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NEWS

FIR MUM 2023 SS Collection Launched

2023.02.09|Blog

FIR MUM

2023 SS Collection Launched

 

 

FIR MUM

Cotton Light Moleskin

Waist Gather Wide Pants

off white

XS size

¥27,500(tax in)

 

 

個人発注していたおすすめの1本。

GIZAコットンを超高密度に打ち込んだ

起毛感のない通年仕様モールスキン生地。

GIZAコットンらしい上品なツヤ感に

高密度のハリ感でワイドシルエットが

キッチリと出てくれるのがとても良い。

前後に付属するサイドポケットは

個性あふれる抜群の機能デザインです。

透け感なく適度な厚みで履きやすく

製品でのタンブラー乾燥済みなので

ガシガシ履いてどんどん洗えるという

春夏に向けて頼もしい存在です。

 

 

 

 

 

モデル身長154cm

 

 

 

製品に関してのお問い合わせ

通信販売をご希望のお客様は

TEL:03-6913-8019(poefu)

03-6913-9212(fuga)

メール:onlineshop@poefu.com

までよろしくお願いいたします。

 

 

 

LENSE Launched『 FaKe to fAkE 』Extra Track – OMOIDE IN MY HEAD –

2023.02.07|Blog

LENSE

Wool Linen Tuck Skirt No.3

Launched

 

 

LENSE

Wool Linen Tuck Skirt No.3

black

1 size

¥69,300(tax in)

 

 

展示会での初見時も。

そして改めての納品時に。

こうしてハンガリング撮影時にも

オーダーしておいて元も子もない話

果たしてこれは一体何なのだろうかと。

なぜ?の嵐が吹き荒れた後の静けさで

もはやオブジェにさえ見えてくる。

 

それでいてスカートと疑わず見ているのは

LENSE

Wool Linen Tuck Skirt

この文字記号に頭が支配されているからだろう。

 

「お前が前と思った場所が前だ」

LENSEデザイナー田村匠氏が

前職でまだパタンナーを務めていた頃

世界的デザイナーから言われたその言葉。

何となく左前にボタンが来るようで

どこが前であっても良いと彼は言う。

人が着てこそ完成するのが洋服だとすれば

間違いなくこれは洋服の完成形だろう。

 

言葉では説明がつかない洋服。

何を言っているか分からなくても良い。

でもそれではイケナイとお互いに分かってもいる。

書けば書くほどLENSEが面白い。

話せば話すほど田村匠は面白い。

つまり着れば着るほどLENSEは面白い。

 

 

 

 

 

 

製品に関してのお問い合わせ

通信販売をご希望のお客様は

TEL:03-6913-8019(poefu)

03-6913-9212(fuga)

メール:onlineshop@poefu.com

までよろしくお願いいたします。

 

 

 

『第三の男』再演

2023.02.05|Blog

ありがたい事に展示会シーズンになると

メーカーやブランドからいただく

沢山の新規取引のオファーや案内。

とは言え既存のお取引先と

展示会時期が重なる事もあり

何らかの大きな理由が無い限り

なかなか展示会に赴くことはありません。

 

 

いつものようにある日突然届いた

新規取引オファー1通のメール。

「LENSE」

聞いたこともないブランド名。

念のためにネット検索してみても

ブランドサイトはおろか

どんなお洋服なのかさえ分からず

何の手がかりも全く得られません。

普段は殆どする事無いネット検索理由は

文末に書いてあった一文。

「24時間アポイントOKです」

それが全ての始まりでした。

 

24時間アポイントOK……..

?笑?笑?笑の思考ループを繰り返すうちに

「さては自宅兼アトリエ兼ショールームだな」

すぐさまそう気付きましたが

敢えてこれを書いてきた謎の相手見たさと

何かしらの面白い良い方の予感を感じて

展示会に伺うことに決めました。

 

 

学芸大学に迎えに来てくれたのは

LENSEデザイナー田村匠さん。

古着のコックジャケットに

コンバースオールスターを履いた

華奢で眼光鋭い金髪の30歳前後の若者

デザイナーと言うよりはミュージシャン。

見た目で判断してはいけないと思いながら

正直なことろ第一印象は

あまり良くありませんでした笑

 

学芸大学駅から徒歩15分住宅街の一軒家

コンクリ打ちっぱなしのお洒落な外観。

やはり想像通り1階はショールーム

2階は制作場所で3階を住居にしています。

「24時間アポイントOK」の謎解きはOK

さて….肝心要は洋服も面白いかどうかです。

 

 

LENSE FOR poefu

Wool Linen Flare Coat

black / grey

0 / 1 / 2 size

¥59,400(tax in)

 

 

極限まで削ぎ落とされたデザイン

「〜コートという名称や定番定義に

とらわれないアウターを作りたかった」。

ただあくまでも「シンプル」その言葉は

当てはまらないと続けるデザイナー。

 

 

ラウンドネックのはずなのに

不思議と甘さを感じることが無い。

削ぎ落としていく過程の中に

その秘密があるのだろうか。

絶妙に計算しつくされたように見える

天幅や前下がりのネックライン。

 

 

意味深な高さに位置する

取り外し可能なウエストベルト。

エステル系素材のバックルは

ベークライトのような質感で

どこかノスタルジックな雰囲気です。

 

 

まるで意思を与えられたかのような

美しいAラインシルエット。

高いウエストベルトはこの美しい

フレアシルエットを強調するためです。

 

 

ウエストベルト絞り無しの状態着衣では

流麗な美しいAラインフレアシルエットに。

静かに流れる水のようなドレープは

どうやら生地↔デザイン↔パターン

衣服を構成する3者が無言で言葉を交わし

美しさを奏でているように見えます。

 

 

敢えて長めにした袖丈は

お好みに合わせて内側に折り返しても

デザイナー自らが手間をかけ縫製する

パイピングや手まつりの袖口を

ラフなロールアップで見せてもの仕様。

 

 

大きく切り込む印象的な背面スリット。

長尺ですが足捌き良くインナーの気配で

アウターである自身の存在を知らせます。

 

 

春からはVネックにアレンジしたり

フロントの開け具合で様々な着こなしで。

羽織としての着衣は自由な動きを伴って

美しいシルエットが一段と際立つはずです。

 

 

モデル身長154cm  size 1着用

INNER:NO CONTROL AIR

Polyester Typewriter

No Collar Shirt

SKIRT:Pois E

「OPERA」Skirt Cotton white

INNER PANTS:humoresque

Silk Shirring Pants

SHOES:R.U.

「Jo」

Ribbon Lace Long Vamp Shoes

 

 

 

 

ウール52% リネン48%のウェザークロス。

春夏秋冬のシーズンを問わず

LENSEアウターに欠かせない生地は

尾州産の糸を遠州地方で仕立てたもの。

ウールと言ってもスーツなどに使用される

梳毛で真夏以外の季節に着れる生地感。

経糸の梳毛ウールは双糸使いで

自然な光沢と美しい縦方向のドレープを

緯糸は単糸リネンで横方向にハリを与え

シルエットをしっかりと見せてくれる。

製品洗い済みでご自宅で洗濯可能です。

 

 

LENSEコレクションそのものに

そして春夏・秋冬の両シーズン

このシリーズに欠かせないblack。

ややカーキみを帯びた印象的な

シャンブレー調のgrey。

 

 

 

モデル身長154cm size 1 着用

INNER:LENSE

Slit Onepiece Fake α

(ご予約品4月上〜5月下旬入荷予定)

SKIRT:Pois E

「OPERA」Skirt Cotton white

SHOES:Vialis

Hand Woven Leather Pointed Toe Mule

 

 

 

24時間アポイント?笑のオファーから

あまり良くなかった出会いの第一印象。

ただやはり間違っていなかった予感。

 

デザイナーらしく饒舌ではない事に加え

黒一色しか無いコレクション同様に

静けさに満ちたその1着の中に

不思議と腑に落ちる目の前にある美しさ。

 

LENSEデザイナー田村匠さんは誰もが知る

世界的デザイナーズブランドでの

パタンナーを8年務めたキャリア後に

自らのブランドをスタートさせたデザイナー。

 

poefuでは「ゴーシュ」「TOKIHO」に次ぐ

パタンナー出身のデザイナー

つまり「第三の男」。

 

 

程なくしてLENSEを象徴するようになる

この美しきフレアコートは

生地在りきでデザインされたもの。

縦方向の落ち感とドレープを生む経糸ウール

横方向に張りシルエットを作る緯糸のリネン。

2m以上に及ぶ贅沢な要尺使いの裾周り

とりわけ緯糸リネンのハリ感によって

大掛かりな自身の手まつりがしやすいから。

その興味深い理由がデザインの原点です。

 

実はLENSEデザイナー田村匠さんは

パターンはもちろんデザインに加え

自身で縫製を手掛けるマルチプレイヤー。

素材を見て完成の味を想像しレシピを考え

自身で作るまるで料理人のような存在です。

 

もちろん料理人ではなく大学では建築を専攻

アパレルはほぼ独学でパタンナーを始め

縫製までをこなす天才肌。

それは簡単な努力だけでは叶わないはず。

 

まずはそんな「第三の男」との出逢いから。

きっとこれから長く続くであろう

新たな物語の始まりに。

 

 

ONLINESHOPでもご紹介中です。

ぜひご利用ください。

 

 

NON TiE UP

2023.02.02|Blog

LENSE

2023 SS Collectionのテーマに即し

アーカイブ逆再生の試みとして

完売しておりましたアウターが

FOR poefuとして再入荷予定です。

(2月下旬〜3月中旬入荷予定)

 

 

抽象や思考が可視化するような

興味深いデザインや

ディテールへのアプローチ。

そして何より元パタンナーらしい

美しいシルエットに魅了され

シーズンを追う毎に着実に

ファンを増やし続けるブランド

「LENSE」(レンズ)。

 

「極力パターンを引きたくなかった」

 

誰もが知るデザイナーズブランドで

パリコレクションまで帯同していた

華々しい経歴を持つ元パタンナーから

放たれたその意外すぎるひと言。

 

 

LENSE FOR poefu

Wool Linen Code Coat

beige / black

size 1

¥62,700(tax in)

 

 

 

トレンチコートの原型と云われる

「タイロッケン」を想わせるコート。

 

 

ビンテージウエアに造詣が深い

デザイナー田村匠氏らしい

ルーツデザインのインスパイアから伸びた

不思議な1本のベルトの存在は

「極力パターンを引きたくない」

その意味深な言葉の解釈に

通ずるヒントのようにも見えます。

 

 

「タイロッケン」の痕跡は

あくまでも1つのヒントでしかない。

そう言わんばかりに

タイロッケンコートの象徴である

大きな襟を排した無言の胸元。

 

 

前身頃の合わせだけでなく

ヘムラインにかけてのシルエットが

左右アシンメトリーに見えます。

 

 

右側面は美しいフレアAライン。

 

 

左側面から見るコクーンシルエット。

どうやらヘムライン付近に

何かしら仕掛けがあるようです。

 

 

何とヘムライン(左側面のみ)に

ベルトとループが付属しています。

この5つのベルトループの通し方や

絞り加減で無限に表情が変化します。

 

 

「極力パターンを引きたくない」

その意外な言葉の解釈に通じる

1本のベルトを背面に辿っていきます。

 

 

曲がりくねった道の先

 

 

左右のループを行ったり来たりしながら

そのヒントの終着点は中心部の

1箇所に留められ始まっています。

 

 

中心部のスタート地点については

誰もが同じそんな意味合いなのか。

果たして実は始まりではなく

もしかすると終着点を示しているのか。

右の道(ループ)を選んで

左の道(ループ)に戻って

 

 

右の道(ループ)だけを選び前に進み続けても。

悩みながら途中ポケットで休んでも。

何が正解というわけではなく

全てが正解という無数の着こなしと

着る人に委ねられた自由度を感じます。

 

 

スッキリした肩線に似つかわしい

敢えて長めに設定された袖丈。

 

 

パターンはもちろんデザインに加え

デザイナー自らが手掛ける丁寧な縫製。

パイピングや手まつり仕上げの袖口を

ロールアップで見せながら着ても良し

中に折り込んで着るも良しと

こちらも着る人に委ねられています。

 

 

360度どこから見ても

見飽きない楽しいコートです。

 

 

ベルトを外しオープンフロントで。

 

 

不思議な曲線を描きながら分離する

そんなアシンメトリーで個性的な

ネックラインが現れるオープンフロント。

象徴的な襟をなぜ排したのか。

実はこのコートは襟周りと胸部に

パターンメイクの力点があります。

 

 

平置きで撮影した際の立体感は

まるで話しかけられているようです。

パタンナーという裏方出身の

拘りある無言の襟周りという訳です。

 

 

打ち掛け用に隠れていた

右前身頃のバックルも

オープンフロント時に現れます。

 

 

何よりもオープンフロント時の

この開き具合と見え方が面白くカッコいい。

 

 

ヘムラインのベルトを絞らず着れば

左右対称の綺麗なAラインシルエットに。

LENSEの原点的アーカイブの名作

「フレアコート」の痕跡を描いています。

 

 

ベルトは背面でこのような状態。

 

 

再びベルトを前に回し

途中ひねりを加えてみます。

 

 

右前身頃は打ち掛けを留め

左前身はウエストボタンだけを留めて。

 

 

ヘムベルトは全ループを通しながら

行って帰っての状態で絞り切ります。

 

 

着衣はこんな感じです。

 

 

更にアレンジを加えてみます。

打ち掛けもウエストボタンも外し

左前身頃を見返して

2つのバックルに通してみたり。

 

 

左右フロントを入れ替え

上下のベルトを強く絞り

アシンメトリー感を強調…など…

 

1つのヒントを手がかりに

自分なりの正解を導き出す度

見せてくれる表情変化に心躍ります。

 

 

モデル身長154cm

INNER:humoresque

Silk Highneck Rough Blouse(sold)

PANTS:FIR MUM

Stretch Polyester Tapered Pants(sold)

SHOES:Vialis FOR poefu

Pointed Toe T-strap Shoes

 

 

 

ウール52%リネン48%ウエザークロスは

尾州産の糸を遠州地方で仕立てたもの。

ウールと言ってもサマースーツなどに

使用される梳毛ウールなので

真夏以外の季節に着用可能な生地感。

経糸(たていと)はウールの双糸使い

緯糸(よこいと)は単糸のリネンです。

それぞれの素材が持つ特性を

デザインやパターンメイクに活かし

落ち感ある経糸ウールが作る

美しいカーテンのようなドレープ。

ハリ感のある緯糸リネンが

シルエットのメリハリを際立たせます。

 

 

 

こちらはトップボタンだけを留めて

左前を引っ張り身頃を返しています。

 

 

モデル身長154cm

INNER:kaval

Sand Washed Silk Plain

Sarrouel Blouse(sold)

SKIRT:Pois E FOR poefu

「OPERA」Skirt Cotton greige

(this color sold)

INNER PANTS:humoresque

Silk Shirring Pants

SHOES:Vialis

Hand Woven Leather Pointed Toe Mule

 

 

 

 

ロジカルに美しいパターンメイクで

着実にファンを増やしてきたLENSE。

 

「極力パターンを引きたくなかった」

その意外すぎる言葉と共に

シーズンコレクション全てに付属した

ベルトを見ながら気づいた大きな矛盾。

 

TiE UP=本来 縛り付けるはずのベルト。

ただこのコートにおいては

上下のベルトが無限の着方を提示し

むしろ着る人を縛り付けるどころか

自由にしてくれているという矛盾に。

 

右に進んでも 左に進んでも

前に進まず 戻っても

ひと休みしていても

どれを選んでも正解と言わんばかりに

それぞれの自由な着こなしが

この1着の中で楽しそうな風景のように

未知未来の世界として広がっている。

 

 

ONLINESHOPでご予約受け付け中です。

ぜひご利用ください。

 

 

急場革命 〜人は裏ばかり見てる〜

2023.02.01|Blog

*NHKの名ドキュメンタリー番組

「プロジェクトX」のテーマソング

中島みゆきさんの「地上の星」を

聴きながら読んでもらえると幸いです。

 

 

「キュプラが無い!?」

アウターに欠かせないキュプラ裏地が

事情により突然この世から消えた。

展示会を訪れる度それに頭を抱える

メーカーやデザイナーの作り手達。

その急場に独り果敢に立ち向かう男。

 

LENSEデザイナーこと田村匠だった。

 

 

 

LENSE

Wool Linen 44 Tuck Coat

grey / black

size 1

¥71,500(tax in)

 

 

 

モデル身長154cm

INNER:eleven 2nd

Extra Fine Cashmere Crew Neck Knit

PANTS:ゴーシュ

Hemp Twill Wide Pants

SHOES:R.U.

「Jo」

Ribbon Lace Long Vamp Shoes

 

 

 

ウール52% リネン48%のウェザークロス。

春夏秋冬のシーズンを問わず

LENSEアウターに欠かせない生地は

尾州産の糸を遠州地方で仕立てたもの。

ウールと言ってもスーツなどに使用される

梳毛で真夏以外の季節に着れる生地感。

経糸の梳毛ウールは双糸使いで

自然な光沢と美しい縦方向のドレープを

緯糸は単糸リネンで横方向にハリを与え

シルエットをしっかりと見せてくれる。

製品洗い済みでご自宅で洗濯可能です。

 

 

LENSEコレクションそのものに

そして春夏・秋冬の両シーズン

このシリーズに欠かせないblack。

ややカーキみを帯びた印象的な

シャンブレー調のgrey。

 

 

スッキリとしたセットインの肩線

脇下からAラインに広がると思いきや

裾に向けて印象的なコクーンシルエット。

 

 

深く打ち合うフロントは

ダブルではなくシングルのボタン仕様

斜め方向に並ぶ印象的な3つボタン。

 

 

側面から背面の裾にずらり並ぶ

夥しい圧巻のピンタック44本の群像。

側面と背面身頃ダーツ延長に繋がる

その44本ピンタックが描き出した

唯一無二の特異なコクーンシルエット。

 

緯糸に使われたリネンのハリ感

経糸の梳毛ウールの柔らかさが

身頃のダーツ線と相まみえながら

ストライプ状の陰影湾曲を描きます。

 

 

誰もが知る世界的デザイナーブランドで

パタンナーを務めていたデザイナー。

パターンはもちろんデザイン

そして縫製までを自ら手掛ける

マルチな才能を持つデザイナー田村匠氏。

ごまかしが効かない裏地無しのアウター

パイピングやそれを本体に留める箇所

裾や袖口は表側から縫製糸が見えない

手まつりで仕上げる手間をかけた拘り。

 

 

キュプラが手に入らない状況下で

ポリエステルやコットンの裏地を

急場しのぎで使うメーカーやデザイナー。

時同じくして裏ばかり見ていた田村

「そうか!裏側をデザインすれば

裏地をつける必要が無いんだ!!」

その閃きと同時に動き出したミシン。

敢えて裏側からピンタックを入れ

タックヒダを裏側に施したのだった。

急場しのぎが革命に変わった瞬間

裏ばかり見ていた男の急場革命。

その革命家の思考は44本ものタックを

自ら縫う熱量で可視化されていった。

 

 

モデル身長154cm

INNER1:TOKIHO

「ANNA-Ⅵ」

Cotton Silk Moleskin Onpiece

INNER2:kaval

Soft Wool Cashmere

Stole Shirt(sold)

SHOES:Vialis FOR poefu

Pointed Toe T-strap Shoes

 

 

 

コクーンシルエットを強調する

脇下の絞りは左右非対称のデザイン。

 

 

左側面はボタン仕様の持ち出し。

 

 

右側面はバックルベルト仕様。

 

 

田村匠がデザインする衣服に

多く見られるアシンメトリーデザイン。

人間は左右対称に見えていても

実はそうでは無いとでも言いたげに。

言葉を持たない衣服と着る人の間に

自身を映し出すLENSEという

1枚のフィルターであるレンズ

独りの田村匠という人間が

存在しているとでも言いたげに。

 

 

ONLINESHOPでもご紹介中です。

ぜひご利用ください。