2013.03.08|お品物
昨日からずいぶんと春めいてまいりました。
その陽気に訪れて下さるお客様の笑顔に
こちらも自然と笑みがこぼれます。
店内も春一色になってまいりましたので
本日よりお品物のご紹介を再開いたします。
今週より店頭にmina perhonenのお品物が並び始めます。
2013春夏シーズンスタートのご紹介の前に
お問い合わせを頂くことの多い
アルキストット(アーカイブ)の中から
ちょうどこれからの季節に最適な
「metsa」のテキスタイルを使用したスプリングコートのご紹介です。
mina perhonen
「metsa」blue
36size ¥94500
mina perhonenにとって欠かすことのできない
かつては電車のシートなどを織っていた
和歌山の高野口で織られる貴重なベルベットジャガード。
フィンランド語で「森」を表す「metsa」。
数々の森の風景を描き出してきた
mina perhonenの中の象徴的なモチーフ。
朝の森の風景を描き出したこの色は
新しい一日の始まりを前に
澄み切った空気の気配の中
朝の斜陽の光を受けてキラキラと輝きます。
朝霧の景色のようなホワイトのリネンベースの生地には
陰影が美しいアクリル素材minaらしいブルーの木々。
織組織によって生まれる凹凸は唯一無二の
minaならではのテキスタイルとなっています。
ドロップショルダーなのでアームホール直径が大きくとられて
インナーに様々なものを着る事が出来ます。
二色使いの シンプルな柄はボーダーにも
ストーリーを持たせてmetsa(森)の中をとびまわるchoucho、
同系色のテキスタイルミックスも素敵です。
。。。。。。。
来週より2013春夏「特別な日常へ」の
お品物たちをご紹介してまいります。
今春夏もpoefuのセレクトするmina perhonenの世界を
どうぞお楽しみくださいませ。
3月5日に2周年を迎える事が出来ました。
月並みな言葉ではありますが
この2年間poefuを愛し大切に想ってくださっている
皆様には本当に心より感謝申し上げます。
今2周年は特別なお品物や企画展のご用意はしておりません。
昨年末のnewsでお知らせしたように
今年は自らの裡に耳をすませて
poefuを愛して下さる皆様とこれからここで出逢う皆様。
遠くからpoefuをご利用いただいている皆様に
より素敵な私達でいられるように努めていきたいと想います。
それは同時にお伝えをしていました
「微動」と「躍動」の理由をもって
少しずつ動き始めています。
本日より2年前のオープンしたあの日のように
マトリカリアの小さな花が店内に咲き始めました。
名も知らぬこの小さな花に映し出される
この花に誓った初心を忘れないためにも。
追伸
オープンフィールド(無相創・ENSYU)代表
ヨネハラさんに2周年のたくさんのお祝いを頂きました。
アテスウェイのケーキは初めて頂いたのもヨネハラさんからでしたね。
ヨネハラさんがアテスウェイの店内にいることを想うと
失礼ながら、ふっと笑みがこぼれてしまいます。
4つのシャンデリアの結線もありがとうございます。
そして箱庭の可愛いジュエリーケース。
②の数字がとても感慨深い想いです。
内装のお願いをした初めて出逢ったあの日から
今日までの2年をいつも感謝しています。
いつも互いに刺激し合いながら
いつも負けたくないと思いながら
良き友として、仲間としていられることを
本当に幸せに思います。
S様
お祝いにお花をありがとうございます。
初めてpoefuを訪れてくれたのはお散歩中の夏の終わりでしたね。
いつも細やかなお心遣いを頂いて
poefuを気にかけて下さり
差し入れや心のこもったお便りやメール
newsへの想いをくみとっていただいて
いつもいつも本当にありがとうございます。
S様にご愛着頂いているインバーアランはとても幸せ者です。
W様
素敵なお花をありがとうございます。
初めてpoefuを訪れて下さったのは寒い寒い冬の只中でした。
貫入の美しいアンティークのお皿、ジェミーソンズのニットベスト
お洋服だけでなく古いモノや家具
ちょっとしたお店のレイアウト変更の時も
そのひとつひとつの物語に耳を傾けてご購入下さった 事
初めてのminaをpoefuで選んでもらえたこと
とても嬉しく昨日の事のように思い出します。
S様
いつも素敵なお花をありがとうございます。
poefuの夢を話し始めたのはいつが始めだったのでしょう。
夢絵空の私の言葉を親身にいつも聞いて下さり
横浜に始まり二子玉川、三軒茶屋、代々木上原
代々木八幡、学芸大学と
毎週のように物件を共に見に行ったりした日が懐かしく思われます。
その絵空は西荻の空の下でした。
poefuの今があるのは東京の父親のようなあなたのおかげです。
いつも
いつまでもずっと
poefuを見守っていてください。
ここではとてもご紹介出来ない
数えきれないほどの2年分のかけがえのない
ひとつひとつの大切な思い出。
まだ2年という2頁分の小さな物語ですが
そのひとつひとつの幸せの記憶は
私達の心の裡に物語として記録されています。
これからも
一編の詩のように語りかけるものたちと
この場所で
マトリカリアの咲くこの場所で
これからも私たちらしく
poefuらしく詩っていようと想います。
2013.02.11|お品物
次シーズンの展示会を重ねていく頃に
必ずと言っていいほど言葉にならない
感動的なお洋服や鞄、靴などに出逢うことがあります。
それはセレクトショップとしての
運命なのか必然なのか。
それがpoefuに並ぶ姿を想像し
お客様の笑顔を思い浮かべると
バイヤーとしての針が振り切れて
常套句として簡単には言う事が出来ない
「可愛い」、その一番大切な言葉を惜しみなく
何十回と展示会場で口にしてしまいます。
今春よりpoefuに加わる。
私の針が振り切れたひと品です。
TORCH
「BIRCH」
NATURAL/BROWN/BLACK
size 35~39,41(40は展開がありません)
¥24150
TORCH
「OAK」
NATURAL/BROWN/BLAC
size 35~39
¥24150
作家であり自然学者でもある
ヘンリー・デビッド・ソロにインスパイアを受けて製作されるその靴は
彼の生き方のように自然さと素朴さに満ちています。
通常はメンズのワークブーツに用いられる
フランス産の堅牢で視認できるほどの厚みのある
牛ショルダー革はトラ斑をあえて残したまま使用され
革本来の質感と同時に独特な表情を持ち
その強度を持って型崩れがしずらくなります。
その厚みは履きこむ事で少しずつ馴染んでいく
まさに自然の産物と言えるのかもしれません。
BIRCH(バーチ)、OAK(オーク)。
樹木の名前のように
ステッチ、装飾は極力排除されて革の自立性のみで
つり込んで創られていることは
樹々そのものの無垢さに加えて
ヘンリー・デビッド・ソロが暮らした
アメリカのウオールデン湖の自然と森の風景を連想させてくれます。
という美辞麗句な薀蓄は発注した後に知りました。
先に針が振り切れて
あまりにも可愛いかったので
自分の気持ちに正直に発注しました。
私にとって、それはとても稀な事ですが
時々、そんな瞬間も大切な自分自身だと思います。
既にpoefuの常連様の足もとを
笑顔と共に彩り始めています。
半年前にこの靴を発注した時の私のように
店頭で針が振り切れて
「可愛い!」その言葉をたくさんの方から聞ける事。
それがセレクトショップとしての
私たち、poefuの生きがいなのかもしれません。
2013.02.08|お品物
今季のEELのテーマ「MONO‐TONE」。
ピアノの白鍵と黒鍵から連想された
潔き白と黒の世界に着目し
EELの永遠のテーマカラーであるブルーが
そのモノトーンに交じり合うコレクション。
そのテーマを指し示す春のコートのご紹介です。
EEL
MONO‐TONE コート
black/white/blue
¥44100
絶妙な素材選びと製品染による色です。
少し厚手で畝の表情があるリネンカルゼ素材。
リネン特有のトロミのある柔らかな素材は
春風と一体となりながら美しくドレープします。
black
製品染された黒がリネンの質感と相まって
風になびきドレープする様は美しい。
実は黒はpoefuの中で一番取扱いの少ない色です。
珍しくこれは素直に良いなと思います。
納得いく黒だから普段は殆ど合わせない
テーマ通りにあえてモノトーンでコーディネート。
blue
どこかビンテージのワークウエアのような色。
ただやはり上品な佇まいとして見えるのは
スーツ工場で丁寧に仕立てられているから。
キッチリとした雰囲気をラフに着こなす。
春はそんな気分も素敵です。
white
製品染を施していないホワイトは
ボタンホールやバータックの処理に黒い糸を使用しています。
そのコントラストが小気味よく良いアクセントに。
EELさんらしくご自宅でのホームクリーニングが
たやすいコートなので、なかなか手の伸びない
白いアウターにも気軽に挑戦していただけるかと思います。
何にでも合う白だからこそ
インナーにも素敵な色で。
black/white/blue
それぞれが悩ましい程良い色です。
大人の春のモノトーンコーディネートをするか。
響きあう色を組み合わせてモノ同士をトーン(調和)させるか。
春はpoefuの大好きな重ね着の季節です。
2013.02.05|お品物
今春の東京の桜開花予想は3月25日ですが
それに先駆けてpoefu店頭ではサクラが満開となりました。
EEL
サクラコート 藍を込めて(2013)
xs size ¥38640
数年前にリリースされた~藍を込めて~がリプロダクトされました。
コットンのマイクロヘリンボーン生地はデニムのように
深き藍色に染められて
洗う毎にほんの少しずつ表情を変えて
毎年春が来ることを楽しみにさせてくれそうです。
裏地にはメンズのシャツ生地のようなオルタネートストライプ。
表地のヘリンボーンが洗濯を繰り返しストライプを浮き立たせてくる頃
双方のストライプが~藍を込めて~特有の和音を奏でてくれそうです。
さらなる和音としてn100カシミアボーダーストールを重ねてみました。
同系色でまとめることで
柄に柄をかけあわせて素材感をミックスしながらも
お互いが調和し奥行きが感じられます。
ironari by EEL
イロナリサクラコート
blue r(S)size ¥34440
昨秋冬にEELから袂を分かちたレディースオンリーライン、ironari。
メンズを10年続けて見えてきた新しい景色。
お洋服が生活に色(iro)を添えるように
春の桜景色の中にironariのサクラコートが
初めて色を添えてくれます。
生地は通常のサクラコート同様のホースハイドクロスを使用。
半身返しや袖口からのぞくサクラのアイコンである
白の裏地などの仕様はそのままながら
襟元の前下がりは首元を美しく
柔らかな印象の白の貝釦のWフロントは浅めの打ち合わせで
ふたまわりほど長めの着丈をあまり感じず
綺麗なAラインを描いてくれます。
メンズから袂を分かちたブランドらしく
ウェザーフロント仕様により
右前合わせでメンズフロントとして
左前合わせでレディースフロントとしてご使用いただけます。
一見、似たような見た目でもironariらしい
マニッシュな中にも女性らしさを意識した作りになっています。
もちろんサクラコートも揃っております。
EEL
サクラコート
blue/walnut/black
xs/s size ¥34440
ひとあし早くに満開のサクラたちの饗宴。
今春お花見はお好みの素敵なサクラを着て。
たくさんの笑顔とそのコートに包まれて。