2014.12.26|店主のつぶやき
「一編の詩のように語りかけてくるものたちを
私たちの手のひらに乗るくらいに集めて」
「poefu」3年のわずかな軌跡
たくさんの方々に愛されるものたちが生まれ
私たちの手のひらから溢れるくらいになった
「f ūga」まだ1年にも満たない軌跡
言葉を持たないはずのお洋服たちは
自らの足で立ち自らの意志と我を持って
耳を澄ませる方に静かに語りかけてくる
そっと開けた扉には誰もいなかった
思い切って飛び立てば心地よく宙を舞い
飛び続けられるんだ そう過信した
軌跡が奇跡を呼ぶと信じて
振り返る暇さえ失った日々に
大切なあの人からの言葉を思い出す
そんな時にこそ奇跡は起きるものなんだろう
絶望的な片想い
立て続けに奇跡なんて起こるはずもない?
ありあまる情熱
進んだ分だけ戻れる
歩いた分だけの軌跡
想像もし得ない奇跡
全ては未だ知らぬ未来への布石
進んだ分だけ戻れる
軌跡と奇跡と布石
もう一度帰ろうその場所へ
軌跡と奇跡の新たなお洋服を携えて
「一編の詩のように語りかけてくるものたちを
私たちの手のひらに乗るくらいに集めて」
月刊『poefu』12月増刊号。
いよいよ最後の月刊『poefu』のご紹介となります。
12月20日(土)より店頭販売とご予約を開始いたします。
月刊『poefu』12月 増刊 最終号
「春にして君を想い続ける 千代に 八千代に」展
サクラコート、サクラコート藍を込めての販売会に加えて
EEL for poefu サクラコート 千代
ironari by EEL for poefu サクラコート八千代
まるで桜の花びらで染め上げたかのように
poefu らしい柔らかな春色のサクラコート2種の
別注ご予約会となります。
poefu で一番愛され続けてきたサクラコートと
本企画展のためにリモデルした幻のironari サクラコート。
そして「かすかな気配」より「確かな気配」として
poefuに欠かすことの出来なくなったsusuri ドロシーシャツコート。
多数のお問い合わせを頂いておりますドライコーンベージュと
for poefu 真っ白のドロシーシャツコートが並びます。
詳細は着衣画像がご用意出来次第アップいたしますので
楽しみにお待ちいただけると幸いです。
師走何かとお忙しい頃かとは存じますが
皆様にお逢い出来ますことを楽しみにしております。
昨日は東京で例年より早く初雪が降り
今冬は寒さがいっそう厳しくなりそうです。
poefuで一番温かいコートのご紹介です。
EEL オーロラマンコート 3.0
レンガ / ネイビー /グレー
XS / S / M(uni sex)size
¥57,024
オリオンコートと双璧をなすオーロラマンコート。
英国羊毛を使用したしっかりと目の詰まった生地感と
身頃裏地には保温効果の高いボアが一面に張られています。
見た目のメンズライクな雰囲気とモコモコしそうな作りとは裏腹に
スッキリとしたシルエットの着用感が秀逸なコートです。
レンガ
マスタードイエローのような色調は秋冬の景色のように
穏やかな華やかさが目にも楽しく
想像以上に合わせるものとスッと馴染んでくれます。
EEL FOR poefu のオフトンパンツにOFFICINEの編み上げブーツで。
シンプルなコーディネートも マスタードイエローと裏地のベージュ色ボアが
秋冬らしい色味で程よいアクセントカラーになります。
首元のチンガードには生地当たりでチクチクしないように
マイクロスエードの裏地が充てられています。
肩線のダーツが生地の厚みを全く感じさせない
スッキリとした 柔らかな肩曲線を描きます。
シルエットの美しい立体感のあるフードはターンナップヘムで
雪の日などにも安心な構造です。
袖口からの風をシャットアウトするニットリブカフ仕様。
ハンドウオームポケットには手触りの良いマイクロスエードがはられています。
マチのある立体的なベロウズポケットは手袋などを収納できます。
ネイビー
黒に近い深みのあるネイビー色です。
ボタンをとめるレザーは黒になります。
N3Bジャケットのミリタリーをベースにしたオーロラマンコートですが
スッキリとした見た目がスカートにも好相性です。
OPERAスカートグレージュにDANSKO。
poefu定番ボトムスでのコーディネートにも。
grey
一見するとプレーンなミディアムグレーですが
英国羊毛を使用している生地らしく
グレーの濃淡色に交じり合うベージュやブラウン色の
味わいのあるメランジグレーとなっています。
オフトンパンツチェック(完売しております)とDANSKOで。
ベーシックなアウターは色や柄合わせのコーディネートが
秋冬らしい楽しみのひとつになります。
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オーロラマンコート3.0 。
オリオンコートとともにEELの冬を代表するコート。
冬になりこのコートを見るころ
いつも映画「STAND BY ME」の曲のフレーズが頭の中でリフレインします。
EEL デザイナーの高橋氏は新潟県長岡市の出身。
「長岡で一番高い山の頂上からオーロラが見えるらしい」
仲間内の少年たちの間でささやかれた秘密。
厳寒の夜 高橋少年たちは家を抜け出し
オーロラが見えるという山の頂上を目指します。
もちろんオーロラが見えなかったことは言うまでもありません。
少年たちの一夜の冒険物語の続き。
それこそがオーロラマンコートの誕生秘話です。
「オーロラを見に行けるぐらい温かな上着を
ダウンではないモノでEELらしく作ってみたい。」
もちろんこのコートでオーロラを見る事は出来ない事は言うまでもありませんが。
大人(マン)になった高橋少年の物語の続き。
EELのお洋服には素敵な物語があります。
展示会で見ているだけでは分からないお洋服の秘密の物語。
先日ご紹介いたしました「星の名のコート」オリオンコート
EELの秋冬コートの素敵なふたつの物語とともに
冬を少しでも楽しく過ごせますように。
着る人とお洋服が更なる素敵な物語の続きを描きように。