながら。

ボトムスがスカート中心の方はスカートではなく

実はパンツということを楽しみながら。

 

強撚糸をツイルに織り上げた生地です。

絶妙なハリ感と柔らかさのバランス。

身体から離れるシルエットは夏も涼しくお洗濯に対する強度もあって

チノクロスパンツくらいの生地厚は一年を通して着用が可能です。

このパンツにとても似合うブラックと

ほのかにグレーがかったアイボリー。

どちらもとてもコーディネートがしていただきやすい色です。

 

OUTER:maison de soil Pintuck Wrap Blouse

INNER:maison de soil Khadi Cotton Gingham Reverse Pintuck Blouse

SHOES:Vialis FOR poefu Pointed Toe Sandal

夏が近づくにつれて色を加えたくなります。

モノトーンのお洋服に一番合わせやすいブルーを効かせて。

 

実は定番的なアイテムがとても少ないevam eva の中で

展示会を重ねるたびに気づくのはシーズンによって

このパンツは素材やディテールを変えながら

必ず展示会の中にスカートのふりをして

パンツハンガーに吊るされていることです。

 

スタイリングを作る時に

思いの外手にとることが多いこのパンツ。

それだけ合わせやすいということなのでしょう。

 

poefuだけでなくオシャレを楽しむ方たちに

それだけ愛されているという証拠なのでしょう。

前回秋冬に続いて生地を変えての2回めの登場なので

タイトルには2とつけてみました。

少しだけ特徴のあるスカートのようで実はパンツ。

 

「Not Skirt But Pants」

いつものように私が勝手につけた名前です。

是非みなさまのワードローブに加えてください。

 

ONLINESHOPでもご紹介をしております。

是非ご利用ください。